有権者の距離を感じる演説
北朝鮮核開発は断じて認めず 安倍首相、就任後初の施政方針演説 - 東京
【東京 26日 AFP】安倍晋三首相は、26日に開会した第166通常国会で、就任後初の施政方針演説を行った。この中で日本は核武装した北朝鮮を決して容認できないと述べた。
「北朝鮮の核開発は、我が国として断じて認めることはできない。6か国協議において解決を図るべく、対話と圧力という一貫した考え方の下、関係各国と連携を強化し、北朝鮮の具体的な対応を求める」(安倍首相)
安倍首相は、北朝鮮に対する強硬姿勢で知られる。北朝鮮に核開発放棄を求める6か国協議は、近く再開される予定。
写真は26日、施政方針演説を行う安倍首相。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI
首相の施政方針演説が出たが、今、国民がもっとも政治に求めている「政治の透明性」については、何故か各党での議論を期待すると他人事に聞こえてしまう。また年金への不安や雇用・賃金格差への不満についても、答えているとは言い難い。憲法改正などの美しい国も結構だが・・・
くすぶり出したポスト安倍
まずは国民が求める課題に手を付けてからでないと、肝心の持論を進める土台が崩れてしまいかねない。「選挙に強い」ということが党内における求心力であるとすれば、宮崎県知事選での敗北の後、党内にもポスト安倍の声があがり始めている。
小さくない柳沢発言の影響
それに追い打ちを掛けたのが、女性は子供を産む機械という柳沢発言である。テープを聞くと、何度か機械や装置と発言しており、偶然、口を滑らしたという言い訳は通じにくい。そうなると、公明党支持者とて、力の入れようが違っては来ないか。特に、公明党の女性支持者が信頼する浜四津代表代行の意向も無視できない。
厳しい選択
さりとて本間政府税調会長、佐田行革担当大臣に続いて三人目の辞任となれば、さすがに任命責任論に拍車が掛かることになる。かといって柳沢厚労相が辞任しなければ、本当に統一地方選や参院選は大丈夫なのかと不安になる。辞めさせても慰留しても、首相にとっては厳しい選択が待っている。
注目される民主党の都知事候補
しかし、こうした与党の苦境を自党の好機に活かせていないのが民主党。事務所経費問題では、有権者から五十歩百歩と見られており、宮崎県知事選や現職が負けた山梨県知事選でも独自候補を立てることすらできずに、不戦敗となった。この上、東京都知事選で知名度の高い党外の人を連れてきて来るようでは、党内の候補が逃げたと思われても仕方ない。TVで「勝っても負けても菅直人」と発言した人がいたが、まさにその覚悟なくしては統一地方選でも参院選でも、有権者は付いていかない。ここで逃げれば有権者の信頼をなくして解党的危機となる認識がないことに、民主党も有権者の距離があることを感じざるをえない。
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登録日:2007年 02月 01日 13:55:20
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- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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