六か国協議の合意成立
米政府、6か国協議の合意受け「核放棄へ向けた第1歩」と歓迎 - 米国
【ワシントンD.C./米国 14日 AFP】ホワイトハウス(White House)は13日、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で同国が複数の主要な核関連施設の閉鎖で合意したことについて、「朝鮮半島の非核化へ向けた重要な第1歩」として歓迎する意向を表明した。
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(c)AFP/Frederic J
北京で開かれていた六か国協議の合意が成立した。今回は議長国としての中国のメンツと支持率低下の回復を狙う米大統領と北の思惑が、様々な駆け引きの末に合意をもたらしたと言えよう。しかし、その中身を詳細に検証してみると・・・
合意における評価できる点と問題点
評価できる点は、①寧辺の核施設の「凍結」から一歩、踏み込んで「稼働停止・封印」を約束させてこと、②2ケ月という期限を設定していること、③13年前の合意とは異なり、早期に軽水炉を渡す約束をしていないことである。
その一方で六か国協議の合意で残った問題点は、①寧辺以外の核施設について触れていないこと、②現在、北が保有する核兵器にふれていないこと、③今後の核実験についてふれていなこと、である。
今後も続く核への脅威?
今回の合意が実行され、重油支援と引き替えに寧辺の核施設を稼働停止・封印したとしても、すでに持っている核兵器はそのまま残るし、さらに巷間伝えられるように、ウラン型核開発を北が別の場所で行っているとしたら、今後も核兵器を増やすことは可能である。
そうなると、米朝双方が自国の外交的勝利を国内的に宣伝することはできたとしても、やはり朝鮮半島における核の脅威は残ることになる。
したがって、今回の合意が今後も継続して続けられる交渉の第一歩とするならば一定の評価をすることができるが、これで全てが解決したわけではない。
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登録日:2007年 02月 14日 06:58:49
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- 井上玲子
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- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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