好機を逃すな日本野球改革、時代に逆行する「逆」ウェーバー制
<07MLB オープン戦>カブス フォックスの3ランなどで6点を奪いブルワーズを降す - 米国
【アリゾナ/米国 11日 AFP】07MLB・オープン戦、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)vsミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)。6回裏、代打で登場したカブスのジェイク・フォックス(Jake Fox)は、オープン戦第2号となるスリーランホームランを放つなど1打数1安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献。試合はカブスが6-3でブルワーズを降した。(c)AFP/Getty Images Nick Doan
西武の裏金問題に端を発した日本野球ドラフト制度の見直しに対し、先日、ある球団からとんでも提案が出された。それは・・・
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球団の勢力均衡に逆行する「高校生は成績の上位球団から指名し、大学生・社会人は下記球団から指名する」というものである。理由は、一括して成績の下位球団から指名すると大リーグに流出する選手の動きを止められなくなるというものだ。
理屈に合わない「逆」ウェーバー制導入
しかし、その理屈は現実に即して理解不能なものである。例えば、数年来、大リーグ移籍を希望している上原投手は日本で希望球団に入ったのではないか。また大リーグも念頭に入れているという和田投手も希望する球団を自ら選んで入団した。しかしながら、共に大リーグ移籍を考えているとしたら、先の「成績の上位球団から高校生をドラフト指名する」逆ウェーバー制を導入する理由はなくなることになる。
自分の都合だけによる改革論議
要するに、球界の勢力均衡よりも自分の球団に都合の良い方向に制度変更したいだけと
みられても仕方ない。しかし、以前なら、主張が認められないなら、日本球界を離脱して社会人チームと新しい球界を作るというプレッシャーが説得力を持っていたが、今はどうだろうか。すでに多くの社会人チームがなくなり、残ったチームもプロ野球に転換する資金的余裕はない。
フェアーな制度によるフェアーなゲームを期待したい
プロ野球はあくまでもスポーツであり、それを観て楽しむためには、フェアーなルールで行われているゲームであることが前提である。特定の球団が資金力で選手を集めて強いチームを作りることは大リーグでも見られるが、だからこそ、ドラフトでは勢力均衡をはかるために「下位球団から指名する」ウェーバー制が導入されている(他にもサラリーキャップ制度などがある)。
球界全体のためになる改革を
今回の問題で、一球団の反映ための改革に流されるのか、それとも球界全体の反映のための改革を実現するのかを長年のプロ野球ファンは注目している。それにしても裏金を渡した方も問題があるが、もらった方は被害者なのだろうか? どうも、そこのところが釈然としないのは私だけだろうか。
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登録日:2007年 03月 14日 10:55:45
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- 井上玲子
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- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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