支持率回復なるか?
【東京 26日 AFP】毎日新聞が行った最新の世論調査(対象1073人)で、安倍内閣の支持率35%という結果が出た。
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(c)AFP/KAZUHIRO NOGI
下げ止まると思われていた安倍内閣支持率が、30%台半ばにまで下がった。もはや自民党支持率と公明党支持率を足したよりも低い数字である。小泉首相が与党支持率を上回る高い支持率を保つことで、党内の抵抗勢力を抑えて懸案の郵政民営化を行ったが、安倍内閣は果たして・・・
全員野球よりエースの試合を
元々、「選挙に強い顔」として総裁に選出された安倍氏だが、肝心の国民からの支持を減らすこと党内の動きが活発化している。それでは何故、ここまで支持率が下がったのか? 原因は政権発足時の「全員野球」にある。つまり、昨秋の総裁選時の安倍支持グループを中心に組閣が行われたため、良く言えば仲良し集団、悪く言えば緊張感がない内閣になった。このため問題発言をしても、社会常識からかけ離れた事務所費について明快な説明がなくても、誰も責任を取ることなく安穏としている。たとえパフォーマンスであっても、安倍首相が問題のある閣僚を一喝することが必要であった。内閣は野球とは異なり、首相がエースとして踏ん張り、それに閣僚が付いて行くのでなければ、試合は成り立たない。
不安な日米関係
さらに国際関係でもっとも重要な日米関係についても、不安を隠せない。まず米国批判をした久間氏の気持ちはわかるとしても、閣僚である間にそれを公然と発言することは如何なものか。また、それを安倍首相が咎めないことに米国は不快感を隠せない。そもそも「戦後レジームの決算」とは、第二次世界大戦後に米国からやってきたGHQの行いを見直すことであり、米国にとって決して愉快なことではない。また米国政府に対する在米中国人や在米韓国人の働きかけも侮るべきではなく、慎重な言動が必要である。
注目される参院後
それでも、政権を維持できるのは、小沢民主党に元気がないためである。統一地方選も与野党対決にはほど遠く、盛り上がりに欠けたまま終わりを迎えようとしている。問題は、その後の参院選であり、自民が大幅に議席を減らすようであれば、「本当に次の衆院選は戦えるのか?」との不安が党をよぎることになる。そうなると、「ポスト安倍」の動きが加速するのだが。危険水域は内閣支持率30%であり、参院選後に30%を下回っていれば、何が起きても不思議ではない。
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登録日:2007年 03月 27日 08:41:34
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- 井上玲子
- (女)
- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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