頑強なサルコジ政権誕生
【6月11日 AFP】大統領選挙から約1か月が経過したフランスで10日、国民議会(下院)選挙の第1回投票が実施され、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領率いる右派、国民運動連合(Union pour un Mouvement Populaire、UMP)が圧勝した。80以上の政党から7639人が立候補し、577議席を争った。(c)AFP
フランス下院の選挙制度は、2回投票制で第1回投票で過半数の得票率および有権者数の1/4以上の投票を得ない限り、上位の候補者による第2回投票が1週間後に行われる仕組みである。
こうおした絶対多数制であるのにも関わらず、サルコジ側の候補者が圧勝したのは、フランス有権者が「他人の痛みは自分の痛み」というリベラルよりも「他人の痛みは他人の痛みであり、自分の痛みではない」というコンサーヴァティヴを選択したことになる。
さらにフランスの上院選挙の選挙権は一般市民にはなく、下院議員と地方議員にのみ与えられており、今回の下院での圧勝を受けて次回上院選挙でも議席を増やす可能性がある。
すると、大統領、上下両院をサルコジ氏が制することになり、強力なサルコジ政権が誕生することになる。権力の抑制と均衡を目指して作られた選挙制度であったが、結果的には強力なリーダーシップを一人の人間に与えたことになる。それが吉と出るか凶と出るかは彼の任期終了時まで待つ他ないであろう。
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登録日:2007年 06月 12日 18:48:16
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