朝青龍問題でモンゴルでデモ発生
モンゴルの日本大使館前で、朝青龍が「軟禁されている」や「人権が無視されている」という主張によるデモが行われ、事態は相撲界に留まらず日本とモンゴルの関係にまで影響しかねない状況になっている。これに対して・・・
対応遅い協会側
相撲協会の対応はあまりに遅すぎる。まずは親方任せにしたが、親方が夏休みを取るのを静観するばかり。協会としては「悪いのは自分達ではない」という意識が強いためか、みずからきちんとした対応を積極的にとる姿勢がない。
将来の方向性を迫られる協会
モンゴル側と協会側のコミュニケーションギャップは大きい。モンゴル側としては、「何故、子供達とサッカーをしたらいけないのか?」「何故、横綱が軟禁されるのか?」「何故、偉大なモンゴル人がいじめられるのか?」という認識がある。これに対して、協会として初期段階でモンゴルに出向いて、「サッカーをしたことがいけないのではなく、怪我を理由に本来すべき仕事をしなかったことがいけない」ことを記者会見すべきではなかったのか。協会としては、自分達が悪くもないのにそこまでする義務はないのかもしれないが、現在の角界上位の多くはモンゴルが供給源になっていることを考えれば、それ位のことはすべきではなかったのか。朝青龍問題に限って言えば「時が自然に解決する」かもしれないが、モンゴルの人々に残る日本に対する違和感は残ることになる。
今後、日本相撲協会が外国人力士の受け入れに消極的になり、日本人主導の角界に戻すのか、それとも外国人を受け入れる路線を続けるのかの選択を迫られることになる。「正しければ説明する必要はない」との理窟は、もはや通じる時代ではないと思うのだが。
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登録日:2007年 08月 17日 11:44:12
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- 井上玲子
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- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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