韓国大統領選挙野党候補者選出される

韓国大統領選挙、最大野党候補に前ソウル市長

【8月20日 AFP】韓国大統領選挙に向けて19日に投票が実施された最大野党ハンナラ党(Grand National PartyGNP)の予備選挙で、李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)前ソウル市長(65)が公認候補に選出された。
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(c)AFP

AFPBB News


前ソウル市長の李明博氏が野党ハンナラ党の候補者に選出された。事前の世論調査では対立候補の朴氏に10%前後の差を付けていただけに、李氏49・56%・朴氏48・06%という僅差の勝利を意外に思う人がいるかも知れないが・・・

世論調査と予備選
その原因は予備選が、代議員(20%)+党員(30%)+国民参加選挙人団18万5080人の直接投票(30%)+一般世論調査(20%)を合計するという方式で行われることにある。このため、無党派層に強い李氏が世論調査よりは少なめに、党員の支持が強い朴氏が世論調査よりも多目の票数が出たことになる。言い換えると、李氏にとっては12月の本選よりも党内予備選のハードルが高く、朴氏にとっては本選のハードルが高いわけであった。

与党に勝つ候補者を優先したハンナラ党
しかし、それにも関わらず、僅差になったとはいえ、最終的に李氏が勝てた理由は、金大中政権、盧武鉉政権と二期10年にわたり、野党の悲哀を味わい続けたハンナラ党としては、本選で与党候補者に勝てる候補者として李氏を選択したことになる。

日本生まれの李氏
すでに知られていることだが、李明博氏は戦前に大阪で生まれて、4歳の時に韓国に戻り、定時制商業高校から高麗大学へ進んだ後、現代建設社長→同会長→国会議員→ソウル市長という経歴で、経済安定を望む有権者の支持を得ている。

与野党共に、党内がまとまるかどうか
さて李氏に対する与党は、新党が結成したばかりで、親盧グループと反盧グループ、さらに反盧グループの中も一つではないだけに、もし一体となって戦うことができなければ勝負にならないという見方もある。またハンナラ党も、朴氏の支持者が堅い層だけに、12月までに李氏支持でまとまるかどうかだが、現時点では朴氏が党内一致を訴えて、李氏以降に備えようという姿勢を保っている。それが続けば、李氏有利だし、10年前の金大中大統領誕生時のように与党分裂になれば先はわからない。韓国大統領選挙に限っては、秋にならなければ予測はできないというのが定説なのだが。

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登録日:2007年 08月 20日 21:39:17

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プロフィール
井上玲子
(女)
大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
国内外の政治ニュースの背景にある事情を掘り下げて、わかりやすいく解説します、
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