補佐官五人から二人へ
組閣と共に持論である官僚主導から官邸主導への鍵と言われていた五人の補佐官についても人事が公表され、拉致担当と教育担当の二人を残して三名は補佐官の座を去ることになった。この人事を意味するところは・・・
厚い官僚の壁
首相が補佐官を使い、従来の官僚主導による政策形成を官邸主導に転換するはずであった。この点が、時には政策形成を官僚に丸投げに近い形で任せたこともある前任者との違いであった。しかし、現実には官僚の手を借りなければ、法案作りが前になかなか進まない事態が起きたこともあった。また政策の司令塔がどこなのかで混乱を来したこともあり、結局は、懸案の拉致問題と年末に山場を迎える教育担当を除いて、補佐官による主導は幕を引く格好になった。
変わらない政官関係
また防衛相が留任せず、守屋氏が大臣を道連れにした結果となり、ここでも政が官を屈服させることはできなかったことになる。やはり小泉政権のように圧倒的な支持率を維持し続けることで、党内も時には官僚も従わせるしか政官関係を逆転させる方法はないのかも知れない。
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登録日:2007年 08月 27日 22:43:08
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- 井上玲子
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- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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