新安倍内閣第一回支持率発表
【8月28日 AFP】ベテラン起用などで起死回生を図る第2期安倍晋三(Shinzo Abe)内閣だが、27日の発足直後のインターネット調査で8割近くが「期待しない」と回答するなど、波乱含みの船出となっている。
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(c)AFP/Kyoko Hasegawa
第二次安倍内閣にとって注目の内閣支持率が出たが、読売新聞「支持44%vs不支持36%」、朝日新聞「支持33%vs不支持53%」、毎日新聞「支持33%vs不支持52%」と読売以外は厳しい数字になっている。これらの調査にみる有権者の心理は・・・
まずは様子見
第二次安倍内閣の顔触れが、よく言えば「重厚」、別の見方をすれば「派閥重視」という派閥の領袖や幹部を入れた布陣だけに、とりあえずは「お友達内閣」よりは失点がなさそうだし、桝添氏が年金改革をどうするのかをみてみようということか。つまり、まずは様子見ということか。
業績評価よりも将来期待
内閣支持には、業績評価と将来期待の二つの要素がある。今回のように内閣発足時は業績がないだけに将来期待だけによる支持率が出るし、時間の経過とともに将来期待の割合が減って業績評価の割合が増えることになる。つまり、「半年経っているのに・・」「1年待ったけれど・・」という批判が出てくるのが通常の内閣である。その例外は、国鉄分割民営化などで途中から支持率が上がった中曽根内閣と、支持率が下がると訪朝で拉致被害者を取り返したり郵政民営化などで浮揚策を図った小泉内閣である。
何でポイントを取るのか
したがって、基本的には内閣支持率は時間の経過とともに劣化するのが通常であり、安倍内閣にとってはまだまだ油断ができない状態が続く。「重厚な内閣」は失点が少ないものの今はビハインドの状態であり、得点を取らないと試合に負ける。派閥の領袖クラスで守りを固める一方で、桝添厚労相がポイントを取りに行かないとならない。懸案の「年金記録消失問題」の解決ばかりでなく、少子高齢化社会の中で本当に年金が安心できるのかという不安の解消に向けた施策を行えるのかどうか。まずはテロ特措法期限が来る11月1日過ぎの内閣支持率に注目したい。
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登録日:2007年 08月 29日 06:47:52
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- プロフィール
- 井上玲子
- (女)
- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
国内外の政治ニュースの背景にある事情を掘り下げて、わかりやすいく解説します、
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