早くも新大臣辞任
【9月2日 AFP】8月27日に就任したばかりの遠藤武彦(Takehiko Endo)農林水産相が2日、政治資金をめぐる不祥事を理由に辞任することを決めた。共同通信が伝えた。
遠藤農林水産相は、同相が組合長理事を務める農業共済組合が補助金を国から不正受給していた件など2件について謝罪していた。
共同通信は自民党議員の話として、参議院で過半数を占める野党が農相を追究する姿勢を示したため辞任の意向を固めたと伝えた。
報道に対する当局の確認はとれていない。(c)AFP
遠藤農水相が組合長理事をしている団体が補助金を不正に受けていたことを受けて辞任する。参院選後の組閣で人心一新するはであったが、これで先行き不透明になるのでは・・・
辞めざるを得ない状況
9月10日から臨時国会が召集され、衆参で多数を占める会派が異なる「ディバイデッド・ガバメント」の論戦が期待されていた。しかし、農水相の問題を放置したまま会期に入ると、参院での問責決議案が可決されるのが確実であった。参院の問責決議案は、衆院の不信任案とは異なり、可決しても辞める義務はないが、マスコミがこの問題一色になるのが避けがたく、さらなる内閣支持率低下が懸念される以上、他に選択はなかったと思われる。会議に入る前であったことがせめての幸いと言わざるを得ない。
身体検査
それにしてもわからないのは、農水相が何故、身体検査を通過したのかである。事務所費のような問題であれば、本人が自己申告でもしない限りはなかなか問題があるかどうかを探るのは難しい。しかし、今回の問題はすでに会計検査で指摘されていたことであり、何故、所轄官庁の大臣になったのかが理解しにくいところである。身体検査といってもそこまでは情報収集できないのか。
詰めろがかかった内閣
さて、折角、舛添厚労相への期待感で内閣支持率が若干、上昇したところだっただけに、政権にとっては大きな痛手である。将棋で言えば、「詰めろ」がかかった状態であり、もしもう一人大臣が辞任することになったら、内閣自体がもたないかも知れない。その時は、別の総理総裁の下で来年秋の解散総選挙になるとの見方が強いのだが、さて総理の決断は如何に。
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登録日:2007年 09月 03日 01:30:07
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- 井上玲子
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- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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