予想以上の麻生氏善戦
【9月23日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相(53)の辞意表明に伴い、23日に投開票された自民党総裁選挙に出馬した麻生太郎(Taro Aso)同党幹事長(67)は、独特のカリスマ性が功を奏すことなく福田康夫(Yasuo Fukuda)元官房長官(71)に敗れ、3回目の総裁選も逸した。
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自民党総裁選に決着が付き、善戦の見込通りに福田氏が新しい総裁に選出された。しかし、当初、7割近い票を獲得するとみられていたが議員票で6割強、地方票で半分強に留まり、意外な麻生氏善戦となった。その背景の事情としては・・・
安倍氏から福田氏に変わったが、自民党が置かれている厳しい状況に変化があったわけではない。敢えて言えば、安倍氏が拘った「戦後レジームからの脱却」に福田氏が必ずしも拘らないということくらいであろう。
続く障害物
つまり対テロ特措法再延長は難しく、新法で臨んだとしても衆議院での再議決を行うためには11月上旬に臨時国会の会期延長を承認しなくてならない。そして、会期延長→再議決による新法賛成をクリアしても、その後には来年度予算案の上程があり、道路特定財源の揮発油税暫定税率の3月期限切れをクリアしなくてはならない。もし、暫定税率延長が無理なら財源不足問題が起きることになり、新たな財源を探さなくてはならないが、道路特定財源という評判が悪い話だけに、世論の理解を得ることは容易ではない。
解散総選挙は
そうなると、来夏までのどこかで解散総選挙をせざるを得なくなる可能性は否定できず、それで大勝すればよいが、一昨年の衆院選から比べて大幅な議席減での辛勝になれば、総裁交代もあり得ない話ではない。そうなると、福田・麻生の両氏に良い顔をして、どう政局が展開しても自分の公認だけは確保するために保険をかけることにして、麻生氏に入れないよりは大量得票の福田氏に入れない方がばれにくいう読みもあったのえではないだろうか。
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登録日:2007年 09月 23日 23:57:48
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- 井上玲子
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- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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