「背水の陣」内閣の行方
【9月25日 AFP】(一部更新)自民党の福田康夫(Yasuo Fukuda、71)総裁は25日午後、国会での首相指名選挙を経て第91代、58人目の首相に就任。
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(c)AFP
福田首相自ら「背水の陣」と命名した内閣が船出した。その行く末は霧が深くて見通すことができないが、1年以内に予想される解散総選挙に勝てば「自民党中興の祖」にもなり得るし、負ければ「自民党最後の首相」にもなりかねない。果たして・・・
今回の組閣に驚きはない。元々、臨時国会を途中で休憩して行った総裁選→組閣だけに、身体検査などをしている時間はなく、すぐにも所信表明演説→野党とのQ&Aと進むだけに、前内閣の閣僚を引き継がざるをえず、新任は文科相のみ(外相も防衛相も経験者、官房長官は横すべり)という布陣になった。
論功行賞+挙党一致
この組閣を党役員人事と重ね合わせてみると、福田総裁を支持した八派閥の内、伊吹・谷垣・二階・古賀・町村・高村・額賀の領袖や派閥の中心人物が入閣あるいは党役員になり、唯一の新任入閣が山崎派であったことになる。その一方で、麻生支持の鳩山・甘利も再任しており、論功行賞と挙党一致の双方を限られた選択肢の中で「結果論にしても」果たした格好になる。
解散総選挙の時期
今回の総裁選+組閣で一端、参院選大敗のモメンタムが変わったかにみえるものの状況が好転したわけではない。年度末の予算関連法案(予算案は30日後に衆院で再議決できるが、関連法案は60日後になる)を巡る攻防によっては、年度開けに話し合い解散(予算関連法案を通す代わりに解散総選挙)になる可能性もある。たとえ、それを乗り切ったとしても、来年秋には再び臨時国会が召集され混乱必死となれば、解散総選挙になる可能性が高い。今回船出が最後の航海になるかどうかは、全て世論の支持率次第である。
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登録日:2007年 09月 26日 00:18:31
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- 井上玲子
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- 大阪府出身、海外の大学で研究をした後、現在は日本の大学院で政治学を教える。
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