2006年 08月 26日
イラン問題--刻々と近づく正念場
<イラン核問題>重水製造プラントの稼動計画を発表 - イラン
【テヘラン/イラン 22日 AFP】Fars news agencyによると、イラン原子力エネルギー機構は21日、アラク(Arak)の重水製造プラントの稼動計画を発表した。同プラントは建設中の原子炉の燃料を生産する。Farsは「アラクの重水プラントは近い将来、運転可能になるだろう」という同機構のMohammad Saeedi氏の談話を伝えている。写真は当該地域の衛星写真(左は2004年2月29日、右は2005年2月17日撮影)。アラクの研究炉付近に建設される重水製造プラントが見られる。アラクの研究炉では、核兵器用プルトニウムの製造も可能とされる。(c)AFP
イラン政府は8月22日、ウラン濃縮活動の停止を求めた国連安保理決議1696に対する回答書を提出したが、濃縮即時停止に応じる構えはなさそうだ。一方で、重水製造プラントの稼働計画を発表したことが注目される。重水プラントは、09年に完成するとみられる重水炉に用いられるもので、重水炉からは北朝鮮の核兵器保有につながったプルトニウムを抽出することが可能になるからだ。イラン政府は「核兵器保有は意図していない」と繰り返しているものの、ウラン濃縮とプルトニウム抽出という二つのルートから核保有に刻々近づいているとの見方は消えていない。それにしても、そのような国々に日本の精密機器が不正輸出されていたとは!……
... 続きを読む
コメント[0], トラックバック[34]
登録日:2006年 08月 26日 20:19:18
- プロフィール
- 多田 格<Tada Itaru>
- (男)
- ■職業:ジャーナリスト
■主な経歴:欧州、北米などで海外特派員を10年以上務め、国際政治・安全保障、軍備管理・軍縮、米国家戦略、日米同盟関係などの分野を多角的に取材、論評している。
■専門分野:国際関係、国連、軍備管理、国家戦略など
■ひとこと:日本の政治は視野を広く持ってほしい。「やればできる」のアメリカ式楽観主義と英国の戦略観をもっと見習っては
- 最近のエントリー
- [02/03] ちょっとヒドイぞ!久間発言
- [01/19] 中国の衛星破壊能力(ASAT)に神経尖らす米政府
- [01/12] 「自由のアジェンダ」を選んだブッシュ大統領
- [01/06] 「アフリカの角」へのアルカイダ浸透を防げるか
- [12/30] 「フセイン時代」は終わったが……
- [12/27] 中東は核時代に向かうのか
- [12/22] いつまで続く?北朝鮮のカン違い
- [12/09] 切り札欠く「イラク報告」
- [11/30] 元スパイ変死事件が投げかけた核物質テロの恐怖
- [11/21] 沖縄知事選で見えた小沢民主党の迷走
- 最近のコメント
- [05/28] APECも北朝鮮包囲網強化へ ほりえもん
- [11/08] 次の一手は?金正日VSブッシュ 波多野
- [11/08] 次の一手は?金正日VSブッシュ 波多野
- [10/28] ライス長官--アジア歴訪は「中国包囲網」でもある 多田
- [10/20] ライス長官--アジア歴訪は「中国包囲網」でもある kuma
- [09/18] 米軍再編費用--3兆円はそんなに高くないよ 妹尾晶夫
- [09/18] 米軍再編費用--3兆円はそんなに高くないよ 妹尾晶夫
- [07/29] 偽ドル問題--日本は大丈夫? 多田
- [07/19] 偽ドル問題--日本は大丈夫? 長田憲二
- [07/19] 偽ドル問題--日本は大丈夫? 長田憲二
- 最近のトラックバック
- カテゴリー
- お気に入りリンク
- 検索