★詐欺師に見える詐欺師はいない!

中国警察当局、ニュースサイトの閉鎖を勧告

【7月12日 AFP】中国の警察当局は11日までに、北京(Beijing)に拠点を置き、世界銀行(World Bank)や国連(UN)などを契約購読者に持つインターネットのニュースサイト、China Development Briefを閉鎖するよう勧告、同サイトは運営を停止した。
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(c)AFP

AFPBB News


幸いにして、私自身は詐欺事件で大きな被害を蒙ったことはありませんが、友人や知人の中には、不幸にも手痛い被害を受けた人がいます。

彼らから、実は○○さんが詐欺師で、これこれこういう被害を受けたという話を聞くのですが、そのとき思うのは、それらの詐欺師がどう見ても詐欺師に見えない人物ばかりだということです。

上場企業のオーナーだというのに、リュックサックを背負って、地方の町工場から電車に揺られて(もちろん高級車などは乗りません)東京に出てきたり、道でばったり出会うと、ニコニコ笑いながら肩をたたいて、「どお元気?」などと挨拶するナイスガイばかりです。

でも、これは良く考えれば当たり前のことで、見るからに詐欺師というような人物にだまされる愚かな人間は世の中にあまりたくさんいませんから、大きな仕事をしようとする一流の詐欺師は、誰が見ても親切で誠実な人物を(しかもごく自然に)演じなければなりません。

もっとも、彼らが行うのはあくまで詐欺ですから、話にはどうしても矛盾が生じます。一流の詐欺師の方々は、自分のついた嘘を実に良く覚えていて、その嘘を組み合わせて巧みに話を作り上げていくのですが、裏を取られるとすべてが破綻してしまいます。

そこで、それを防ぐために、彼らは関係者を分断して、お互いのコミュニケーションをとらせないようにします。

これは、複数の一流詐欺師の方が実行していた実例ですが、「××さんを紹介して下さい」と頼むと、「××は紳士のように振舞っているが、実は<Y組>の幹部でとても恐ろしいやつだから、近づかない方がいい」と、親切そうにアドバイスして、両者をあわせないようにします。

もちろん、××さんは、Y組とはなんら関わりの無い紳士ですが、××さんと依頼者が会うと、話の矛盾が露呈してしまうため、二人の間に壁をつくってしまうわけです。

ですから、ビジネスを行うときは、長年付き合い(信頼関係)のある人物や会社と行うのが基本ですし、新規の取引を行う時には、よほど注意する必要があります。紹介者が信頼できる人物であっても、その紹介者が詐欺にあっているケースも良くあるからです。

ところで、3回連続でかならず予想を当てる方法というのはご存知でしょうか?

ある人物から、「明日は△△自動車の株価が上がる」といわれ、それが的中します。次の日は「△△自動車の株価は下がる」と言われ、その予想も当たります。
3日目には「△△自動車の株価は引き続き下がる」と言われこれも的中します。

3回連続で予想を的中させたこの人物にお金を預けてもよいと考える人物も多分出てくるでしょう。

しかし、これにはトリックがあります。

まず、48名の対象者を24名ずつのグループに分け、一つのグループには明日の株価が上がると伝えます。そしてもう一つのグループには、株価は下がると伝えます。

そして翌日株価が上がった場合には、株価が上がると伝えた24名のグループを12名ずつにわけ、前日と同じように、<上がる>と伝えるグループと<下がる>と伝えるグループに分けます。

その翌日、株価下がった場合は、下がると伝えた12名のグループを6名ずつに分けます。

そして同じことを繰り返します。

すると、上がると伝えたグループの6名か、下がると伝えたグループの6名の予想のどちらかはかならず当たります。

そして、不幸にもこの予想が3回連続で当たったと信じている6名が、詐欺師のカモになるというわけです・・・・

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登録日:2007年 07月 13日 17:27:01

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プロフィール
大原浩
大原浩
(男)
「証券新報」グローバル投資
なんでも地動説
1960年、静岡県に生まれる。1984年、同志社大学法学部を卒業後、上田短資㈱(上田ハーロー)に入社。

1989年、フランス国営クレディ・リヨネ銀行入行。フューチャーズ・ブローキング・ディビジョン課長などを歴任し、主に金融・債券先物、デリバティブなどを担当。

1994年㈱大原創研を設立し独立。
2003年より証券新報社(証券タイムズ)顧問。

著書には
『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』(講談社)
『100万円を確実に1億円にする中国株投資術』(講談社)
などがある。
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