<シャッター・チャンス>

米株式にさらなる打撃、ダウは200ドル安

【7月28日 AFP】米株式市場は27日、前日の個人向け住宅ローン(サブプライムローン)の焦げ付き増加の懸念などから起きた株価急落のショックから抜け出せず、さらなる下落で取引を終えた。
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(c)AFP

AFPBB News


以前、飲食チェーンの経営を行っていたときに、本当にそうだなと思った格言に、「料理は段取り半分」というものがあります。

つまり、実際に、野菜や肉を刻んだり、煮込んだり、焼いたりする、いわゆる<調理>の作業の前の、仕入やキッチン周り(調理器具等)の準備の段階で、料理の良し悪しは、大部分決まっているということです。

確かに、調理器具も、食材も、料理が始まってから準備していたのでは間に合いません。必要なものは、すべて<調理>の前に準備しなければならないのです。

逆に言えば、準備した食材や調理器具によって、出来上がる料理のバラエティーが決められるわけです。タイを用意していないのに、<タイの姿煮>が出来るはずがありません。

また、野生動物の決定的瞬間を撮るのに、ジープやヘリコプターで動物達を追いかけたりしません。草むらの中にカメラなどの機材をセットして、1週間でも・2週間でも、そのカメラの撮影範囲に動物達が入ってくるのを待ち続けます。

動物を追っかけても、彼らの動きについていくことは出来ず、手ぶれしたり、尻尾や頭だけの写真が出来るのが関の山です。

このことは、投資の世界でも同様です。

何か指標が出たり、市場が急変してからアクションを起こしても、大概の場合間に合いません。逆にそのポイントが底値になって、後で悔しがる人々もたくさんいます。

市場というのも、野生動物と一緒です。一生懸命追いかけても、せいぜい尻尾や頭の端をつかめる程度です。

素晴らしい成果を得ようと思うのなら、野生動物(マーケット)がやってきそうなところで、ひたすら待ち構えてシャッターチャンス(投資のチャンス)が来るのを待ち続けなければならないのです。

 もちろん、待ちぼうけになることもあるかもしれません。しかし、待ちぼうけであっても、失うものはありません。
 
 それに対して、野生動物を追っかけるときには、猛スピードで走るジープが転倒したり、ヘリコプターが墜落するリスクがあります。野生動物の逆襲もあるかもしれません・・

マーケットが動いたときにあわてる必要はありません。勝負は既にマーケットが動く前に決しているのです。

事前に待ち構えていた場所が正しければ、後はもうすることはありません。もし間違っていたら、潔く撤退し、新たな場所で次の獲物(投資のチャンス)を待たねばなりません。

間違った場所で待ち構えていたのに、潔くあきらめずジタバタしていると最悪の結果を招きます。

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登録日:2007年 07月 29日 12:52:27

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プロフィール
大原浩
大原浩
(男)
「証券新報」グローバル投資
なんでも地動説
1960年、静岡県に生まれる。1984年、同志社大学法学部を卒業後、上田短資㈱(上田ハーロー)に入社。

1989年、フランス国営クレディ・リヨネ銀行入行。フューチャーズ・ブローキング・ディビジョン課長などを歴任し、主に金融・債券先物、デリバティブなどを担当。

1994年㈱大原創研を設立し独立。
2003年より証券新報社(証券タイムズ)顧問。

著書には
『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』(講談社)
『100万円を確実に1億円にする中国株投資術』(講談社)
などがある。
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