☆「複雑系ビジネス」その2
【12月17日 AFP】ポルトガル北部のポルト(Porto)で16日、サンタクロースに扮(ふん)した約1万5000人の人たちが街頭パレードに参加した。(c)AFP
年末まで残すところあとわずかということで、書棚を整理していたところ、1996年にあいであ・らいふから出版した「複雑系ビジネス」という本が出てきました。当時、大原創研で発行していた「徒然草」というレポートを元に、加筆・修正して書き上げた本です。
もう10年以上前に書いた本ですが、今読み返しても、面白い内容だと思いますので、前回に続いて、内容をいくつかピックアップしてご紹介します。
☆ 金流業
産業を(1)金流業(お金の流れ)、(2)物流業(物の流れ)、(3)情流業(情報の流れ)でくくってみました。資産運用が重要な産業(ビジネス)になるという流れは続いていますね。
☆ 「コンビニが銀行になる」という流れも、イオンなどのスーパーを巻き込んで進んでいます。
☆各種のサービスポイントが擬似通貨になるという流れは出来てきていますが、まだ主流ではないですね・・・
☆ 欲望と資本主義
資本主義とは、今も昔も欲望の実現のためのシステムです。
☆ 過剰を処理する資本主義
資本主義の最大の危機は、生産の過剰です。恐慌が典型的な例でしょう。アメリカインディアンのポトラッチという風習にその解決策を見出しています。
☆ 食糧危機
当時から、中国が爆発的成長を遂げれば、食糧危機がやってくるという議論がありました。地球上の自然が養うことの出来人間は25億人だと言われていましたが、60億人を越えた今、農業用水の問題はかなり深刻です。エネルギー問題も同様です。
☆ アジアの繁栄
この本が出版された翌年の1997年にアジア通貨危機が起こりましたが、この10年でアジアは目覚しい発展を遂げました。
☆ 華僑(客家)の活躍
客家をはじめとする華僑は目覚しい活躍をしています。客家については甘粕正氏の<客家大富豪18の金言>(講談社)という本をご参照ください。中国の南部=華南は、北京よりも、ASEAN諸国と、経済的・文化的・人的つながりを持っています。
☆ アジアの純真
10年前の北京では、昔の中国の映像にあったような、<自転車の洪水>を生で体験できました。また、本屋では、本当につり銭を投げて渡されました。中国の変貌振りには驚かされますが、共産党の本質はそれほど変っていないことには注意すべきでしょう。
☆ 20Years Behind
私が良くお話する、<世界経済20年時間差発展説>は、東京市場がNY・LONDON市場から20年遅れていたことから、生み出されました
ちなみに、私がディーリング業務を始めた頃は、ディーラーですというと、トヨタですか?日産ですか?と聞き返されるのが普通でした・・・・
☆ ドルは紙くずになるのか
昔から繰り返されている議論ですが、それが起こるのは明日かもしれませんし、50年後かもしれません。
☆ 資本主義の終焉
ベルリンの壁の崩壊以降、社会主義は終わったと言われましたが、資本主義もかなり制度疲労を起こしています。次にやってくるのは、<人本主義>とも言うべき社会ではないでしょうか?(私の願望も含めて)
弱肉強食の資本主義は人間を幸福にしないので、それを補完する<何か>が必要です。
☆ インフレの襲来
スタッグフレーションという最悪の形でいよいよやってきます。
☆ 4次元世界
ゲーム理論・囚人のジレンマ・4次元世界の話などをしていますが、来年はいよいよ<5次元空間>が発見されるかもしれません!
(完)
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登録日:2007年 12月 17日 19:19:58
コメント
☆食糧危機
このままでいくと、食糧の需要を減らすことでしか対応できなくなるのでしょうか。
樹里 @ 2008年 01月 17日 17:12:11
遠い国で、鳥達が神へのお供えを食べ始めたそうです。きれいな砂糖菓子だといいけれど。
存在しない神に祈るのをやめ、今すぐ現実を見るべき。
まだどこかに、私達に必要な何かがあるかもしれません。
樹里 @ 2008年 01月 21日 14:36:34
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- プロフィール

- 大原浩<投資野おーちゃん>
- (男)
- 「証券新報」グローバル投資
- なんでも地動説
- 株式会社大原創研 代表取締役、 株式会社証券新報社 顧問
同志社大学法学部卒業。上田短資株式会社(上田ハーロー), フランス国営クレディ・リヨネ銀行を経て㈱大原創研を設立。著書に「100万円を確実に1億円にする中国株投資術」講談社、「中小企業のための個人情報保護・プライバシーマーク」サイビズ、「銀行の終焉-近未来マネー論序説-」 「『複雑系』ビジネス-資本主義・社会主義を超える新経済入門-」「代表取締役平社員」(いずれも発行はあいであ・らいふ)などがある。
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