☆人民解放軍の蜂起
【3月16日 AFP】(写真追加)インド北部ダラムサラ(Dharamshala)に拠点を置くチベット亡命政府は15日、中国南西部チベット(Tibet)自治区ラサ(Lhasa)で発生した騒乱で、約30人の死亡が確認されたと発表した。
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(c)AFP/Dan Martin
2月24日の日記で、コソボの独立に絡んで、少数民族やイスラム教徒を迫害している中国共産党が主催する北京オリンピックの開催に暗雲が立ち込めてきたとお話しましたが、チベット自治区(本当は自治などありませんが・・・)で暴動が起こったことで、北京オリンピックの開催は非常に困難になってきました。
今回の事件は、欧米では、人民解放軍によって約2000名の中国国民の命が奪われた、<天安門事件>を間違い無く連想させます。
また、1989年にノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマは、チベット亡命政権の代表としてだけではなく、人権活動家として欧米で非常に人気があります。
もちろん、1989年3月に<ラサ暴動>、6月に<天安門事件>が起こっているので、ダライ・ラマのノーベル平和賞受賞は、中国の「人権問題」とは無縁ではありません。
また、「毒ギョーザ事件の対応」「最近の価格統制」などを含めて、いくら市場開放が行われても、中国が北朝鮮やロシアと同じ共産党一党独裁国家だということを改めて、感じさせられます。
つまり、「中国共産党は常に正しく、間違っているのはその相手だ」と彼らがいつも考えているということです。
また、詳細については別の機会に述べますが、中国という国には軍隊がありません。人民解放軍が所属しているのは、中国共産党であって、<中国の国民=国>ではありません。ですから、人民解放軍が共産党員で無い中国人に銃口を向けても、それは彼らにとってごく当たり前の事です。
しかも、中国共産党の毛沢東・鄧小平を始めとする、歴代の指導者は、人民解放軍の支持をとりつけて初めて政権を維持することが可能になりました。
中国共産革命を成功させた英雄である毛沢東が人民解放軍の強力な支持を得たのはもちろんのことですが、鄧小平は人民解放軍の中で隠然たる勢力を持つ<客家=はっか>出身であることから、解放軍上層部との強力なパイプを持っていました。
しかし、それ以後の共産党のトップ達は人民解放軍を抑え込めるだけの力を持つことが出来ませんでした。
実際、江沢民は台湾に関する軍事行動の判断を人民解放軍に一任するとの密約をして政権を維持したと言われています。
北京政府=中国共産党の今後の対応も注目されるところですが、その中国共産党がコントロールできていない人民解放軍がどのような行動をとるのか非常に気になります。
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登録日:2008年 03月 16日 14:21:56
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- プロフィール

- 大原浩<投資野おーちゃん>
- (男)
- 「証券新報」グローバル投資
- なんでも地動説
- 株式会社大原創研 代表取締役、 株式会社証券新報社 顧問
同志社大学法学部卒業。上田短資株式会社(上田ハーロー), フランス国営クレディ・リヨネ銀行を経て㈱大原創研を設立。著書に「100万円を確実に1億円にする中国株投資術」講談社、「中小企業のための個人情報保護・プライバシーマーク」サイビズ、「銀行の終焉-近未来マネー論序説-」 「『複雑系』ビジネス-資本主義・社会主義を超える新経済入門-」「代表取締役平社員」(いずれも発行はあいであ・らいふ)などがある。
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