「10年先を読む長期投資」-暴落時こそ株を買え-

中国・人民元、経済成長率の伸び悩みなどを受け続落

【8月11日 AFP】北京五輪に沸く中国で、上昇を続けてきた人民元が期待に反して足踏み状態にある。
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(c)AFP/Joan Feng

AFPBB News


「投資の利益というものは<忍耐>に対する報酬である。」とは、今回、ビル・ゲイツを抜き、世界一の富豪に返り咲いた米国の有名投資家ウォーレン・バフェットの言葉です。
 
 「短期投資よりも、長期投資の方が最終的には有利な投資手法である。」とはよく言われることですが、それでも株式市場では、長期投資をする人々よりも日々売買を繰り返す人々の方が多いようにも見受けられます。実際、10年後に大きな収益を得ることができると言われても、10年間待つことができる忍耐力のある投資家はそれほど多くないのかもしれません。

しかし、10年後の結果に「確信」を持つことができたらどうでしょうか?すばらしい結果を待ちながら、楽しい日々を10年間過ごすことができるでしょう。

その「確信」を得るために、

「10年先を読む長期投資」
-暴落時こそ株を買え-
澤上篤人著
朝日新書 
定価:本体700円+税

が大いに、役立つのではないでしょうか?

例えば、本書35ページの図表6には、投資商品ごとの1952年~1998年の間の平均年間収益率が記載されています。定期預金が5.1%、債券が6.8%という数字は、現在の預貯金の利回りの異常な低さを如実に示していますが、注目すべきは株式投資の14.5%という利回りです。株式を長期保有する有利性は、データからも明らかといえるでしょう。(ちなみに15%の複利の運用を続ければ、およそ33年で資産が100倍になります。)

そして、もうひとつ重要な指摘が、これからインフレの時代がやってくると言うことです。バブル崩壊以来、日本ではあまりにも長い間デフレが続いたため、ほとんどゼロ金利の預金にお金を預けることを何とも思わなくなりました。確かに、デフレ経済下では、タンス預金をしも、毎年貨幣価値が上がるので、あまり問題が無かったのは事実です。

しかし、日本で長く続いたデフレ経済は、歴史的に見ればかなり特殊なケースです。これからやってくるインフレ経済では、運用利回りが物価上昇率を下回れば保有資産の価値は減少してしまいます。例えば、物価上昇率が5%のとき、預ける預金の金利が1%であれば、毎年4%ずつ資産価値が目減りします。

つまり、インフレの時代に積極的な運用を行わず、低い金利の預貯金にお金を預けるということは、『自らの資産を自分自身で減らしている』のに等しいことと言うわけです。

★ 澤上篤人(さわかみ・あつと)
「さわかみ投信」代表取締役社長。1947年、名古屋市生まれ。スイス・キャピタル・インターナショナルのアナリスト兼ファンドアドバイザー、スイス・ピクテ銀行日本代表などを経て96年に、「さわかみ投資顧問」設立。99年、日本初の独立系ファンドの運用を始める。『成功する投資』、『長期投資でご機嫌な人生を』など著書多数。

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登録日:2008年 08月 11日 13:53:41

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プロフィール
大原浩
大原浩
(男)
「証券新報」グローバル投資
なんでも地動説
1960年、静岡県に生まれる。1984年、同志社大学法学部を卒業後、上田短資㈱(上田ハーロー)に入社。

1989年、フランス国営クレディ・リヨネ銀行入行。フューチャーズ・ブローキング・ディビジョン課長などを歴任し、主に金融・債券先物、デリバティブなどを担当。

1994年㈱大原創研を設立し独立。
2003年より証券新報社(証券タイムズ)顧問。

著書には
『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』(講談社)
『100万円を確実に1億円にする中国株投資術』(講談社)
などがある。
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