!?「ヨウ化銀」って人工降雨のための…

北京五輪、晴天目指してロケット弾発射へ

【8月11日 AFP】来年の北京五輪を雨で台無しにしないように、中国の科学者らが空の雲を「消す」実験を始めている。
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(c)AFP

AFPBB News


 この記事を読んで最初に思い浮かんだのが、「この打ち上げる化学物質って雨を降らせるためのもんじゃねーの!?」ってこと……

……
……
 で、どうやらこの記事、重要なことが抜けているのではないかと推測できる。

 最初に思い浮かんだことはあながち間違いではなくて ( ̄^ ̄)エヘン
 
 「雲を消す」のは、強制的に雨を降らせて雲をなくすということのようなのだ。

 このヨウ化銀は、写真の感光剤にも使われるもので、毒性があるが微量なので散布しても問題はないといわれる。結晶構造が氷に似ているので、水が結晶する際のタネとなりやすいので、人工的に雨を降らせるために散布したりする。
 珪藻岩は、いわゆる七輪などのあの白い土のことで、断熱ブロックなどの材料に使われたりする。ひじょうに細かい粒子なのでこれも人工降雨のタネとして使われる。
 (この効果自体は環境や人体に影響のない程度だと効果が小さいとみるのが一般的)

 つまり、この中国の五輪開催時に行われるかもしれないというのは、たとえば前日に強制的に雨を降らせて雨雲をなくしてしまおうということのよう。

 記事では、この化学物質が直接雲を消してしまうというような印象を与えてしまうのだけど、そうじゃなくて、中間の説明が抜けているということ。

 風についてはたぶん、小さな気象的な前線を作り出して、を起こすのではないかと思う。
 雨を降らせることで、空気は冷えるので、雨の降っていない方の温かい空気が雨の降っている方へ流れ込むことになる。ここで風が起こるというわけ。
 つまりは、この人工降雨の技術の延長にある
 
 とりあえず中国政府の気持ちは分からないでもないけど、「雨の開会式でもいいじゃん」と思うし、それはそれで思い出に残りそうだし、でも、そのために有力選手が開会式に参加しないということもありそうで、それはそれで話題になりそう(笑。

 むしろ、中国側としては「雨が降る可能性もあるので、雨具用意してちょ」的な要請があってもいいかも。有効な雨具なんかもこのために開発されそうで、それもいいような♪
  
 ということで、科学的には目新しいネタではなくて(人工降雨の技術については↓リンクを)、中国はこんなことに血道を上げているよりは、やることがほかに山積していると思うのだが、いかがなものであろう!?

 【関連リンク】
・ウィキペディア/人工降雨(※ http://ja.wikipedia.org/wiki/人工降雨 )
・ウィキペディア/ヨウ化銀(※ http://ja.wikipedia.org/wiki/ヨウ化銀 )
 
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登録日:2007年 08月 12日 08:06:46

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森山レイ
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19××年06月28日生まれ。
現在都会を離れて熱海在住。
音楽情報誌編集者、編集プロダクションを経てフリーライターに。
以後、トレンド雑誌、アウトドア雑誌、通信社などで現在も執筆中。
文系の大卒ながら先端技術と科学、宇宙の記事も多数執筆している。
趣味は、フライフィッシングと坂本龍馬研究。
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