エルネスト・ボー
ブルジョワ、シャネルの調香師として有名なエルネスト・ボー。
香水に関しては
「ジャポネズリーな香水」 KOBAKO から
僕がこの人に興味を持ったのは、芸術家であり化学者でなければならないという彼の理論。
いつも思うことだが、経済に長けている人は案外芸術や文学に疎い。芸術に長けている人は経済に疎い。
知識はあっても疎いということだ。
このボーはフランス人化学者の息子として誕生した。フランス文化が定着していたモスクワに。
成人した彼はラレー社というところに勤務した。
ロシアのラレー社は単に化粧品会社ではなかったようだ。研究員となったボーはラレー社初の香水「ブーケ・ド・ナポレオン」を発表した。
ボロジノの戦いの100周年記念の香水に次いで「ブーケ・デ・キャサリン」はロマノフ朝の300年記念をつくった。
それから彼はシャネルの No.5 を誕生させた。
彼の言葉に
「胡椒と塩というものは、そのものだけの味を楽しむことはできない。だが皿のなかの料理の味付けを最高に高めるものだ。」
つまり彼自身も「胡椒と塩」で、彼の調香師としての技術も「胡椒と塩」で仕上げているのだろう。
もうひとつ
「調香は作曲である。それぞれのコンポーネントを明確な諧調でとらえ、私はワルツや葬送行進曲をつくる。」
彼は手記の中で、「香水は芸術品だ」と述べている。
「調香師はそれを創りだす芸術家である。香料を嗅ぎわけること、配合の割合を研究することは音楽家が諧調を聞き分けること、画家が色調を訓練するのと同じことだ。」
この人は調香師であり科学者(化学者)であり、芸術家でもあったようだ。
彼のつくったシャネルの5番はシャネルがカンボン通りを横切り仕事場に向かう姿を見ると、アシスタントたちは彼女がサロンを通る全てに吹きつけ迎えたという。
もうひとつの名言はこちら エルネスト・ボー Ernest Beaux
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登録日:2010年 02月 11日 19:03:24
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1870年代からブルジョワからジャポニズムを意識した香水がつくられました。「KOBAKO(小箱)」もそのひとつ。 菊を前面に後ろには紐がデザインされたケース。蓋をしめると「印籠」を意識したかたち。 このケースの後ろの紐は「印籠紐」の結びそっくり。 1863年創業、約150年の歴史を持つブルジョワ社はパリの博覧会で「KOBAKO」を展示しました。 この「KOBAKO」は1936年エルネスト・ボーが発表。ボーのシャネルの5番(CHANEL N°5)、22番(CHANEL N°22)、ソワル・パリ(パリの宵 Soir de Paris)のあとの作品。 1937年のパリ万博ではピカソがゲルニカを発表したという話題の万博でした。 この10年後にボーは「マドモアゼル シャネルの1番」(Mademoiselle Chanel Nº 1)と2番(Mademoiselle Chanel Nº 2)を発表します。 アレクサンダー・ナポレオン・ブルジョワが設立したブルジョワはウェルテメール兄弟がシャネル香水の販売権利を得るために買収され、シャネル・ブルジョワ社が出来上がったのですが、のちにシャネルは「ブルジョワ香水」と結び付けられることに激怒します。 調香師エルネスト・ボーは、1946年にシャネルのブティックだけで販売される「マドモアゼル シャネル」を発表するに至るんですね。 ところでこのボーのKOBAKOの香りを詰めた香水瓶、誰の作品なんでしょう。 エルネスト・ボーの名言は! 「エルネスト・ボー Ernest Beaux」 エルネスト・ボーについて 3年ぶりの記事(笑)「エルネスト・ボー」 シャネルについてはこちら 「ココ・シャネル 最初の勝利」
date:2010年 02月 11日 19:18:01
The future of perfumery is in the hands of chemists 「香水の未来は科学者の手の中にある。」 ひとつ極める才能は他の分野の才能も持ち合わせていないと成功しない。 典型的な科学者とはちょっと違う。この人極めたのは香水の調香師としてで科学者(化学者)として化粧品会社に勤務していたよう。 そしてこの彼の言葉は「新たな化学物質を見つけること」への重要性も強調しているんだ。 エルネスト・ボー シャネルの香水 No.5を誕生させた人だ...
date:2010年 02月 11日 19:10:17
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