ブッカー賞

2006年度ブッカー賞最終候補作が発表 - 英国

【ロンドン/英国 15日 AFP】2006年度ブッカー賞(Man Booker Prize)の最終候補6作品が14日、発表された。
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AFPBB News


2006年度ブッカー賞(Man Booker Prize)の最終候補6作品が14日、発表。

Desai, Kiran The Inheritance of Loss - Hamish Hamilton
Grenville, Kate The Secret River - Canongate
Hyland, M.J. Carry Me Down - Canongate
Matar, Hisham In the Country of Men - Viking
St Aubyn, Edward Mother’s Milk - Picador
Waters, Sarah The Night Watch - Virago

ちなみに、最終選考落選はこちら

追記:2006年 ブッカー賞はこの人

ブッカー賞は、イギリス連邦およびアイルランド国籍の著者によって、英語で書かれた長編小説が対象だ。「フランスのゴンクール賞のような賞」という文学賞。世界的に権威のある一つとされる。

有力候補のサラ・ウォーターズは、邦訳の一番手となる『半身』(サマセット・モーム賞受賞)があるが、邦訳の表紙は、あのカルロ・クリヴェリの描いた「マグダラのマリア」だった。この作品は、ミステリ。「The Night Watch 」は、レンブラントと同じ「夜警」なのかな。これはミステリではないらしい。→追記:レンブラント「夜警」は、一切でてこないよう・・・。う~ん。

昨年の最終選考には、長崎市生まれの英国人作家カズオ・イシグロ氏(50)の「ネバー・レット・ミー・ゴー」も含まれていた。

1992年にはロシア・ブッカー賞、2005年には国際ブッカー賞が設立されている。1989年には日本生まれのカズオ・イシグロが、映画化もされた「日の名残り」で受賞し、第1回国際ブッカー賞で大江健三郎が候補となった。

石黒 一雄は、日本語は、ほとんど話せない。

「最初の作品を書いているときにはまだはっきり自覚していたわけではないのですが、それを仕上げたあとで、なぜ私が小説を書いていたのか考えたとき、ある種の個人的な日本というものをフィクションの世界のなかにとどめようとしていたことに気づきました。それは私の頭のなかに作り上げられた日本でした。私の人生の最初の5年間で覚えていたことから、巨大な記憶が作り上げられました。なぜなら、これらの記憶は、私がイギリスで成長するうちに見たり読んだりしたものと混ざり合っていったからです。つまり、最初の小説で私が試みたのは、私が記憶と想像力で作り上げた日本というものをそこにとどめることだったのです。それで、過去を回想するという行為をとおして書くということが、自分にとって自然なことになったのです。

それが出発点ですが、小説を書きつづけていくうちに、私が興味を持つものを探求していくうえで記憶がとても重要なものであることがわかりました。人間は、記憶というこの奇妙なレンズ、フィルターを持っていて、成功した人間も失敗した人間も、過去を見るときにこのレンズを使ってイメージを操作し、過去を変える。記憶は人々が苦闘する姿を見つめる鍵になる。人間は一方で過去の忌まわしい出来事を隠そうとし、もう一方にはあるがままに正直に見つめ、自分たちが何者で、何をしたのかを明らかにしたいと望む傾向があります。

ふたつの要素がせめぎあっているのです。記憶について書くようになってから、それが人間を見る方法になりました。彼らがどうやって自分を見出していくか、思い出そうとする雰囲気を作り上げることに強い興味をおぼえると同時に、それはなにか美しいことだとも思います」  by カズオ・イシグロ インタビューより
 
日の名残り
The Remains of the Day
品格あるバトラー(執事)の道を追求し続けてきたスティーブンスの短い旅。失われつつある伝統的な英国を描きている。ブッカー賞受賞作。

わたしを離さないで
Never Let Me Go
アレックス賞受賞作でもあり、数奇で皮肉な運命のミステリ作品。

わたしたちが孤児だったころ
When We Were Orphans
海の租界に暮らしていたクリストファー・バンクスは、その後、両親の行方を探す探偵をを志す。

コメント[1], トラックバック[2]
登録日:2006年 09月 16日 10:19:58

コメント

う~。。。ここにはアレカオからは送信できなさそうですね。Naoさんのコメントにもありましたが。

トラバしたかった記事をUrlに。
「2006 ブッカー賞 ショートリスト Mother's Milk」

もう一度挑戦してみますが。 by http://kafka.arekao.jp/

@ 2006年 09月 16日 16:48:31

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