イスラエルの偵察衛星、インドが打ち上げ

イラン、イスラエルの偵察衛星打ち上げでインドに抗議

【2月5日 AFP】インドの宇宙機関の商業部門アントリックス(Antrix)が前月イスラエルの偵察衛星を打ち上げたことに関してイランは5日、インドに対して正式に抗議した。
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(c)AFP

AFPBB News


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少々前のニュースで恐縮ですが、、、
2008年1月21日、インドがイスラエルの偵察軍事衛星を打ち上げました。
同2月5日、イランはインドに対し、在インド大使を通じてこの打ち上げへの遺憾の意を正式表明しました。イスラエル側から、今回の衛星の監視目標がイランの核関連施設であると名指しされたからです。

ただし、核問題でアメリカの圧力にさらされつづけるイランとしては、これまで友好関係を保ち、しかもアジアの大国として台頭しつつあるインドに対しては、正面切っての批判はできないでいます。相変わらず、かなり苦しい選択がイランには突きつけられているようです。

  ―― お勧め記事 ――
  ■ 「インドがイスラエルの軍事衛星打ち上げ」  
  英語の原文へのリンクが頁下方にあります
  ■ 僕が好きなクオリティ紙「ザ・ヒンドゥー」でもトップ頁扱い 
  それがいかに見事な打ち上げだったかを強調する記事になってます
  ■ 衛星の技術面に注目した記事   

  ――リンク――
  ■ 今回の衛星打ち上げをおこなった組織   

あまり知られていないことですが、インドとイスラエルは非常に良好な関係を保っています。とくにここ数年、その関係には着実な進展がみられます。

9.11が起きたとき、インドの政権はヒンドゥー・ナショナリスト政党のインド人民党(BJP)がにぎっていました。 「反ムスリム」を大きな旗印とするこの政党と、その支持勢力は、ここぞとばかりに「イスラーム原理主義」批判キャンペーンをおこなって、イスラエル、そしてアメリカとの関係構築に向かっていった、という経緯があります。

こうした傾向は、残念ながら、インド国内では2002年の「グジャラート虐殺」につながっていくことになります。 BJPに関わる穏健派、、、というか現実派のような人びともいるにはいるのですが、こと「ムスリム」の問題に一度火がついてしまうと、なかなか止められないというインドの悲しい現実があります。

イスラエルとインドとの(事実上の)軍事協力である今回の衛星打ち上げ、、、まずはイランが遺憾の意を表明した、と 冒頭記事が伝えているのが このことなわけです。

  ■ こちらの記事も参照   
  ■ イランの名指しとして、イスラエルの英字紙の記事   

パキスタンは、ご存知のような混乱ぶりで インドのこうした動きに十分には対応しきれていないようです。

「イスラーム包囲網」のようなものが どこまで現実的に構想され 実行にうつされているのか、、、 これは憶測の域を出ません。

しかし、私がインドで出会ったヒンドゥー・ナショナリスト過激派のような人たちは、パキスタン、そしてイスラームを本気で叩きのめしたい、と考えていました。 インドという巨大な国家を運営する現実政治のうえで、それがどれだけ具現化するかは別問題ではありますが、ユーラシア大陸の南側では そういった視線で西方を見やる勢力がある(しかも、かなり有力である)のは 事実です。

【 近藤光博 記 】

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登録日:2008年 02月 28日 08:16:49

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date:2008年 03月 03日 17:10:47

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