2006年 09月 29日
同行一人
イスラエルとパレスチナ間の数年間の武力衝突で、
数千名を遥かに越える犠牲者が出ている。
平和な日本からは想像もできない悲劇だ。
4000年以上に及ぶ紛争の歴史はそれほどに業が深いのだろうか。
イラクでも戦火の収まる気配はなく、泥沼と化しているかにも見える。
特に自爆テロのニュースに接すると暗澹たる思いが深い。
かつて太平洋戦争の末期に我が日本の若者が生命を散らした、
あの航空特攻とダブってしまうからである。
純粋な軍事作戦であった特攻と、
一般市民を無差別に殺戮する自爆テロとは異なるかもしれない。
しかし共通するのは、「公」の幸福のみが追求され、
「私」の幸福など歯牙にもかけられないということだ。
「公」のためには、「私」の生命の価値など、
一顧だにされないのだ。
幸福なことに、日本はその公私のバランスが、
「私」に偏重する国家となった。
権力によって「私」が蹂躙される可能性も少なくなっている。
しかし、かつて経験した重圧の怖さと、
その犠牲として莞爾として出撃していった特攻隊員たちの、
可憐さと無残さは決して心から消えることはない。
圧倒的戦力差にある弱者の、有効な反撃手段として、
「特攻戦法」を開発してしまった日本の責任は重い。
フォークランド紛争で劣勢にあったアルゼンチンが、
航空特攻を敢行した記憶も新しい。
そして今度は、各地で特攻艇や自爆テロが頻発している。
かつて犠牲となった、彼ら特攻隊員には、
感謝の思いに満ちて冥福を祈るべきではあるが、
同時に、「特攻」の悲劇に対しては、
声を大にして世界にアピールする必要がある。
「私の幸福」を踏みにじった形での「全体の幸福」など
あり得るはずがない。
公に奉仕する個々人が、忍従と抑圧にひしがれているなど、
そんな幸福は幻想に過ぎない。
「特攻戦法」開発国である日本は、
その特攻の悲劇を、自爆テロを考える諸国にアピールする義務がある。
この悲劇の連鎖を断ち切る努力は、
我が日本のみが果しえる義務であるのだ。
ある特攻隊員の遺書に曰く「同行一人、誰も来るな」
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登録日:2006年 09月 29日 22:15:54
- プロフィール

- 隊長
- (男)
- 1959年07月13日
- 飯田商会ホームページ
- メルマガ「自動車整備の本当の話」
- 「仕事だから」という言い訳しながら、悪いことしてる人は
古今東西後を絶ちません。
色々な投機話や健康グッズ、百鬼夜行の如くに
欲にまみれた妖怪のオンパレードです。
それは自動車業界でも同じです。
しかし、市場経済至上主義とは、儲かれば何をしてもいいことではないと
私は思ってます。
仕事とは、それを通じて社会に奉仕すること。
自らの発展の過程において、社会全体の幸福にも寄与できること。
当社は大発展を目指しつつ、それが社会全体の幸福に繋がるべく
努力して参ります。
飯田 剛
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