2006年 11月 28日
愛媛新聞12日付けの掲載投書
-「人体の資源化」に恐ろしさ-
宇和島徳州会病院の病気腎移植問題で、臓器移植自体への不信は高まった。
患者本人の意思と関係なく勝手に移植したことは非難されてしかるべきである。
執刀した医師は強弁を繰り返している模様だが、
環境や条件、あるいは結果によって、手段や過程の正当化は不可能だ。
医師の真摯な反省の弁を待ちたい。
そしてさらに気になるのは、「人体の資源化」という言葉の恐ろしさだ。
人体や臓器をパーツ化して考え、
壊れた機械から中古部品を外すように、人体から臓器を摘出する考えだろう。
確かに「死ねば何もかも終わりだ」と思えば、肉体など単なる器物に過ぎない。
資源化を考えても当然だ。
ただ、その言葉の響きの中から、生命の価値、人間のへの尊厳の念など感じられるだろうか。
どうか考えてもらいたい。
人間が単に機械の集合体であり、人間の尊厳とは機械としての使用価値に過ぎないなどと、
本当に思えるかどうかをだ。
尊い生命を扱う医療関係者諸氏には、
「生命の尊厳」という言葉を、再度かみしめてもらいたいと念願する。
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登録日:2006年 11月 28日 21:06:04
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飯田 剛
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