2007年 01月

いじめマンガ感想記

私もいじめ問題を勉強せねばと一念発起したのだが、
活字になっている固い本はどうも読みこなせない。

というのも、内容があまりに悲劇で満ちていて、
本を開いて読み進める勇気が足らないからだ。
そこで、「マンガなら簡単に雰囲気がつかめるかも」と、
マンガで勉強と決め込んだ。
フィクションぽいし、
イメージはつかみやすいし、
普段なら「またマンガ買ってきたの?!」と、
家内に馬鹿にされるのを、
「これは勉強だ!」と言い返すことが可能だからだ。
(目的が不純か・・・)

まず第一弾は、
集英社のマーガレットコミックスで、
「問題のない私たち」(全3巻)だ。
これは本屋さんで普通に品揃えしているので、
すぐに購入可能である。

全三巻の内容は、一冊づつ中心が異なる
第一巻は、いじめ問題
第二巻は、問題教師
第三巻は、心の病を持つ少女

いじめを学ぶなら一巻だけでオッケーだが、
読み物としては面白いので、通読しても損はない。

いじめに関して本書から学べることは多い。
(1) いじめ被害の恐怖、絶望
(2) 加害者と被害者が容易に入れ替わる
(3) 指導側(学校、教師)の無為無策が助長
(4) 自殺にまで到る必然性

活字ではなく、画像としてイメージを持てることは、
マンガの特徴であるから、一読すれば容易にエッセンスをつかめる。

特に私が「ここがポイントだなあ」と思ったのは、
いじめが行なわれている際、
加害者が、周囲の反応や教師の対応を窺いながら、
いじめをエスカレートさせていったことだろう。
逆にみれば、指導的立場にある存在が、
断固とした対応を取れば、
容易にいじめを防ぐことが可能かもしれない、とうことだ。

これほどまでに猛威を振るう「いじめ」でも、
大人社会の(まあ、学校や教員、教育委員会を意味するが)
断固たる対応で根絶する道筋が見えるのだ。

一方、本書の短所をあえて挙げるとするならば、
登場人物が、すべて善人ばかりであり、
子供社会の自浄作用だけでいじめが解決したということだろうか。

実際には「魔に魅入られた」ような存在が、
悪魔的な行動を取ることも多かろう。
そうでなければ、自殺にまで到る現実は存在しない。

大人社会の「断固たる大鉈」が不要で、
それでも、いじめが解決するという、
誤まったメッセージを発信しないかと、
それだけは心配である。

まあ、いじめ問題の入門書として、
また、子供たちと「共学」の教材として、
一読しても損はない作品であると思う。

しかしそれには関門があることはある。
オジサンが少女マンガ買うのには、抵抗があるし、
変な人に見られるかも・・・
御注意を。

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登録日:2007年 01月 31日 22:45:05

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プロフィール
隊長
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(男)
1959年07月13日
飯田商会ホームページ
メルマガ「自動車整備の本当の話」
「仕事だから」という言い訳しながら、悪いことしてる人は
古今東西後を絶ちません。
色々な投機話や健康グッズ、百鬼夜行の如くに
欲にまみれた妖怪のオンパレードです。
それは自動車業界でも同じです。
しかし、市場経済至上主義とは、儲かれば何をしてもいいことではないと
私は思ってます。
仕事とは、それを通じて社会に奉仕すること。
自らの発展の過程において、社会全体の幸福にも寄与できること。
当社は大発展を目指しつつ、それが社会全体の幸福に繋がるべく
努力して参ります。

飯田 剛
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