名前に込められたさまざまな思い
【ニューヨーク/米国 28日 AFP】ニューヨークの保健当局が27日に発表した最新の統計データによると、最も人気の犬の名前はマックス(Max)で、かつ雑種であることが判明した。
≫続きを読む…
(c)AFP/Stan HONDA
■アメリカ人は「マ〜ックス!」がお好き
記事には、ニューヨークの保健当局が27日に発表したとありますが、
アメリカの保健局というのはそういう調査もやってるんですねー。
一番人気はマックス、犬種はミックスというのもおもしろい。
マックスだから最多というわけでもないでしょうけど…
なにかというと「マ〜ックス!」と叫ぶご主人様が主人公の映画が
ありましたが、アメリカ人にはマックスが呼びつけやすく、
馴染みの深い名前ということなのでしょうか?
■闘うラッキー&ロッキーくん
↓
続いてラッキー。これはいつも側に侍っている愛犬がラッキー(幸運)
というのは縁起のいい話だし、第3位のプリンセスもまた、同じ意味で
側にいつも王女を侍らせているというのもちょっと満足度が高い
ように思います。あとはロッキーですか…。これはおそらくブルテリアや
ジャーマンシェパードなどの“闘う大型犬”の雑種が多いということから
容易に推察できることですよね。そういえば、還暦を過ぎたスタローンが
『ロッキー5』を撮影中とのウワサも入ってきています。
■マックスとチョコの違いに出る国民性
転じて日本はどうかというと、日本での第1位はチョコ、第2位がモモ、
第3位がマロン、そのあとはハナ、サクラ、ナナ、ココ、ソラ、モコ、
リンと続きます(動物共済保険会社のアニコム調査 06年10.31)。
なんだか食べ物とかお花とか、テレビや映画の影響が色濃く反映
されているような気がしますね。これはきっと、日本のペットブームの
火付け役となったのが愛玩用の小型犬で、飼っている人(名付け親)たちが
食べ物とかお花に影響を受けやすい層だということなのでしょう。
逆に大型犬の雑種が多いアメリカでは、やっぱりマックスとか
ロッキーとかの勇ましい名前になると----。
ちなみに日本の犬の人気の名前「男の子部門」のベスト5は、
チョコ、マロン、レオ(これだけ勇ましい)、ソラ、レオン。
「女の子部門」のベスト5は、モモ、ハナ、サクラ、ナナ、チョコ
ということでした。
■こうあってほしいとの思いを込めて
名前の人気ランキングは時代を反映しているともいわれ、
それはその年活躍した有名人や芸能人ややんごとなきお方の
名前だったり、印象的な出来事だったりするわけですが、
不思議なことにその名前で呼ばれていると、なぜかだんだん
その名前にふさわしい性格や体つきになっていくというのも事実。
これは、名は体を表すの言葉どおり、その名で呼ばれ続けた子が
その名にふさわしくありたいと願い続けることで、一種の自己暗示と
“念”というものが働くからなのでしょう。
だから、親たちは「こうあってほしい」という思いを込めて
名前を考案するわけですね。たとえば景気が低迷から飛躍に
転じそうな可能性があると「翔」が流行るし、こまごました複雑な
事件や不安を感じさせる事象が続くと「大」とか「陸」なんて
名前を付けたくなる。そういう見方で犬の名前を見ると、
ああ今は「甘さ」「明るさ」「愛らしさ」が求められる時代で
それらを一括すると、やはり犬によって「癒されたい」「いつも
家庭に明るい笑いを与えてほしい」という願いが込められている
ような気がします。
■アッシュらしくハービーらしい当家の犬たち
ちなみに当家の愛犬たちは、上がアッシュ下がハービーですが、
アッシュは、ブリーダーにもらい受けにいったときに
「灰(Ash)の塊」のように見えたから。ハービーは
やはりブリーダーの家で最初に見たとき、ちょこまかとよく動く
子だったので、昔見たディズニー映画の『ラブバッグ』に出てくる
主人公のビートルという意志を持ったクルマに似ていた
ことからその名を頂戴したわけです(この映画、後年『ハービー』
というタイトルで再映画化されました!)。
今は、この子たちはアッシュとハービー以外に考えられないほど
アッシュらしくハービーらしい日々(?)を送ってますから
世の中、不思議なものですよね!
カテゴリー[ ペット・動物 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2006年 12月 28日 21:22:38
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- 坂本徹也 Sakamoto Tetsuya
- (男)
- Pet Journal
- ペットジャーナリスト、住宅建築ジャーナリスト。1956年、兵庫県生まれ。
2頭のミニチュアシュナウザーを飼ったことからペット業界に疑問を持ち、ペット関連のルポルタージュの執筆を始める。著書に『アッシュと歩いたヨーロッパ』『よい獣医さんはどこにいる』『二歩先をゆく獣医さん』『ペットの命を守る』『ペットフードで健康になる』『建築家と家をつくる愉しみ』『バスター先生と小さな仲間たち』(翻訳)など多数
- 最近のエントリー
- [01/17] 肥満が気になるならそのフード、食べさせなければいいんじゃない?
- [01/10] 初夢はパリで…
- [01/04] ペットや火災報知器に頼る前にタバコをやめましょう
- [12/28] 名前に込められたさまざまな思い
- [12/22] 日本でも中国でもなかなか難しい動物愛護
- [12/13] なにが飛び出すかわからない中国のペット事情
- [12/07] パロディーにされるのはブランド力の証しですよ、ヴィトンさん
- [12/02] 飼い主ではなく犬を罰する本末転倒な法案
- [11/24] さても恐ろしい狂犬病の猛威
- [11/20] ずっと人間の生活を支えてきた犬
- 最近のコメント
- [06/17] 初夢はパリで… Katoyan
- [02/05] 初夢はパリで… ジルママ
- [12/16] さても恐ろしい狂犬病の猛威 シホォ
- [11/25] さても恐ろしい狂犬病の猛威 Sakamoto
- [11/25] さても恐ろしい狂犬病の猛威 ジルママ
- [11/10] これからの獣医教育に望まれること Sakamoto
- [11/09] これからの獣医教育に望まれること サトウカツキ
- [10/01] キミは『名犬ラッシー』を見たか? 坂本徹也
- [09/24] キミは『名犬ラッシー』を見たか? 小林昌幸
- [07/31] イヌと愛犬の間に存在する大きな壁 Sakamoto
- 最近のトラックバック
- カテゴリー
- ペット・動物 [50]
- 検索