ペットや火災報知器に頼る前にタバコをやめましょう

火災報知器より優秀なネコ、一家4人を救う - オーストラリア

【シドニー/オーストラリア 29日 AFP】クイーンズランド(Queensland)北部で28日、一家4人が住む住宅で火災が発生したが、飼い猫の大手柄で大事には至らなかった。
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(c)AFP/TATYANA MAKEYEVA

AFPBB News


■猫だっていまの幸せな生活を守りたい

猫は犬にくらべて独立心の強い生き物で、あまり飼い主に対して
恩義を感じていないと思われているようなところがありますが、
このクイーンズランドに住む猫ちゃんの話を読むと、そうとも
言い切れないというのがわかりますね。
猫だって、いまの幸せな生活を守りたいし、大好きな飼い主の命を
火事から守りたいと思うのは当然でしょう。

■飼い主をおいてけぼりにしてトンヅラする犬たち
          ↓

それにしても忠犬物語は数々あれども、忠猫物語は聞かないのは
どういうことでしょうね。やはりこの猫のように実際に行動で
示す例が少ないということなのかな? しかしながら忠犬という
言葉に代表されるように、犬は飼い主に対して忠義を尽くすものと
いうイメージは強く、ときには我が身をなげうっても飼い主を守る
ものと思われがちですが、この通説をうちの犬たちにあてはめて
考えるとはなはだ怪しい。以前、テレビの『トリビアの泉』で実験して
いましたが、散歩中に突然現れたクマ(着ぐるみを来たスタッフ)に
対して、犬たちは真っ先に逃げ出し、倒れて襲われそうになっている
飼い主はおいてけぼりというのがほとんどでした。これと同じく
うちの犬たちも、おそらく私をほったらかしにしてトンヅラしてしまう
ことが十分に予想できます(それは日常の行動を見ていればわかる)。

■犬は忠実、猫は薄情というのは信用できない通説

そう考えると、犬は忠実、猫は薄情というイメージは眉唾物で、
犬も猫も個体個体で全然違うと考えた方がよさそうです。
また、これは犬種やその訓練法によっても大きく違ってくる。
最初から群れのリーダーを守ろうとする意識の強い犬種もいれば
そうでない犬種もいるし、飼い主に忠実な犬に育て上げるような
プログラムを実施すればそのようになると…。
私は猫種に関する知識がありませんが、同じ猫でも群れ意識の強い
猫種なるものが存在するのでしょうか。

■悲惨な初夢にならなくてめでたし、めでたし…

クイーンズランドの猫ちゃんには、そうした訓練は施されて
いなかったと思いますが、たまたまその猫は群れを助けるという
習性が強く、頭もよかったということかもしれません。いや、それとも
かれは自分のいまの生活を守るためには、どうすればよいかを
とっさに判断する優秀な頭脳の持ち主で、飼い主とは関係なく
行動は「自分の生活を守る」という我が身かわいさの表れだった
のでしょうか?
(猫好きの人たちには「あの飼い主に媚びない、毅然としたところが
好きなのよね」という人が多いような気がします)

ともあれ飼い主にとっては、悲惨な初夢にならなくてよかった
という一幕でした。あと、忠犬に命を守ってほしいと考えている人には
そうした性質をあらかじめ備えた犬種を飼われることをおすすめします。

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登録日:2007年 01月 04日 17:21:00

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プロフィール
坂本徹也 Sakamoto Tetsuya
(男)
Pet Journal
ペットジャーナリスト、住宅建築ジャーナリスト。1956年、兵庫県生まれ。
2頭のミニチュアシュナウザーを飼ったことからペット業界に疑問を持ち、ペット関連のルポルタージュの執筆を始める。著書に『アッシュと歩いたヨーロッパ』『よい獣医さんはどこにいる』『二歩先をゆく獣医さん』『ペットの命を守る』『ペットフードで健康になる』『建築家と家をつくる愉しみ』『バスター先生と小さな仲間たち』(翻訳)など多数
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