DSシリーズが見せる携帯ゲーム機という存在のブレークアウト


ソニーの携帯ゲーム機PSPの新機種の登場を前に、ニンテンドーDSの新機種が登場した。その「ニンテンドーDSi LL」の意味とニンテンドーDSシリーズの将来について考えてみたい。

@バリエーション展開を見せるDS
2画面液晶を持ち、タッチスクリーンによる革新的なユーザーインターフェースを備えた携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」が登場したのが、2004年年末のことだった。その後、3.0インチの液晶サイズはそのままに携帯性を向上させた「DS Lite」が2006年春に登場し、実質的にDSと置き換わった。その後、デジカメ機能、音楽再生機能、SDメモリーカードスロットを搭載したDSiモデルが登場した。液晶ディスプレイも3.25インチと微妙に大型化している。

@そして、LL
Liteは小型化によって「どこでも自由にゲームができる」要求に応えたモデルであり、マルチメディアモデルとも言えるDSiとは棲み分けが明確なモデルだ。そして、今回、投入されるDSi LLは、4.2インチという大型液晶を搭載しながら、バッテリ容量の増加(充電時間が長くなったことから推定)のおかげか、駆動時間は最高輝度で約4~5時間と、DSiより長い。また、液晶は視野角も広くなり、複数人でディスプレイを見やすくなっている。

@LLは今までにない層を開拓する?
今後のDSシリーズは持ち運びを重視するならDS Lite、大画面で楽に、あるいは複数人で画面を見てプレイするならLL、マルチメディア機能+持ち運びでDSiというように、用途で選択されるようになっていくことだろう。また、LLは液晶大型化に加え、本体内蔵以外に、より長いペンが付属し、文字入力もしやすいあたりが、従来より年齢層が高い人にアピールしそうだ。

@携帯ゲーム機進化の1つの形態か
ニンテンドーDSシリーズは、同じDSという名前でも異なる物理的な特性を持ち、異なる目的を持つユーザーにアピールしている。従来のゲーム機のように、1つの物理形態をユーザーに押しつけるのではなく、ユーザーに選択肢を与えることができるニンテンドーDSは携帯ゲーム機として、多くのユーザーにとって、よりパーソナルな存在となり、より大きな市場を得る可能性を持っているのかも知れない。

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登録日:2009年 11月 03日 19:36:33

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