ドラクエがDSを選んだのは、予想外ではない?

予想外? 「ドラクエ」最新作は「ニンテンドーDS」で来年発売 - 東京

【東京 13日 AFP】スクウェア・エニックスは12日、人気ロールプレイングゲーム(RPG)「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作「ドラゴンクエスト IX」を任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」向けに開発し、2007年に発売すると発表した。
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(c)AFP PHOTO/Toru YAMANAKA

AFPBB News


このところ、プレステ系で発売されていた人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの新作が携帯ゲーム機のニンテンドーDS対応で登場することが確定したようだ。この選択は意外にも見えるかも知れないが、最近のゲーム業界の流れを見れば、ごく自然なことなのかも知れない。そもそもドラクエは最初は任天堂のファミコン向けに誕生したゲームだ。

@ビジネスは投資に対するリターンの計算
ビジネスは投資に対するリターンの統計的な計算につきる。これはあらゆる産業に言えることだ。現在、据え置きのゲーム機はどちらかというとマーケットの縮小に直面している。さらにそのなかで、3大ゲーム機の戦いが起きていることを考えれば、そこに賭けるのはリスクが大きすぎるとドラクエの開発元であるスクエアエニックスが考えても不思議はない。

@高度な機能が開発費を押し上げる
さらに最近の据え置きゲーム機はハードウェアの開発に熱心であり、さまざまな新テクノロジーを投入している。それに対して、開発をするには、あまりに新しいノウハウが必要であり、それだけの人的リソースに見合うリターンが得られるかは未知数だ。このあたりで賢いのはマイクロソフトでPCゲームと共通する開発環境を提供することでXBOX360の開発の効率をよくしている。

欧米ではPCゲームが日本よりは遙かに盛んなので、そのノウハウを生かして開発できるのであれば、よろこんで開発するわけだ。海外のゲームソフトハウスがXBOX360のゲームを開発しやすいのはこのようなポイントだ。

@ゲーム機とメディア機の両立は難しいのか?
そして、最近のゲーム機はブルーレイなどの次世代ドライブを搭載したことで、次世代DVD戦争の一翼を担わされている。これも純粋にゲーム機が欲しい人には関係のないことで、メディア戦争の影響でゲーム機としての成功が左右されてしまうのも不安定要素なのではないか? ゲーム機がメディア機としての側面を持つことのリスクの1つだ。標準搭載することによるコストアップを納得できない人もいるだろう。

@それは予想外ではない
デスクトップゲーム機市場とは逆にポータブルゲーム機市場は上り調子で、今後、より広がっていく可能性を持っている。そして、そのなかでもニンテンドーDSはトップのシェアだ。開発に関してもプレステ3よりは、必要とするリソースが少ないだろう。そう考えると、ドラクエがニンテンドーDSから出るのはそう不思議でもないかも知れない。そして、今後、パーソナルなゲーム機の主流は携帯ゲーム機になっていく可能性もあると思う。

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登録日:2006年 12月 18日 12:01:15

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■職業:作家&ITジャーナリスト
■著作:50冊ほどの著書を持つ。近著は次世代DVD技術を解説した「図解 Blu-ray HD DVDがわかる」(技術評論社)、ビデオカメラの撮影技術を紹介した「これからはじめるデジタルビデオカメラの本」(技術評論社)など。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。
PC、ビデオカメラ、DVDHDDレコーダーなどデジタルAVに詳しく、AllAboutのDVDHDDレコーダーガイドでもある。
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