TVはすべてを取り込むのか?

日立、世界初の着脱可能「iVDR」対応の薄型テレビを発売 - 東京

【東京 20日 AFP】家電大手日立は20日、世界初の着脱式「iVDR(Information Versatile Disk for Removable usage)」対応で、内蔵型HDD「iVDR」も搭載した薄型テレビの発売を発表した。
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(c)AFP/Yoshikazu TSUNO

AFPBB News


日立から世界初の着脱式ハードディスクを搭載したTVが登場した。ハードディスクを搭載しているということは当然、レコーダー機能を搭載しているということ。この新製品にはどのような意味があるのだろうか?

●ディスプレイはすべてを飲み込む?
もう10年以上前の話だが、アタリジャパンにお伺いして、当時、社長だった東海太郎氏といろいろPCの未来について話をお伺いしたことがある。そのときの話で、印象的だったのは「ディスプレイがすべてを飲み込むのでは?」というものだ。将来、集積化が進めば、PCの機能は小さな基盤に収まるようになり、ディスプレイにそれを刺すだけでPCの機能が使えるようになるのでは?というような話だった。氏はその後、アップルに移ったというウワサで、現在、iMacはディスプレイにPC機能を集約している。

●レコーダーを取り込んだTV
言うまでもなく、今回の日立のTVはハードディスクレコーダーの機能をディスプレイに取り込んだものだ。今までもレコーダーの機能をPCに取り込んだものは存在したが、着脱式ハードディスクを搭載したものは初めてだ。今回の着脱式ハードディスクにより、容量の制限の呪縛から解き放たれ、より実用的に使えることだろう。着脱式を採用したレコーダーにはパイオニアの製品などもあるが、今回の日立の製品はTVに内蔵しているということでインパクトがある。

●AVのコアはTV?
家電メーカーでお話を伺うと、ユーザーはレコーダーやTVを買うとき、まずはTVのことを考えるということをよく聞く。そのTVにレコーダーを組み込んでしまうのは、ユーザーに余計なことを考えさせなくていいという面ではインパクトが大きい。また、最近ではビエラリンク(パナソニック)、ファミリンク(シャープ)というような言葉をよく聞く。これはHDMIコネクタを利用したものだ。

●HDMIがリンクのキー
ビエラリンクやファミリンクは、HDMI機能による通信で、1つのリモコンで複数の機器のコントロールができるようにしている。これは複数の機器を1つのリモコンでコントロールできるという便利さがある。ビエラリンクはTVとレコーダー、ファミリンクはTVとレコーダーとオーディオ機器をコントロールする。このコントロールは同一メーカーの対応機器でなくてはできない。

●TVシェアがレコーダーに影響?
TVで大きなシェアを持つシャープのレコーダーの売り上げが急速に上がったのは、このファミリンクの影響ではないかという話もある。AV機器のコアはTVで、その影響は他の機器の選択にも大きな影響力を持っているというわけ。このように今後のAV機器のバトルはTVを中心としたものになる可能性がある。

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登録日:2007年 03月 22日 17:05:08

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■職業:作家&ITジャーナリスト
■著作:50冊ほどの著書を持つ。近著は次世代DVD技術を解説した「図解 Blu-ray HD DVDがわかる」(技術評論社)、ビデオカメラの撮影技術を紹介した「これからはじめるデジタルビデオカメラの本」(技術評論社)など。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。
PC、ビデオカメラ、DVDHDDレコーダーなどデジタルAVに詳しく、AllAboutのDVDHDDレコーダーガイドでもある。
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