今後のネット社会で重要なのは情報のオーサライズか?

「ウィキペディア」、携帯電話から利用可能に - 東京

【東京 24日 AFP】ユーザーの執筆、編集による参加型オンライン辞書検索サイト「ウィキペディア(Wikipedia)」は今や、オフィスや自宅などで欠かせない存在だ。
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(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO

AFPBB News


現在、多くの人々がその知識をネットから得ている。そして、オンライン百科事典ウィキペヂアが携帯電話からでもアクセスできるようになった。紙の時代から便利になったようにも見えるネットでの情報検索だが、そこに問題がないわけではない。

@玉石混交なネット上の知識
GoogleやYahooなどで検索すれば、たしかにキーワードに関する多くの情報を検索することができる。しかし、そのすべての情報が正しいかどうかはまったくもって、何の保証もない。個人のホームページやブログなどは、そもそも情報の信頼性を保証する必要などないのだ。とはいえ、それは個人のホームページやブログの情報が常に信頼性がないということではなく、ピンキリであるということだ。結局は検索したユーザーが自己責任で判断すべきことになる。

@ウィキペディアの持つ問題
これに対して、企業の提供する情報ポータルサイトであれば、個人サイトよりはある程度、情報がより正しいことが期待できる。ある程度、というのはこの世に必ず正しいことなどないからだ。何しろ、昔は、地球が球であることも、太陽の周りを周回していることも、否定されていた。ウィキペヂアはそんななかで、利用者自体が情報を書き込むというタイプの百科事典で、その情報はしばしば攪乱され、正しくないこともあった。これはユーザー自身が情報を書き込むというシステムの宿命だ。

@必要なのは情報の信頼性
今後、インターネット上での情報で、より必要になるのは信頼性だろう。それを検索した人が信じられる情報でなければ、ユーザーは複数のサイトを見比べ、何が正しいのかを検討しなければならない。それはある程度の知識がなければ不可能なことだ。この面では紙の書籍などのほうがマシということにもなりかねない。

@情報オーサライズがビジネスになるか?
インターネット上の情報は今後も増加し、ふくれあがっていくことだろう。近い未来にはその情報が正しいのか?を証明してくれる何らかの組織が必要なのではないか?そうでなければ、ユーザーは単に情報を検索するだけでなく、何が正しいのかを常に考える必要がある。さもなくば、最悪、ユーザーが情報を誤って記憶してしまう危険があるだろう。ネットにはインタラクティブな即時性という利便性の反面、デメリットもあるということだ。

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登録日:2007年 05月 13日 08:14:55

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一条 真人
一条 真人
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■職業:作家&ITジャーナリスト
■著作:50冊ほどの著書を持つ。近著は次世代DVD技術を解説した「図解 Blu-ray HD DVDがわかる」(技術評論社)、DVDビデオ作成を説明した「かんたんパソコン生活 ビデオ編集&DVD作り」(技術評論社)など。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。
PC、ビデオカメラ、DVDHDDレコーダーなどデジタルAVに詳しく、AllAboutのDVDHDDレコーダーガイドでもある。
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