UMD-Videoはもう1つの次世代DVDか

ソニーが9月に新型PSPを発売

【7月18日 AFP】ソニー・コンピュータ・エンターテイメント(Sony Computer Entertainment)は17日、携帯型ゲーム機、プレイステーション・ポータブル(PSP)の軽量型の新モデルを9月20日に発売すると発表した。新モデルPSP-2000は、価格が19,800円で全6色。

 重量は従来型の3分の1、厚さは19パーセント削減され、バッテリーの寿命やディスプレイの質も向上している。この新モデルは米カリフォルニア州(California)で前週開催されたゲームの祭典「E3」でお披露目された。(c)AFP

AFPBB News


PSPが薄型軽量化し、PSP2000として生まれ変わる。同じ携帯ゲーム機のニンテンドーDSに販売台数で負けているPSPだが、今回のモデルチェンジでゲーム機としてよりメディアマシンとして大きなレボリューションを起こす可能性がある。

@どう変わった?PSP2000
PSPからPSP2000で変わるのは、目立つところでは重さが従来の約2/3になり、厚さが約19%薄くなったことだ。僕もPSPを持っているが、持ち運んでいるとその重さと大きさが気になるところだったので、この軽量薄型化は歓迎したい。液晶サイズやCPUなどのハードスペックは従来のままなので、PSP2000は失うものがなく、得るものが大きい進化をしたことになる。

@ゲーム機としての進化ポイント
また、UMDディスクのデータの読み込みを、フラッシュメモリ(メモリースティック)でキャッシングする機能も追加された。ディスクメディアからの読み込みはROMメディアよりも時間がかかるが、キャッシュによる高速化で、これを軽減しようというわけだ。これがどの程度の効果なのか興味のあるところだが、ゲーム機としては大きな進化ポイントだと言える。

@ビデオ出力機能でUMDメディアが真価を発揮する?
さらに、ビデオ出力機能を搭載したのが大きな違いだ。これによりゲーム画面からビデオ再生までをTVに出力することができるようになった。ゲームが大画面でプレイできるということ以上に、ビデオ再生をTVで見られることに注目したい。PSPの対応するディスクメディアは「UMD」。6センチ(DVDは12センチ)という小さなサイズで、1.8GBという記録容量を持っている。UMD-Videoはビデオ圧縮にMPEG4を使うため、映像クオリティと記録時間はDVDビデオに匹敵する。

@UMD-Videoはもう1つの次世代DVDか
つまり、UMDはDVDよりも小さなサイズで同等の映像を収録することができるメディアなわけだ。どこでも持ち運べるPSPでどこでも美しいビデオ映像を見ることができ、さらにそのままTVに接続することで大画面でもDVD並の映像を楽しめる。UMDディスクはDVDの半分以下のサイズなので場所も食わない。PSP2000の発売で、UMD-Videoは一気にブレークする可能性があるかも知れない。

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登録日:2007年 07月 22日 08:02:29

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一条 真人
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■職業:作家&ITジャーナリスト
■著作:50冊ほどの著書を持つ。近著は次世代DVD技術を解説した「図解 Blu-ray HD DVDがわかる」(技術評論社)、ビデオカメラの撮影技術を紹介した「これからはじめるデジタルビデオカメラの本」(技術評論社)など。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。
PC、ビデオカメラ、DVDHDDレコーダーなどデジタルAVに詳しく、AllAboutのDVDHDDレコーダーガイドでもある。
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