水冷PCを一般化したNECに拍手

NEC、世界初のHDD水冷を採用した一体型PCなどを発売

【9月3日 AFP】NECは3日、CPU水冷の冷却効率を向上させるとともに、世界で始めてハードディスク(HDD)水冷システムを採用した液晶一体型PC「Valuestar VW500」など、個人向けPC「VALUESTAR」シリーズの販売を開始した。新しいValuestar VW500には、インテル(Intel)のペンティアム・デュアルコア・プロセッサーと19インチのLCDディスプレーが装備されている。(c)AFP

AFPBB News


NECは水冷化に熱心なPCメーカーだが、今回の第4世代の水冷システムではハードディスクをも水冷し、静音化するようになった。果たして、すべてのPCは水冷になっていくのだろうか?

@第4世代で進化したNECの水冷PC
NECは水冷に熱心で、今回の第4世代の水冷システムではハードディスクを密閉した静音ケースに入れ、それを冷却することで、ハードディスクの静音化をも計っている。PCの主な熱源(つまりはファンによる騒音源)はCPU、ハードディスク、ビデオカードなので、これでまた一歩進んだ静音化が計れることになる。今後、水冷による静音化はNECのPCの独自のセールスポイントとなっていくことだろう。

@ハードディスク水冷の対費用効果
このハードディスクの水冷化の対費用効果も高そうだ。僕は常々、ハードディスクの主流は3.5インチから2.5インチなど、小型なものに移っていくのではないかと思っている。それは小型化、省電力化、静音化などを考えてのことで、2.5インチHDDが低価格化していけば、それは間違いないと思っている。しかし、現時点では静音とコストの面だけであれば、水冷も悪くなさそうだ。

@一般レベルにも水冷化を進めるNEC
最近では一時期ほどCPUのTDPが高いわけではないが、それでもトップクラスのCPUは100Wを超えるものになっている。このようなトップクラスのモデルであれば、水冷のメリットはかなり大きなものだと言えるだろう。しかし、NECの凄いところは、そのようなハイエンドだけでなく、一般レベルのPCをも水冷化しようとしているところだ。従来はデスクトップ機だけだったのに、今回はディスプレイ一体型機も水冷化されている。

@水冷は今後のPCを変えるか
一般セールスのディスプレイ一体型機にまで水冷を導するのは、通常の運用では問題ないレベルの信頼性があるとNECが確信しているからに他ならない。今回の一体型機は大量に売れるであろうから、信頼性が実際に証明されることになるだろう。水冷により、最近、没個性的になりがちなPCのなかで、NECは独自のアイデンティティの確立に成功した。これは今後のPCの流れを大きく変えるかも知れない。

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登録日:2007年 09月 04日 14:36:37

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■著作: 「Androidスマートフォン「超」ビジネス活用術」(技術評論社)絶賛発売中。50冊ほどの著書を持つ。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。オーロラを見にアラスカに行ったりマラソンを走ったりエクストリームなことが大好き。iPhoneとXperia使用中。ツイッターユーザーIDは@ichijomasahito
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