ネットワークの世代って何?

次世代高速通信網、 2015年の実用化目指し官民共同開発へ

【10月1日 AFP】情報通信研究機構(National Institute of Information and Communications Technology)は官民共同の研究組織を設立と、年内に発売予定の次世代ネットワークより通信速度が10倍速い「新世代ネットワーク」の開発に乗り出す。
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(c)AFP

AFPBB News


「次世代ネットワーク」と「新世代ネットワーク」。その違いは、言葉からは実にわかりにくい。日本語の意味だけから考えれば、どちらも「次に来るネットワーク」という意味なのだが、実際にその違いは何なのだろうか?

@アナログ電話は過去のものに?
「次世代ネットワーク」(NextGenerationNetwork:NGN)というのは、日本だけではなく、世界的に進んでいるプロジェクトだ。現在、世界的にインターネットとブロードバンドが普及しており、それを利用したIP電話、IP放送、IP通信が普通に行われている。これに対して、従来の電話会社は電話に関して、アナログ電話サービスを行っているが、それがもはや時代遅れなのは明白だ。

@通信はデジタルが標準に
現在、ケーブルTV会社、NTTなどは、そのブロードバンド回線でインターネット通信、音声通話、映像放送のサービスを行っている。これは諸外国でも同じことで、多くの通信業者が複数メディアのサービスを提供している。NGNというのは、これらのインターネットを経由したIPメディアサービスを規格化したものだ。そのため、名前は次世代でも特に高速化しようということではない。

@NGNの問題は信頼性
NGNにおいての重要な問題は単純な最高速度よりも、そのセキュリティや安定性にある。セキュリティに問題があれば、通話が傍受されてしまうし、安定性がなければ、回線が切れてしまう。NGNはそのあたりを考慮した規格となっている。NGNは従来の電話、放送など、さまざまなサービスをIPに置き換えるという世界的な構想なのだ。

@じゃあ、新世代ネットワークは?
これに対し、新世代ネットワークというのは現在のインターネット回線、バックボーンをより高速にしようというもの。新世代という名前はカッコいいが、実態は今までも繰り広げられてきた高速化構想になる。高速化はけっこうだが、それだけの高速通信が普通になると、電磁波が気になるので、そのあたりの規格もしっかりして欲しい。高速無線通信が本格化すれば、その問題は大きいだろう。

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登録日:2007年 10月 01日 19:46:28

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一条 真人
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■著作: 「Androidスマートフォン「超」ビジネス活用術」(技術評論社)絶賛発売中。50冊ほどの著書を持つ。
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