量産プラグインハイブリッドは新時代の先駆けか?

中国BYDオート、電気自動車でリード狙い国際市場へ

【2月22日 AFP】過去100年間、石油に依存し続けてきた世界の自動車メーカーたちが、その束縛から解かれようと先を争う中、中国の比亜迪汽車(BYDオート、BYD Auto)が電気自動車市場でのリードを耽々(たんたん)と狙っている。
≫続きを読む…
(c)AFP/Peter Harmsen

AFPBB News


中国の自動車メーカーBYDオートが、世界初のプラグインタイプのハイブリッド車「F3DM」の量産を開始した。ハイブリッドに関して先進国である日本に先んじた中国の自動車産業とは?

@電気自動車に強い中国
中国は実は電動の乗り物に強い国だ。キックボードのようなものに電動モーターを取り付けた乗り物も普通に販売されてしまう。これはTVドラマ「アリーmyLove」でアリーも乗っていた。スクーターも電動のものが販売されているし、電気自動車も盛んだ。数年前にはすでに電気自動車だけで営業するタクシー会社が存在した。世界でもまれな電気自動車先進国なのだ。

@後進ゆえの豊富な選択肢
中国がなぜ、電力駆動のものに強いのか?というと、これは後進国故に自動車産業が生まれた時点で動力の選択肢が多かったことと、ある意味、開発が簡単なことがあるのかも知れない。100年前から自動車を作っている先進自動車メーカーたちはBYDオートができた14年前の時点ではそのコアにガソリン駆動のエンジンを常識的に使っていたが、BYDにとっては電力も十分に実用的な選択肢だったのだろう。

@時代ゆえに可能だった選択
そして、エンジンを1から設計するのは面倒だが、電気自動車であれば、モーターと電池があれば動いてしまう。当然、充電池やリチャージ、パワーコントロールなど、さまざまなものを開発しなければならないにしても、ガソリンエンジンを1から開発するのも手間がかかる。限界の見えた化石燃料と比較し、将来性を考えれば、どちらがペイする選択なのかはBYDのような後進自動車メーカーには明白だったのではないだろうか?

@プリウスはライバルか?
昨年にプリウス・ハイブリッドのプラグイン車が北米で走行実験をしていた、この機材では1回の充電で11キロしか走行できなかったのに対して、F3DMは100キロを走行できるという。そもそも単なるハイブリッドとして設計されたプリウスはバッテリ容量の面など、プラグイン向けではないのだろう。総合的な走行性能はまだ判断できないが、F3DMはたしかに世界初の量産プラグインハイブリッドとして、プリウスとは異なる強力なアイデンティティを持つ自動車なようだ。

カテゴリー[ 自動車・バイク・飛行機・乗り物 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 03月 06日 23:28:12

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2009年 03月 >
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31



プロフィール
一条 真人
一条 真人
(男)
一条真人メモ(ブログ)
家電チャンネル:一条真人
一条真人のお買い物ブログ
■職業:作家&ITジャーナリスト
■著作: 「Androidスマートフォン「超」ビジネス活用術」(技術評論社)絶賛発売中。50冊ほどの著書を持つ。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。オーロラを見にアラスカに行ったりマラソンを走ったりエクストリームなことが大好き。iPhoneとXperia使用中。ツイッターユーザーIDは@ichijomasahito
最近のトラックバック
検索