時代の空気が読めるのはどっちだ?

トヨタの新型「プリウス」、富士スピードウェイでお披露目走行

【4月3日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は3日、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイ(Fuji Speedway)で行ったハイブリッド車「プリウス」新型版の試作車走行を、報道陣に公開した。

 また、大量生産車としては世界最高燃費となるガソリン1リットル当たり38キロの走行距離を、新型「プリウス」が達成したと発表した。

 トヨタは、1.8リットルエンジンと出力を増強したモーターを搭載した新型「プリウス」を、第3世代ハイブリッド車と位置づけている。新型「プリウス」の店頭発売は5月の予定。(c)AFP

AFPBB News


今年2月に発売されたハイブリッド車ホンダ新インサイトのヒットに続き、5月にはトヨタのプリウスに新機種が登場する。その新プリウスの登場を前に富士スピードウェイで試作車走行が行われた。インサイトを意識したアピールともとれるが、この2車の勝負はどうなるだろう?

@ミニマムなスタートの初代インサイト
ハイブリッドカーである初代インサイトは乗員を2名としてボディを軽量化し、極限までエコロジーを追求したある意味理想主義的なハイブリッドカーだった。それはそれで素晴らしいと思うのだが、当時の一般大衆には受け入れられず、実用的な機能を重視したプリウスに敗北してしまう。これはインサイトにはじまったことではなく、ホンダの自動車はしばしば先進的過ぎるが故に一般レベルには受け入れられないことがある。

@新インサイトが目指すもの
1999年の初代インサイトの登場から約10年、今年2009年2月に登場した新インサイトは5人乗りと実用性を高めながらも、軽量化とミニマムな動力性能によって、実用的な機能と低価格(Gグレード189万円)を実現した。今までのハイブリッド車にない買いやすい価格と実用性によって、インサイトがヒット作となったのは記憶に新しい。先代のようにある意味、理想主義でありながら、現実とうまく折り合いをつけた作品だ。

@世界商品となったプリウス
これに対して、ハイブリッド車として、成功路線を走ってきたプリウスは、新型になるごとに動力とボディを拡大してきた。今回の新機種でもボディと動力を拡大しているが、ボディは大柄なアメリカ人のアメリカ市場の要求のため、動力は高速なヨーロッパ市場の要求のためという話がある。燃費性能はカタログスペックでは向上しているそうだが、現実の走行でどの程度かは、発売後にはっきりするだろう。この新プリウスはインサイトのヒットの影響で、販売価格を予想より安く、最低価格約205万円に設定した。

@時代の空気が読めるのはどっちだ?
成功した製品ゆえに大きな市場を目指さざるを得ず、拡大を続けてきたプリウスに対し、ある意味、理想主義的で知的なミニマムトランスポーターがインサイトだ。実際に走行した場合の燃費の違いがどうなのか?販売価格の低価格化でプリウスがインサイトに対抗できるのか?など、さまざまな興味はつきない。とはいえ、発売前にサーキットで走行会というあたりに、あまりエコではないセンスを感じるのは僕の気のせいだろうか?

カテゴリー[ 自動車・バイク・飛行機・乗り物 ], コメント[1], トラックバック[0]
登録日:2009年 04月 07日 21:37:31

コメント

確かにエコではないセンスを感じてしまいますね。

ほの @ 2009年 12月 08日 15:13:51

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■職業:作家&ITジャーナリスト
■著作: 「Androidスマートフォン「超」ビジネス活用術」(技術評論社)絶賛発売中。50冊ほどの著書を持つ。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。オーロラを見にアラスカに行ったりマラソンを走ったりエクストリームなことが大好き。iPhoneとXperia使用中。ツイッターユーザーIDは@ichijomasahito
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