ホログラフィックディスクは次世代ブルーレイなのか?

米GE、容量DVD100枚分のホログラフィックディスクを開発

【4月28日 AFP】米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック(General ElectricGE)は27日、DVD100枚分に相当する500GBの記憶容量を持つホログラフィックディスクを開発したと発表した。
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(c)AFP

AFPBB News


あのGEがホログラフィックによる3D記録によって、ブルーレイディスクの50GB(2層)の約10倍の約500GBの容量を持つ光学ディスクの技術実験に成功したという。このホログラフィックディスク技術、将来、ブルーレイディスクを置き換えるのだろうか?

@ブルーレイとDVD
次世代DVD戦争がブルーレイディスクの勝利となったのは記憶に新しいところだが、勝者であるブルーレイディスクにしても、HD DVDにしても、データを読み書きするレーザーに青色を使用している。これはDVDの赤色よりもビームスポットが小さく、記録密度を上げることで、大容量を実現している。つまりは平面的に記録密度を上げる手法であり、記録面を2面(層)など複数にすることでより大容量を実現している。


@ホログラフィックディスクとは?
ブルーレイが面で記録密度を上げて、大容量を実現しているのに対して、ホログラフィック記録では深さに対しても記録密度を上げている。つまりは2Dではなく、3Dの記録方式だ。BDでも2層メディアでは深さを2倍にすることで、2倍の容量を得ているが、ホログラフィック記録では深さにおいて、より多段階に記録することで、飛躍的に大容量化を実現しているのだ。

@マイクロホログラフィックとは?
ホログラフィック記録は実は多くのメーカーがチャレンジしているが、従来の機器は複数のレーザーを使ったり、ドライブが大きすぎるなど、現在のDVDやBDドライブのサイズとはかけ離れたものが多かった。これに対して、GEが今回、技術実験に成功したものは「マイクロホログラフィック」と呼ばれるもので、ディスクサイズは現在のBDと同じ、記録にはブルーレイと同じ青色レーザーだけを使うというもので、フォーマットは現在のDVD、BDに近く、CD、DVD、BDの再生に対応できるなど互換性も確保されている。

@BDに置き換わるのか?
コンパクトさと、従来のメディアとの互換性の高さがGEのマイクロホログラフィックの特徴だ。将来はより容量を上げることも可能だという。何年後かはわからないが、これが商品化され、コスト競争力を持つようになれば、次世代BD(DVD?)技術となる可能性は高いかも知れない。あのエジソンの血を引くGEがこのマイクロ・ホログラフィックスを開発したことに、電気のパイオニアたるエジソンの執念的なものを感じてしまうと言ったら、ロマンチックに過ぎるだろうか?

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登録日:2009年 05月 11日 12:28:12

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一条 真人
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■職業:作家&ITジャーナリスト
■著作: 「Androidスマートフォン「超」ビジネス活用術」(技術評論社)絶賛発売中。50冊ほどの著書を持つ。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。オーロラを見にアラスカに行ったりマラソンを走ったりエクストリームなことが大好き。iPhoneとXperia使用中。ツイッターユーザーIDは@ichijomasahito
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