本格化し加速する世界の電子ブック市場

米書店バーンズ&ノーブル、電子書籍販売サイトをオープン

【7月21日 AFP】米書店チェーン大手バーンズ&ノーブル(Barnes & Noble)は20日、世界最大規模となる電子書籍販売サイトを立ち上げた。
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(c)AFP

AFPBB News


アマゾンの電子ブックリーダー「kindle」の好調を受けて、米書店大手「バーンズ&ノーブル」も電子書籍販売サイトをオープンした。これは今後の電子ブック市場にどう影響するのだろうか?

★kindleの成功
初代の「kindle」が発売されたのは2007年のことだった。発売当時の価格は399ドルとやや割高ではあったが、3G携帯電話の通信網を使って本体からダイレクトにサイトにアクセスして購入し、ダウンロードできる利便性が評価されてか、それまでの電子ブックにない成功を収めた。現在では米アマゾンの販売する本の30%以上がkindleだというから、どれだけ成功しているかがわかるだろう。

★進化するkindle端末
このkindle端末は、現在ではバージョンアップし、kindle2となっている。また、より画面の大きい9インチタイプも発売された。これも市場での成功を確信してのことだろう。このkindleの成功は携帯通信網によって、どこでも本が買える便利さと、1つの端末で1000冊以上のデータが保存可能という利便性の高さゆえだろう。なお、kindle2の内蔵メモリは2GBで、初代は180GBに過ぎなかった。また、2では厚さもスリムとなり、価格も299ドルと安くなっている。

★「バーンズ&ノーブル」の利用するインフラ
これに対してバーンズ&ノーブルではPC、Mac、そして、iPhone、iPod touch、ブラックベリーなどをインフラとしている。これらに独自のリーダーソフトをインストールし、本のダウンロード購入ができるようにする。iPhoneやブラックベリーなどを端末とすることで、独自端末やインフラを整備せずに、どこでも本がダウンロード購入できるようにしているわけだ。電子ブック専用機のkindleは画面が広く、反射も少なく読みやすいという利点があるが、バーンズ&ノーブルもこれに対抗するため、専用端末の発売を考えているようだ。

★電子ブック市場の本格化
まさに本格化しつつあるアメリカの電子ブック市場の争いだが、バーンズ&ノーブルやアマゾンのコンテンツはアメリカ在住者しか利用できないのが悲しい。日本国内では携帯電話をインフラとして電子ブック市場が盛り上がっているが、米国と比較するとコンテンツの絶対数が違うし、コンテンツに偏りがあって、あまり汎用的ではない。今後の展開に注目したいところだ。何にせよ、今後、電子ブックへと加速は世界的な傾向となるだろう。

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登録日:2009年 08月 05日 01:40:58

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一条 真人
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■職業:作家&ITジャーナリスト
■著作: 「Androidスマートフォン「超」ビジネス活用術」(技術評論社)絶賛発売中。50冊ほどの著書を持つ。
■経歴:ソフト開発、パソコン雑誌「ハッカー」(日本文芸社)編集長を経てフリーに。「パッセンジャー」で作家デビュー。オーロラを見にアラスカに行ったりマラソンを走ったりエクストリームなことが大好き。iPhoneとXperia使用中。ツイッターユーザーIDは@ichijomasahito
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