2008年 04月 19日

ダライ・ラマの建前と本音

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小生の友人、演出家・翻訳者でもある横田安正氏がダライ・ラマについて述べているのでご紹介いたします。
先日、日本に立ち寄った際ダライ・ラマ14世は「我々は独立や分離を望んでいるわけではない。ティベット人の人権回復を願っているだけなのだ」と述べた。TVの報道をみると発言にたいし殆どの有識者と称される人たちは「ダライ・ラマがそう言っているのだから抗議行動は穏健にしてもらいたい。また中国政府もダライ・ラマとの会談に臨んで欲しい」などと当たり障りのないことを言っている。宮崎某という評論家は「ティベットは経済・国防・民生などすべての面で中国のもとでなければやっていけない。独立などしょせん無理な話で、ダライ・ラマもそれが分かっているからああいう発言をしているのだ」という趣旨の解説をしていた。イヤハヤ、日本の偉い人たちのナイーヴさ、ここに極まれり!(ナイーヴという英語は日本語に直すと「無邪気な」とか「おバカさん」という意味になります)

ティベット亡命政府の長(おさ)であるラマがこういう発言しかできないのは当たり前ではないか。もし「我々は当然の権利として独立を求める」などと宣言したらどうなるか?中国政府はいっそう激しい弾圧に乗り出し、ティベット人の命そのものが危険にさらされることになる。ダライ・ラマ14世の発言は「ウソも方便」あるいは「建前」と思ったほうが良い。中国政府はそのことを百も承知なので、ダライ・ラマをウソつき、反乱分子のリーダーと呼び対話を拒んでいるのだ。もしダライ・ラマが本気で中国の統治を望んでいるなら、亡命政権を続ける理由がなくなってしまう。
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登録日:2008年 04月 19日 17:51:03

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