香田証生さん殺害犯逮捕か?改めて問われる小泉首相の責任

ラマディの治安維持に貢献するウルフ旅団 - イラク

【ラマディ/イラク 23日 AFP】崩壊状態にあった地方警察部隊に対処する緊急対応部隊として、内務省により設置された第2大隊第2旅団(2nd Battalion 2nd Brigade)の警察特殊部隊(Iraqi Special Police Commandos)は、「ウルフ旅団」(Wolf Brigade)として知られる。
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(c)AFP/DAVID FURST

AFPBB News


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 一昨年の秋、イラクを訪れた香田証生さんが拘束され「公開処刑」された事件は、私にとっても衝撃的だった。「処刑」のビデオも観た。妙に映像がクリアで正に凄絶。後頭部を鈍器でブン殴られたような衝撃を受け、吐き気を催したが、私にはあの映像を観ることは義務のように思えたのである。同じイラクを訪れた者として、香田さんを最初から見捨てた冷酷な男を首相として祭り上げている国の国民の一人として。

■香田さん殺害犯拘束か?

 先週1日、時事通信は「アルカイダ系テロ組織メンバーの疑いで拘束中の男が香田さん殺害を自供した」と報じ、3日深夜、日本政府もイラク当局から報告を受けたことを発表した。香田さん殺害を自供しているのは、フセイン・ファハミ容疑者(27)で、先月上旬に内務省特殊部隊の「オオカミ旅団」に拘束されたという。

 最初、知り合いの記者から第一報を知らされた時、私も半信半疑だった。というのも、オオカミ旅団は「米軍に鍛えられた最精鋭の治安部隊」であると同時に「残忍な虐殺部隊」として恐れられているからだ。オオカミ旅団は次々にイラク市民や宗教指導者を拘束、拷問にかけて虐殺してきたことで、極めて悪名が高い* 。国際的な人権団体アムネスティ・インターナショナルが今月6日に発表したレポートでも、オオカミ旅団が拷問によって自白を強要し、人々を「テロ組織メンバー」として、現地テレビ放送で晒しものにしてきた等が報告されている。
*暗殺教育
http://reishiva.exblog.jp/m2005-07-01/#3133333
*FRIDAY(2005.10.21号)「米軍が黙認する『イラク大虐殺』」
http://homepage2.nifty.com/rei-ngo-report/fridai051021.htm
*Amnesty International Japan-イラク:数千人の被拘禁者が基本的権利を奪われている
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=105

 ただ、報道によれば、ファハミ容疑者の自供内容は、日本政府にとっては都合が悪いものらしい。当初、ファハミ容疑者は、香田さんをバグダッド中心部で拘束後、身代金と引き換えに解放することを考えていた。だが、上層部から「自衛隊撤退要求のための人質」とするように指示を受け、日本政府が拒否したので殺害したのだという。イラク内務省が同省にODA供与している日本政府にとって好ましくない狂言をファミハ容疑者に言わせるのか、という疑問は残る。


■香田さん解放の可能性はあった

 正直なところ、私にもファハミ容疑者が本当に香田さん殺害に関与したかはまだわからない。容疑者としての最低限の人権が守られる状況で事実関係の確認がされることを願うのみだ。だが、明白なことが二つある。一つは香田さん殺害が断じて許されない非道な行為であること。もう一つは、香田さんが解放/救出される可能性もゼロではなかったのに、小泉首相がその希望を踏みにじった、ということだ。香田さんを拘束・殺害したのは、「イラク聖戦アルカイダ機構」だとされている。このテロ組織は極めて残忍で、それまでもニック・バーグさん(米国)、金鮮一さん(韓国)、ケネス・ビグリーさん(英国)等を殺害してきた。香田さんの解放/救出が極めて困難であったことは確かである。だが、一方でフィリピン人労働者のアンヘロ・デラクルスさんはイラク聖戦アルカイダ機構の関連組織に拘束されながらも無事解放された。フィリピン政府が軍をイラクから撤退させたからである。つまり、自衛隊をイラクから撤退させれば、香田さんは解放された可能性が高かったのである。


■「間違った政策を正す」という選択肢

 フィリピンの対応は米国などから「テロリストを増長させる」と批難されたが、この種の批判はおカド違いだ。イラクで外国人が人質とされるようになったのは、イラク西部の都市ファルージャで無差別虐殺を行うなど、米軍の掃討作戦の激化によるものだ。別エントリでも書いているが、そもそも米軍がイラク人女性を人質に取ってきたこと*も関係があると思われる。
*イラクでの外国人誘拐は「米軍の作戦の模倣/リベンジ」?
http://www.actiblog.com/shiba/2872

 元々、自衛隊の「人道復興支援」はイラクを含むイスラム圏での対日感情の悪化や、コストパフォーマンスの悪さが指摘されていたし、もし本当に「イラク復興支援が目的」ならば現在外務省がそうしているように、イラク当局や国際機関、NGOを通じた支援で良かった。フィリピンのアロヨ大統領が米国の批判に対して反論したように、「間違った政策を正す」ことも、或いは選択肢の一つだったのである。


■時間を稼ぐことすらしなかった小泉首相

 「自衛隊を撤退させれば良かった」という意見に対しては、「テロに屈して国策を変えるべきではない」という意見もあるかもしれない。国家のメンツと人命のどちらが大切なのかは議論が分かれるところだろうが、小泉首相が「自衛隊を撤退させる」と言うことは、私自身あまり期待していなかった。だが、せめて「自衛隊は撤退させない」と断言、最初から要求を拒絶してしまわなければ、まだ時間を稼げたのである。映画でも現実の犯罪捜査でも誘拐犯から要求の電話等の連絡がきた時、できるだけ時間を稼ぐのは定石だ。いきなり電話をガチャ切りしたりはしない。小泉首相が「香田さんに罪はない。解放して欲しい」と、自衛隊撤退か否かに触れず、適当にはぐらかしていれば、48時間という期限がすぎても、香田さんは「まだ利用価値がある」として生かされていた可能性は高い。その間に外務省が米英軍やイラク当局から情報を収集し、対策を練ることもできたはずだ。


■民間レベルでも行われていた香田さん救出の努力

 実は、あの当時民間レベルでも香田さん救出の動きがあり、しかも一定の進展があった。イラクの病院や学校を支援しているNPO法人「PEACE ON」*の代表・相澤恭行さんは仲介者を通じ犯行グループとの接触を図っていた。さらにPEACE ONのイラク人スタッフが、一旦は日本政府から協力依頼を拒否していた現地有力宗教者団体「イラク・イスラム法学者協会」から、香田さん解放の協力をとりつけた。同協会は、同年4月の日本人人質事件で事件解決に貢献しているが、彼らが呼びかけることで、犯行グループにつながるような情報がイラク人から寄せられる可能性もあったのである。
*NPO法人PEACE ON http://npopeaceon.org/

 最終的には間に合わなかったものの、相澤さん達の努力によって、少しずつではあるが香田さんを救出する糸口が見えかけていた。「せめて、もう少し時間があれば…」と相澤さんはあれからずっと香田さんへの思いに苛まれている。


■他者への共感と柔軟性を失った日本の社会

 奪われてしまった香田さんの命が戻ってくることはない。だが、あの事件が何だったのか、今一度振り返ることは、日本の政治や社会のあり方を問うことになろう。小泉首相の事件への対応で露呈したのは、弱者や自分の意に沿わぬ者への恐ろしいまでの冷酷さ、そして複雑な事態へ対応する思考力や柔軟性の欠如である。こうした小泉首相の政治家としての資質は、「格差社会」「対アジア外交」などといった問題でも問われているのではないか。そして何よりも、あまりにあっさりと香田さんを見殺しにした小泉首相が、その後大して責任も問われず、のうのうとその座に留まっていられることに不気味さを感じる。それは日本の社会もまた、他者への共感と柔軟性を失っているからなのではないだろうか。


 

カテゴリー[ イラク・中東 ], コメント[19], トラックバック[1]
登録日:2006年 03月 08日 16:40:00

コメント

あの時の「自己責任」風潮は不気味だった。
でも、幸田さんや人質の方々は戦争のさなかに何しに行ったんだろう、何がしたかったんだろうとも思った。イラク人なら誰でも逃げ出したいであろう地帯に自分の意思で出かけていく彼らと危険を逃れることができずに亡くなっていくイラクの人々の人生と重ねられない大きな違いに、気持ちは複雑だった。日本政府は親父アメリカに逆らってでも戦争反対を述べることはできなかったのだろうか?戦争は、人の死は、避けられるべきものだったんじゃないのか。戦争前の国連で戦争反対をした国々の大使たちを思い出すと涙が出そうになる。日本も各国のようであって欲しかった。戦争は一旦始まってしまえば何もかもむなしい。

kuma @ 2006年 03月 09日 01:49:59

あのとき、私は、JVCの佐藤真紀さんが、東京新聞で「今回の香田さんの件は、ひどすぎて同情できない」というように語っていたのを読んで、耳を疑ったものだ。佐藤さんは、すぐに「そんなことは言っていない」と自分のブログで釈明していたが、あのときの崩れ落ちるような感覚を忘れられない。この記者の、ある予定調和に人々の言葉を収斂させようとする行為が、おそらくは無意識裡になされていたであろうことに、私は怖いものを感じた。私の知り合いは、この事件以後、「問う」ことを止め、行動を共にしなくなった。

ある世代から下は、常に状況を先取りするべく、「公共性」の名の下に行動パターンを制限されることに、あまりに馴らされすぎている。「日本政府は自衛隊をイラクに派遣して、何をしに行き、何がしたかったんだろう」などと、日本の政治や社会のあり方を「問う」ことは許されない。「空気を読めよ」という半可くさい同調圧力が、あの事件を際にして、今ではこの国の巷の隅に至るまで瀰漫している。

あれ以来、いや、それよりずっと以前からだが、日本は本音をしゃべりにくい国になっていた。他者に信頼を置けなくなっていたというべきかもしれない。私たちの世代は、この頼りない私たちの言葉で以って、このイラク戦争期の「転向」について考えるべきかもしれない。「私たち」の時代精神が、どんな精神的経験や葛藤を経て(あるいは、特にこれといった決定的な事件がないゆえに)、今に至りついたのか。さもなければ、次世代は、「信頼」そのものがすっぽり抜け落ちた、分裂症的な世界、「私たち」という言葉が成立しない世界を、自明のものとして生きていかなければならないような、そんな気がするのだ。

それは、本来、文学のテーマなのだが、大塚英志の著書を引くまでも無く、他者への共感に対して誰よりも敏感であるはずの、この国の「言葉」に携わる人々は、イラク戦争に関して明らかに怠慢であったし、今も怠慢であるようだ。

かかし @ 2006年 03月 09日 18:55:08

シバレイさん、ご無沙汰しています。

ひとつお伺いしたいのですが、香田さんが殺害された際、その声明やビデオが公開されたサイトは、どちらになるのでしょうか?

もしご存知でしたら、お教え下さい。

宜しくお願い致します。

お仕事、ご活躍下さい。

Nobody Knows @ 2006年 03月 10日 21:26:54

>国家のメンツと人命のどちらが大切なのかは議論が分かれるところだろうが、

前にも書きましたが、「国家のメンツ」ではないんです。国民の人権の話なんですよ。
政治参加の権利は人権の中でももっとも重要な部分ですから。
選挙によって選ばれた政権与党が国を運営するんです。
暴力によって政策がコロコロ変えられるなら政治参加の権利(選挙権)は単なるお飾りでしかなくなる。

フィリピンは暴力と政治の距離を縮める決断をした。
当然こうなるhttp://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060224/K2006022402230.html?fr=rk
ジャーナリズムも崩壊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060227/mng_____kok_____002.shtml
いや、こういう国だったからああいう決断をしたのか・・・。
とにかく、健全な民主主義とは言い難い。
まあ、他人の国の事をとやかく言うつもりはありませんが、日本はこうはなって欲しくないですね。

政策が間違っているとか、正しいとかは、それぞれ考え方があるでしょうし、それを言論をもって訴えることは良いこと。
しかし、暴力の力を借りた訴えは民主主義社会においては響かないんです。

イージー @ 2006年 03月 11日 14:06:10

 突然の飛入りで恐縮ですが、実際に香田さん宅を訪れた者の一人として、あの件について言わせていただけるなら、証生さんの行動を非難する人達の論点は、ひどくずれていると思います。
 証生さんのとった行動について、なぜそこまでしたのか、実際の事情を知らずに憶測だけが一人歩きしています。彼はイスラエルで、日本では接し得ないような多くのこと(戦争の生々しい現実を含め)を見聞きし、やむにやまれぬ思いに突き動かされるように、イラクへ向かったようです。
 事件後、少しずつ色々な経緯が明らかになるにつれ、証生さんの性格をよく知る人達は、相当な決意があってのことだったのだろうと、察しがついたそうです。
 日本では巧みに隠されている事のほうがずっと多いという事実に、バッシングをした人達は気づいてさえいないのだと思います。

sasa @ 2006年 03月 15日 16:45:00

はじめまして
↓は私の書いたブログです。
コメントの変わりに読んでください。

ああ 非情
[ 報道/ニュース ] / 2006年03月03日

香田さん殺害を自供、アルカイダ系テロ容疑者を起訴

香田証生さんは何故殺されたのか?
容疑者は言いました「日本政府が自衛隊を撤退させなかったからだ」

最初の3人の人質事件の時も、
「撤退はしない」と即答した小泉首相
マスコミを誘導するかたちで、
被害者の自作自演説をでっちあげ、避難を被害者自身に向かわせました。
無事に帰ってきてからは、自作自演のでっち上げがばれる前に、
自己責任論で被害者をつるしあげました。
被害者にとっては人質であったときよりも、もっと辛い現実が帰国後にありました。
政府扇動での被害者バッシングが始まったのだから・・・・
生きた心地などしなかったでしょう。

「撤退しない」と断言したのは「テロに屈したことになるから」らしいのだけど、
もし逆に自衛隊がテロリストに包囲され、
「イラクにいる民間の日本人を撤退させなければ、自衛隊を全滅する」とテロリストが言ったなら、
それでも、絶対にテロリストの言うとおりにはしないのでしょうか?
テロに屈するということになるんだものね。

3人に続き2人の人質被害者も無事だったので
香田さんの拉致も「きっと脅してるだけだ」と高をくくったのかもしれません。
拉致をしたのがホンモノのテロリストだと分かり、
本当に殺されると(自分達の立場が)困ると焦った政府は、今度はマスメディアを通じて被害者は軽率なバック・パッカーだというのを強調しました。
香田さん本人が死んでしまったので、本当のところは分からずじまいです。
仮に軽率だったとしても、だから見殺しにしてもいいとは思えません。
香田さんの救出を願うビデオが放映された頃、
TVの画面では新潟地震の被害者母子救出を映していました。
助かっていて欲しいと国民は皆願ったことでしょう。
レスキュー隊員が命がけで救出している様子に感動し涙がでました。
税金の無駄使いだと言う人など誰もいるはずもないのは当然です。
人の命に助けるべき命と、見殺しにしていい命の差があるのでしょうか。

国の代表である小泉首相が自らも認める「非情」なので、
未だに拉致人質被害者バッシングをしているマスメディアや国民は、その「非情さ」に感化されているとしか思えません。

himagine @ 2006年 03月 18日 04:19:13

 himagineさん、
 私が証生さんの事件にこだわるのは、亡くなった人の人権はどうなるのだと疑問を抱いたからです。たたかうことができるのは、生きて自分の意思で行動することができるからでしょう。しかし、いったんそれが不可能な身体的状況に置かれたり、証生さんのように物言わぬ存在になってしまえば、それもかないません。
 証生さんを追悼するホームページでご両親が「遺品も全部戻ったわけではない」とおっしゃっていました。不確かなことも多いのですが、でも、生きて口を塞がれ、死んでまでも生前残した言葉さえ、誰かによって消されてしまう状況はどうなのでしょう。
 同様にイラクで亡くなった故橋田氏の奥様の書いた本には、遺体を勝手に司法解剖されないために、政府の機関と相当やりあったくだりがありました。でも、“これが遺体です”、“これが遺品です”と一方的に渡されて、「何故なんだ、どうしてこうなんだ」と納得できないことだらけだったとしても、ジャーナリストでもなく、一般人の証生さんのご家族には、なすすべもなかったのではないでしょうか。

sasa @ 2006年 03月 28日 19:04:14

イラクってバカなやつ、多いね「武装組織とか言うちっぽけ」

??? @ 2007年 09月 12日 22:19:30

軍拡競争で、米軍の「全ての爆弾の母」に対抗してロシアが「全ての爆弾の父」を開発した!と最初に報道したイランのプレスTVは、アフガンのケシ栽培が米英主導で隆盛した(http://www.presstv.com/Detail.aspx?id=21728)と報じてる模様で、ソレを言えば、阿片はアヘン戦争以来の軍事戦略物資で、日本も日中戦争当時物凄く阿片王が活躍、岸信介が資金援助を受けてたとジャパン・タイムズが報じた後ですが…。

田仁 @ 2007年 09月 18日 13:12:56

悪いのはどう考えてもテロリスト!

kg @ 2009年 03月 29日 23:43:20

いや、ただのあほやろ。

うどん @ 2009年 11月 13日 22:04:01

>後頭部を鈍器でブン殴られたような衝撃を受け、吐き気を催したが・・・(省略)

吐き気を催すとは、遺族に対して失礼じゃないですか?
気分を害しました。

VIP @ 2009年 11月 21日 19:07:47

21 Nov 2009 のコメントと同意見。

それにしても「小泉首相」
懐かしい響きだね。

julia @ 2010年 10月 07日 05:01:59

吐き気、ってのも
惨状そのもの、犯人達の非道さ
何故こんな事が起こり得るのかと言うとこからきてるだけでないんかな。

ま、私はただただ、悲しかったかな。
平和ボケ出来る事の幸せさを痛感もした。
かの国も早くそうなれればいいなと、願う。

chiro @ 2010年 10月 11日 02:30:33

この事件は一概に間違っていたとは言えない
誰も小泉さんを攻めることはできない気がします。

現地の状況が直接入ってこない中で
ごく狭いキャパで香田さん側からみれば
間違っていたと言えるかもしれません

しかし、テロリストの言うとおりにする事は
現地にいる他の日本人にも
危険がおよぶ可能性を増幅させる要素になりかねないと
思います。

小泉さんも人間です。
あの時、もしテロリストのいいなりになったり
迷ったりしたら
テロリストからみれば、日本人を狙えば状況が変わるかもしれない
テロによって、自分たちに良い方向に傾いたために
テロ行為は彼らにとってした方が良い行為と思ってしまう可能性があります

そして、自衛隊の撤退をテロリストが要求していても
日本政府も馬鹿ではないので、自衛隊の撤退が目的ではないことはわかっています
テロ行為自体が目的のアルカイダに対して
1.
自衛隊を撤退させて香田さんが助かるかわからない上に、テロリストに間違った考えを植え付けさせ、他の現地の日本人を危険にさらし、世界からは非難される

2.
自衛隊を撤退させないと強く宣言して、日本人を狙っても
テロ行為をしても世界は変わらないと、テロリストに感じさせる
香田さんは助からないかもしれない

の二択だったと思います。
それを涙を流さずに、小泉さんもそれを言うのは嫌だったと思うのですが
首相としては立派だったと思います。

しかしそれが正解だとは誰も言えません
それが現実です。間違っていたなども言えないと思います。

それは香田さんの両親もすべてわかっていて
辛い中で、自衛隊を撤退させてくれなんて言えなかったと私は思います。

ただ、忘れてはいけないということだけは確かです。

pan @ 2010年 10月 21日 19:07:28

この事件は私も当時、衝撃でした。映像もネットで確認しました。
香田さん、なぜ、こんなに彼らを甘くみたんだろう、という気持ちと、同胞がこんな苦しい目にあわされたことの怒りがわきました。この映像を見て言えることは、私は反米であり、反テロになりました。

ken @ 2010年 11月 04日 09:27:47

事件当時の私はまだ幼く、一連の流れを理解することができません
でした。
現在になり、この事件のことを自分なりに調べ、理解し、
こちらに書き込みをさせていただいている状況です。

自分なりに考えた結果としては、
政府は何よりも人命を優先するべきであったということ。

フィリピン国の行動や決断は、素晴らしいものだと感じました。

アメリカの属国としてなにもかも言いなりになるのではなく
我が国本来の、侍としての誇り、同胞に対する愛、
そういったものをもっと主張して生きていくことが
この国をもっとよくするための道なのではないかと思いました。

国民のみなさんも、こんな政府では不安でしょう・・・。
私たちは今一度、どう生きるか、を考える時期にあると思います。

愛のある国、命を大切にする国、そういうものを望みます。
志葉様、素晴らしい記事をありがとうございました。

真田 @ 2010年 11月 17日 08:02:26

先日テレビで相棒の映画を放送していた。
また、香田さんの事を思い出しました。
あの当時のマスコミの無責任な「自己責任キャンペーン」
今でも腹立たしくて、残念でなりません。

惨殺ビデオがyoutubeで公開されると、ピタッとマスコミ報道が無くなりました。
何事も無かったかのように。不気味な程…

責任を取らない、事後の検証をしないマスコミ=日本人。
今でもタブーな問題なのでは?

同じ状況がまた発生したら、日本はどう対処するのか?
すべきなのか?考察は不可欠だと思います。

日本人は他人に親切なイメージがあるが、あの事件当時の社会全体の反応を見て、そんなこと無いんだなと思ったものです。

日本人であるということは、何処でどんな状況になっても日本政府が安全を担保し、人権を最大限に尊重される事では?
まさしく基本的人権の尊重では?????????

憲法違反を正当化したマスコミはもちろん、日本国民全体は年に一度位は香田さんに哀悼の意を心の中で想うべきです。

冥福をお祈りします。

コギト @ 2010年 12月 20日 13:50:09

香田さんは何で殺され無くてはならなかったのか考えるほど分からなくなります。映像も見ました。自業自得だと言う人があまりにも多すぎると失望しました。実際に事件当時まだ小さかった自分が親に「入るなって言われてた所に入って殺されたんだから、その人が悪いんだよ。」と説明されたのを覚えています。しかし
、僕はそうは思いません。志葉さんがおっしゃるように救出できる可能性は十分にあったと思います。小泉首相が冷酷すぎる程はっきりと要求を拒否したことは今でも許せません。確かに内容をそらして交渉を続ければすぐに殺されることはなかったでしょう。奴らの目的は香田さんの殺害ではないのですから。アメリカの言い分も納得できません。要求に応じて軍を撤退させたフィリピンの対応のどこが間違ってたのでしょうか。イラクに派遣する理由がなんであれ、人名救助に最善を尽くすのは当然ではないのでしょうか。アメリカのフィリピンに対する非難は決して正しいものではないです。イラクに自国を攻撃されてアメリカは感情的になっていただけではないでしょうか。
人質を見捨てた以上、自衛隊のやっていることは人道支援だといえなくなります。自己責任だという人たちが言っていることはイラクに足を踏み入れた香田さんの行為が死に値する程のものだと言っている事とおなじです。
本気でそんなことを言っているのでしょうか、おそらく深くは考えていないでしょう。日本では大量虐殺をはたらいてもあんな殺され方はしませんから。

一国民 @ 2011年 09月 04日 16:06:13

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[イラク]もしも小泉が刑事(デカ)だったら・・・

誘拐事件の犯人からかかってきた身代金要求電話を 「テロリストとは交渉しない」とガチャ切り。 ・・・って、実際にやってることだよね。 ▼香田証生さん殺害犯逮捕か?改めて問われる小泉首相の責任 @シバレイのたたかう!ジャーナリスト宣言。(AFP通信アクティブログ) http://www.actiblog.com/shiba/3629 >正直なところ、私にもファミハ容疑者が本当に香田さん殺害に関与したかはまだわからない。容疑者としての最低限の人権が守られる状況で事実関係の確認がされることを願うのみだ。だが、明 ...

date:2006年 03月 08日 20:39:37

プロフィール
志葉 玲(シバレイ)
志葉 玲(シバレイ)
(男)
HP:志葉玲Official Web Site
■1975年生まれ。番組制作会社を経て2002年からフリーに。イラク、レバノンなどの紛争地での現地取材の他、地球温暖化などの環境問題、共謀罪など国内政治まで幅広く取材している。

■志葉関係の本が相次いで出版されました!二冊とも、御一読いただければ幸いです。

『川田龍平 いのちを語る』 (川田龍平 著 志葉玲 写真/明石書店)

『たたかう!ジャーナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争』(志葉玲 著・写真/社会批評社)
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