もはや「アメリカ合衆国ジャパン州」になるしかない? どこまでも「メイド国家」化する日本

自衛隊のイラク撤退を望む声多数 世論調査の結果 - 東京

【東京 21日 AFP】時事通信が全国の成人2000人を対象に先週行った世論調査によると、過去2年にわたって自衛隊がイラクで行ってきた人道支援を評価する声が多数を占めた一方で、駐留を継続すべきとの考えを示したのは25%だった。政府は近々イラク南部の都市サマワ(Samawa)に駐留する隊員600人余りを撤退させる方針。写真は20日、サマワで自衛隊員に身振りするイラク人の少年。(c)AFP/AHMAD ABDEL RAZAK

AFPBB News


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 エイプリル・フールに便乗して言わせてもらえば、いっそのこと日本は米国の51番目の州になってしまった方がいいのかも。自衛隊イラク派遣や米軍再編での「自衛隊の下請け化」は、これまで仮にも「平和国家」として繁栄してきた日本が、急速に「ならず者国家」米国に軍事的に一体化していくってことだ。日本政府が主権をドブに捨てて「ご主人様(米国)にご奉仕するメイド国家」としての道を突き進むのなら、日本政府なんざ解体して、米国に吸収合併された方がまだマシなのかもしれない。それなら我々日本人も米国大統領を選ぶ権利を得られるから。小泉ボキャ貧劇場に見事に騙された人々も少なくないけど、Mr.Freedomのような人物をリーダーに選ぶ程日本人は愚かではないだろう……多分。

続き)
■ イラクから逃げられない自衛隊

 本ブログでこれまで紹介してきた通り、イラク情勢の見通しは残念ながら非常に暗い。米国の対イラク政策は、わざと状況を混乱させているだろう!と邪推したくなる程バカばかりやっているからだ。そんな中、イラク南部サマワに派遣されている自衛隊の撤退が不明瞭になりつつある。本来ならば、来月末に自衛隊は撤退するハズだったのに、先月20日、安倍晋三官房長官は「イラクは新しい政府をつくる重要プロセスに入っており、今撤退するしないと言うべきではないと思う」と発言、「5月末撤退」は事実上取り消されてしまった。

 撤退時期の延長の理由は、表向き「イラク新政権の発足の遅れ」なんだが、実際は米国側の度重なるプレッシャーなのだろう、やはり。今年1月の日米防衛首脳会談では、ラム爺ことラムズフェルド国防長官が「イラク治安維持」への自衛隊の参加を促しているし、先月10日には米政府高官が「自衛隊の駐留継続を確信している」と発言*したのだという。
* http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060311-00000038-kyodo-int

 全く、人様の国の部隊について勝手なことばかり言っているが、ブッシュ政権はイラク情勢がますますドロ沼になる中、沈没船からネズミが逃げ出すように、同盟国が次々イラクから軍を引き上げる「撤退ドミノ」を恐れている。ブッシュ政権の支持率は先月の米世論調査で36%と過去最低の数値を記録*、身内である共和党内ですら批判は高まる一方だ。言わば、「(米国民からは総スカンだけど)同盟国は支持してくれている」という大統領閣下のメンツのために自衛隊は利用されているのである。気の毒なのは、いつまでも「復興支援ごっこ」をさせられている自衛隊員とその身を案じるご家族だ。
*http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000301-reu-int


■ 米軍再編と自衛隊の「下請け」化

 米国のために自衛隊が利用されるという動きは、米軍再編の中でも具体性を増している。米軍再編とは、冷戦終結や9.11事件を受け、「より現在の世界情勢に即した装備・配備へと変革」するという軍事改革なのだが、その一環として自衛隊の「米軍の下請け」化が進められているのだ。

 例えば、「米陸軍第一軍団司令部」がワシントンから神奈川県にある米軍基地「キャンプ座間」に移転する計画。この第一軍団とは、アジア太平洋からアフリカ東海岸までを管轄する米陸軍の主要部隊で、軍団に属する「殴りこみ部隊」ストライカー旅団はイラクにも派遣されている。つまり、第一軍団司令部を日本に持ってくることは、「極東における国際の平和と安全の維持に寄与するため、米陸海空軍は日本において施設、区域を使用できる」という日米安保条約の規定(極東条項)からも大きく逸脱することなのだ。
 
 どう考えてもアフリカ東海岸って「極東」じゃないだろ、とツッコミを入れたいところだが、我らが「メイド国家」日本政府は条約違反を指摘するどころか、今年に新設されるという、陸自中央即応集団司令部をキャンプ座間に設置するという。で、コレ表向きは「共同運用」だけど、米陸軍副参謀長のコーディー大将が第一軍団に関し「戦時には多国籍軍の戦略司令部にもなる」と発言しているように、事実上、防衛庁長官直轄の精鋭部隊が第一軍団の指揮下に置かれコキ使われることが予想されるわけだ。

 さらに陸自だけでなく空自でも、実働部隊における最高司令部・航空総隊司令部が米軍横田基地内に移転する計画があり、米第五空軍司令部の指揮下で「下請け」的にミサイル防衛などに従事することが予想される。空自のミサイル防衛に必要な情報は、軍事衛星を持つ米軍からのみ提供されるからだ。


■ 民間も米軍にいいように使われる

 自衛隊が米軍と一体化し、米国の戦争に日本も巻き込まれるというだけでも何ともイヤな話だが、米軍にいいように使われるのは、何も自衛隊だけではない。03~04年にかけて成立した7つの有事関連法で、民間の施設や土地も米軍は強制的に収用でき、自治体や民間人も米軍&自衛隊に協力する義務がある。実際に日本が攻撃を受けているなら、まだわかるが、「武力攻撃が予測される」状況、つまり米国のイラク先制攻撃のようなケースでも、有事関連法は使えるというのだから、タチが悪い。「イラクの大量破壊兵器」のような有りもしない危機を煽れば、何でもできるというわけだ。さらに、米軍が利用できる「特定公共施設」には民放のテレビ局も含まれているから、その気になればプロパガンダ放送もやり放題。正に変な髪形のショーグン様の国も顔負けである。


■ 改憲はさらなる「米国のメイド国家」化へ

よく、「国際社会の中で一人前の国になるためには、改憲して自前の軍隊を持つしかない」との主張を聞くが、心配無用。我々の政府は最初から「一人前の国」なんて発想はなく「米国のメイド国家」を目指しているのだ。小泉首相や次期首相候補とか言われるヒトビトは特にね。下手に改憲して軍隊など持つと、「おいスネ夫、いいモノもってるじゃねーか、貸せよ」とばかりに利用され、骨までしゃぶられるのがオチというところだろう。だから国民はよ~~~く考えて投票しないといけないが、実は自公だけでなく民主党も信頼できない。となると、日本を「米国のメイド国家」状態から救うには、一人でも多くの国民が政党問わず自分の意見を伝えるか、或いは国民投票でもして「アメリカ合衆国ジャパン州」を目指すしかないのかも。

カテゴリー[ 戦争・紛争全般 ], コメント[3], トラックバック[2]
登録日:2006年 04月 01日 15:04:01

コメント

 いや、元々自衛隊は米軍の補助的作戦を行うために作らせた組織なので。特に海上自衛隊はそうです。豪華過ぎる補給艦や、イージス艦などは、最初から米艦隊との連携のための装備。
 基本的には、自衛隊発足当初からそうだからなあ。それを全然知らない日本国民は、むしろどうかしてるのでは(苦笑)。
 国会も、違憲合憲の論争ばかりで、肝心の自衛隊の中身については殆ど論議してないんで。凄まじい軍事費を投入してるのに、殆どノーチェック状態。どうにも国民もマスコミもあまりに軍事音痴過ぎ。

S.F @ 2006年 04月 04日 02:47:17

>或いは国民投票でもして「アメリカ合衆国ジャパン州」を目指すしかないのかも・・・・
なんて落ちでしょう。がっくし。
しかし、小泉純一郎はこうも批判されても涼しい顔してそうだから、どんなバッシングがでようが謎な人物です。だいたい小泉総理に始まったことじゃなく昔っからメイドですし、下請けですし、ジャパン州だったでことでしょう。みーんな国民に見えないペールで隠して、可愛そうなほどのアメリカ外交をやってきたことでしょう。最近、白洲次郎をTVで見ましたが。彼のように男気が有り、アメリカに対してどうどうと立ち回り、誇りを失わずに権力をもろともしない姿勢の若者ってなかなかいないだろう。また彼のような人物を見抜き取り上げる人間も必要かもしれない。今、日本と真剣に向き合っている日本の若者といえば、自虐的か右翼か、日本のことなんて考えもせずに汗水たらして働いている方か?戦後、白洲次郎や本田総一郎のような、わずかな影のヒーローは、たとえ日本がジャパン州であっても、決して自ら「メイド国家」などと蔑むことなく、どこまで自らの意思を突き通せるか、歯食いしばって尽力されたことでしょう。感謝。合掌。

kuma @ 2006年 04月 07日 19:18:12

なぜ、日本の自衛隊ばかり批判して、韓国軍についての批判はないのですか?米英につぐ、三番目の派兵規模ですよ。

通行人 @ 2006年 04月 13日 20:30:02

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メイド国家

「ポチイヤ」キャンペーン(35) こんな感じ?

date:2006年 04月 12日 12:40:10

FWF NEWS 4.2.2006

永田メールとかでガセネタつかまされた国会議員が槍玉にあげられて、そのうえ、その政党が責任とって執行部総辞任、とかなっているわけですが、<B>大量破壊兵器のガセネタに踊らされて出兵までしたもうひとつの政党は責任を問われないわけですね</B> みんな考えるポイント間違っていますですよー さて、<B>9.11</B>と言われるあの事件が、実はなんらかの形でアメリカの自作自演だったのではないかという話がずっと囁かれているわけですが、だんだんアメリカ国内でもこれに関する動きが出てきている模様 <B>チャーリー・シーン「911事件の真相をアメリカ政府が隠蔽している」「アメリカ政府自身がやったと思う」</B> 陰謀史観そのものについては慎重に検証せねばならないとしても、アメリカには前科が多数あるので、それなりに突っ込みどころはあるのではないかと。 第二次トンキン湾事件のでっちあげ 大量破壊兵器(WMD)はアメリカのでっちあげ ただこの件に関しては自分とはしては判断を保留したいとは思いますが。なぜなら情報開示されることがないために疑惑を呼んでいるのが、実は国防省なりFBIなりが己の怠慢を指摘されるのを防ぐために開示してなかったり、純粋に国防上の機密などから伏せているという見方も十分ありうるからです <9.11テロの謎>消えたボーイング旅客機 911 ボーイングを探せ この件については、ここまでにしておくことにしましょう で、そのアメリカのイラク侵攻-統治が「順調にいっている」という件について <B>ブッシュはイラクで失敗してないよ、愚か者</B> <I>いいかげんにしてくれ。ジョージ・ブッシュのイラク政策の無能ぶりに対して、あら探しばかりの、片腹痛い不平を言う左派や右派の連中は、いずれも間違っている。 戦車がイラク国境を越えてから3回目の記念日を迎えて、ブッシュに投票した5,900万人のほとんどは、大統領が任務を完了したのか疑い始めている。 しかし、冗談は止めて欲しい。ブッシュと共犯、ディック・チェイニーは、まさしく計画通り任務を完了したのだ。彼等の真の任務を忘れてしまった方のために、3年前に当時のホワイトハウス広報担当官アリ・フライシャーが作戦開始を告げた時の、元々の作戦名を思い出してみよう。</I> なるほどですねー さて、そんなオイル利権のための人殺しに追随するジャイアン=アメリカに追従する日本に対する姿勢を<B>スネオ国家</B>と呼んでいるわけですが・・・ <B>「メイド国家」する日本</B> <I>いっそのこと日本は米国の51番目の州になってしまった方がいいのかも。自衛隊イラク派遣や米軍再編での「自衛隊の下請け化」は、これまで仮にも「平和国家」として繁栄してきた日本が、急速に「ならず者国家」米国に軍事的に一体化していくってことだ。日本政府が主権をドブに捨てて「ご主人様(米国)にご奉仕するメイド国家」としての道を突き進むのなら、日本政府なんざ解体して、米国に吸収合併された方がまだマシなのかもしれない。それなら我々日本人も米国大統領を選ぶ権利を得られるから。</I> つーか「反米愛国」をスローガンにしていた右翼(「ウヨ」ではない)は、いったい今の事態をどういう風に考えているのだろう?とつくづく思いますですよ で、そういう人たちが、よく「自虐史観」とかいうわけなのですが、それならば・・・ 自慰史観患者「九つの症状」 <U>1:太平洋戦争・十五年戦争・植民地支配を部分肯定、または全面肯定する。 2:大東亜共栄圏の幻想を抱きつつアジアを蔑視する。 3:東京裁判を戦勝国・連合国側の立場による裁判と位置づけ全否定する。 4:道徳を好んで持ち出す一方で、弱者やマイノリティーに対しは「甘えている」とする。 5:男系男子に拘り女系天皇に反対する。 6:排外主義的である。 7:革命には反対なのに明治維新だけは肯定する。 8:君が代・日の丸に対して執拗に拘る。 9:靖国神社首相公式参拝と天皇親拝を希望している。</U> 「自慰」というキーワードと、上記の羅列で大江健三郎の「セヴンティーン」を思い出しましたですよ。 ちなみに、「セヴンティーン」の後編に位置する「政治少年死す」の海賊版はウチでアングラに保有してますです そしてそんな思い込みが激しい人たちも、こんなところまで言ったらおしまいですね!という例なんかがコレ 『鷗外最大の悲劇』(坂内正)……思いこみの強いナショナリストが国を滅ぼす <I>鴎外の偏執的な側面は、彼がドイツ留学時代の対西欧コンプレックスから來ているらしい(日本人の食生活は西欧に劣らない理想的なものだとする論文を出している)。脚気については古代中国からすでに雑穀を食べさせたらいいという漢方処方があったとのことだが、鴎外にとっては日本人の魂であるコメを食べて病気になるという考え自体が許せないことだったのだろう。あらゆる経験的な事実を(例えば海軍ではパンと麦を食べさせたら脚気がなくなったとか、監獄では麦ばかりなので脚気患者はいないとかの事実を)科学的・統計的に立証されていないとしてことごとく退ける。麦飯がよいというが、コメが悪いというならそれを立証しろと立証責任を論争相手に押しつける。論争に勝つためだけの論争をする。ひいては数字のねじ曲げまでやる。</I> 知らなかったー で、物書きで偏屈なナショナリストといえば・・・ <B>東京でイヤなのは、エスカレータのスピードと・・・</B> インリンちゃん、あいかわらず炸裂中ですよ で、その東京都といえば、暴走する教育委員会なんかで有名だったりするわけですが、そこのボスである慎太郎ちゃんに読んでもらいたいのはこんな文章ですね <B>「愛国心について」 </B> <I>「国の場合に限らず、その対象が何であってもー神でも、人でも、樫の木でも菩提樹でも、すみれでも野ばらでも、「愛」は外から強制されないものであり、計画され、訓練され、教育されるものでさえない」</I> Pink Floyd &quot;Another brick in the wall part2&quot; <U>僕たちに「教育」なんかいらない 僕たちに「思想統制」なんかいらない</U> 話はかわって・・・ <B>GLAYファンは怒るべきだろう</B> <I>教育図書「家庭基礎」の申請本には「自分の家族観」の項目で、ロックバンドGLAYのリーダー、TAKUROさんのコラムが掲載された。父親が亡くなり母、姉と生きてきた中、「父親がいないことを、不満に思ったりした形跡はまったくない」とのくだりがある。このコラムに対し「さまざまな家族形態を考えるページの中で、親が1人の家庭の記述が目立つ」との理由で検定意見が付いた。修正でこのコラムはなくなり、「CMの家族像」と題した父子・母子家庭には触れない内容に差し替えられた。 (中略)  若桑みどり・千葉大名誉教授(ジェンダー文化論)の話 文科省は「家族とは両親がいて子どもがいるのが“正常”」との観念に立っているのではないか。実在する多様な家族形態の中に生きる父子・母子家庭の子どもの存在を消し去ることには納得がいかない。</I> さて、嫌韓流の続編だかなんだかが発売されたみたいですね 嫌韓流といえば、こっちがずいぶんがんばっているようですが、こんなのもみつけました。 関西人からみた嫌韓流 文中の「あずまえびす」に関するところは、ちょっと違うのではないかと思いつつ 最後にイランのBlogの話 イラン政府、ブログへの締め付けを強化(上) イラン政府、ブログへの締め付けを強化(下) <I>カナダを拠点に活動するブロガーのホセイン・デラクシャン氏は、最後にイランを訪れたとき、拘束され尋問を受けた。そして出国の許可と引き替えに、ブログの内容を謝罪する文書への署名を強要された。それでも、他のブロガーと比べればデラクシャン氏は幸運なほうだ。  この2年間、イランのブロガーの間では、政府による嫌がらせを受けたり、政府にたてつく意見を表明したとして逮捕されたり、起訴を恐れてこの国を離れたりするケースが相次いでいる。</I> いつか間違いなくブログが革命を起こす日がやってくるよ。 それがよかれあしかれですけど ウェブログはイラン社会を解放するか ところで、この模型ダイアリーの「弁当」が強力な出来栄えになりつつある件について

date:2006年 04月 02日 22:30:13

プロフィール
志葉 玲(シバレイ)
志葉 玲(シバレイ)
(男)
HP:志葉玲Official Web Site
■1975年生まれ。番組制作会社を経て2002年からフリーに。イラク、レバノンなどの紛争地での現地取材の他、地球温暖化などの環境問題、共謀罪など国内政治まで幅広く取材している。

■志葉関係の本が相次いで出版されました!二冊とも、御一読いただければ幸いです。

『川田龍平 いのちを語る』 (川田龍平 著 志葉玲 写真/明石書店)

『たたかう!ジャーナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争』(志葉玲 著・写真/社会批評社)
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