【共謀罪】警告!可決後の拡大解釈/修正を狙う可能性アリ。

小沢一郎氏、民主党新代表に - 東京

【東京 7日 AFP】国会での与党追及の失敗から党首が辞任した野党第一党の民主党は7日、都内のホテルで所属国会議員による代表選挙を行い、実力者として知られる保守派のベテラン議員、小沢一郎が、菅直人氏を破り新代表に選出された。写真は小沢新代表(左)と菅氏。(c)AFP/Kazuhiro NOGI

AFPBB News


報道されている通り、政府与党は共謀罪に関し、民主党案を丸呑みするというサプライズ作戦に出た。民主党案は、

・対象犯罪を619から300に半減
・国際的な犯罪に限定
・密告による刑の減免を原則ナシにする

 などと、与党案とは大きな隔たりがあり、「与党が受け入れるのは不可能」とされてきた。

続き)
だが、こうした作戦に出ることは実は予想されていたこと*ではある。

*共謀罪:5月19日に起きた出来事の意味と来週の予測される展開 弁護士 海渡雄一
http://eritokyo.jp/independent/kaido-col0001.html

 与党の、何が何でも今国会中に共謀罪を通そうとする執着ぶりに改めて不気味なものを感じる。民主党案を丸呑みしたことで、法案の内容自体はかなりマシになった・・・ように見える。だが、実際には一度通ってしまった法律がいかに使われるかが最大の問題である。詳しくは現在発売中の週刊SPA!の特集を読んでもらいたいのだが、

・何が「共謀」にあたるのか、
・どんな行為で逮捕されるのか、
・共謀したことを「やっぱり、やめた」となった時、中止犯として刑の減免が認められるのか
・そもそも共謀罪なるものを新設する必要があるのか

 といった事に関しての、これまでの与党議員及び官僚の発言には、あまりに問題のあるものが多すぎる。民主党案を呑んだからといって、ハイそうですか、と認めるワケにはいかないのだ。そして、何より怖いのは、一旦通ってしまった法律が拡大解釈され、かつ修正*もしくは新たな関連法の成立により、元々の法律にあった歯止めがなくなってしまうことだ。「非戦闘地域」とかいう訳のわからない屁理屈で自衛隊がサマワに駐留しているように、法の縛りをないがしろにするのは自民党・公明党の十八番である。

*保坂展人のどこどこ日記:共謀罪「民主党案丸飲み」で宙返り採決か での四段落目「おいしい話には裏がある~」以降に注目!
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/ab54e4ab64b7f41fcc8763df3019d3d5

 民主党もせっかくここまで粘ってきたのだから、与党側の揺さぶりに屈するべきではない。私は共謀罪そのものに反対だが、「既に行われた犯罪を罰する」という刑法の大原則を覆し、憲法で保障された表現の自由を侵す恐れのある法案だけに、せめて、駆け込みで成立させるのではなく、もっともっと議論されるべきだと思うのだ。

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登録日:2006年 06月 02日 00:56:12

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date:2006年 06月 02日 01:32:27

プロフィール
志葉 玲(シバレイ)
志葉 玲(シバレイ)
(男)
HP:志葉玲Official Web Site
■1975年生まれ。番組制作会社を経て2002年からフリーに。イラク、レバノンなどの紛争地での現地取材の他、地球温暖化などの環境問題、共謀罪など国内政治まで幅広く取材している。

■志葉関係の本が相次いで出版されました!二冊とも、御一読いただければ幸いです。

『川田龍平 いのちを語る』 (川田龍平 著 志葉玲 写真/明石書店)

『たたかう!ジャーナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争』(志葉玲 著・写真/社会批評社)
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