カテゴリー [イラク・中東]
航空自衛隊と共に破滅の道を歩む「民主主義国家ニッポン」
【東京 15日 AFP】衆院本会議は15日、航空自衛隊のイラク派遣を2009年7月まで延長するイラク復興支援特別措置法改正案を自民、公明両党の賛成多数で可決、参院に送付した。
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(c)AFP/AHMAD ABDEL RAZAK
今月20日、改正イラク特措法が参院本会議で自公による賛成多数で可決された。改正による期限は、2年後の2009年となり、政府はまず1年延長する方針で、7月に閣議決定する予定だ。
「人道復興支援」「現地の平和と安定に寄与」・・・建前であれ、イラク特措法にはイラク復興が第一の目的としてあった。だが、現在の航空自衛隊の活動は、そうしたイラク特措法の趣旨にも反するものとなってきている。一言で言えば、その活動はずばり対米支援であり、米国にはイラクを安定化させる能力がなく、ただイラク市民の犠牲を増やしている、ということだ。そもそも、航空自衛隊はなぜイラクへ飛んでいるのか、法的根拠を充分に議論することなく、憲法に抵触するような問題を数の力で強引に押し切る政府与党のやり方は、もはや、民主主義国家のそれとは言いがたい。
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登録日:2007年 06月 30日 18:23:00
【フセイン元大統領死刑執行】サダムを「英雄」にする、「世論対策」「口封じ」の処刑
【バグダッド/イラク 30日 AFP】サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領(69)の絞首刑が30日、自らの政権時代に使用していた拷問施設の一つで執行された。
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(c)AFP/DSK
ご存知の通り、イラク政府は30日、サダム・フセイン元大統領の死刑を執行した。20万人ものクルド人が行方不明になった(恐らく殺されたと思われる)というアンファル作戦など、サダム政権が、数々の人権侵害を行ってきたことは疑いようのない事実であり、当然その報いをうけるべきであろう。ただし、このたびのサダム処刑は断じて「独裁に対する民主主義の勝利」などではない。独裁下の人権侵害の真相は明らかにされないまま、支持率や求心力の大幅低下が危惧される米国・イラク両政権が、アピール的に処刑を急いだだけなのだ。そして、最初から最後まで米国に利用された独裁者は、処刑によって「殉教者」に仕立てあげられるのだろう。
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登録日:2006年 12月 31日 14:15:14
サダムの後、裁かれるべきはラム爺ではなくMr.Freedom!!
<米中間選挙>民主党、下院で過半数獲得、上院でも過半数の勢い - 米国
【ワシントン/米国 8日 AFP】7日投票の中間選挙で、民主党が下院で過半数を獲得して圧勝した。開票作業中の上院でも過半数を獲得する公算が高い。そんな中、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は8日、ドナルド・ラムズフェルド(Donald Rumsfeld)国防長官の辞任を発表した。写真は8日、ホワイトハウスで記者会見を開くブッシュ大統領。(c)AFP/TIM SLOAN

ここ数日、風邪で体調が芳しくなかったもので、この件に関してのエントリが遅れてしまった。体力には自信のある方だったのだが、油断禁物、ということだねぇ(ーー;
さて、フセイン死刑判決、米中間選挙で共和党敗北/ラムズフェルド国防長官更迭、とイラクがらみの大きなニュースが相次いだので、やはり本ブログでも、触れておかない訳にはいかないだろう。
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登録日:2006年 11月 11日 02:24:54
イラク戦争/占領犠牲者は約65万5000人!?
「イラク国民の推計死者数65万5000人」との調査結果、大統領は否定 - 米国
【ワシントンD.C./米国 12日 AFP】ホワイトハウス(White House)で記者会見を行ったジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は11日、米軍がイラクへ進攻した03年以降のイラク国民の死者数が65万5000人と推計する米大学の調査結果について、「信頼性がない」とはねつけた。
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(c)AFP/Jim WATSON
「03年3月のイラク戦争開戦から今年6月までのイラク人犠牲者の数は、約65万5000人に達する」・・・英有力医学誌ランセットは8日、衝撃的な論文を掲載した。イラク人の犠牲者数に関し、ブッシュ大統領は、昨年12月の演説で「3万人前後」と言及しているが、ランセット誌の論文が正しい場合、ブッシュ政権の推計の22倍近くにも及ぶことになる。
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登録日:2006年 10月 13日 16:41:02
戦争にも「仁義」が必要。イスラエルにはケジメを取らせるべき
<レバノン情勢>環境団体、爆撃による重油流出の被害状況を調査 - レバノン
【Jiyeh/レバノン 6日 AFP】イスラエル軍が7月から8月に行ったベイルート(Beirut)南部のJiyehにある発電所への爆撃で、1万5000トン以上の重油が流出し海底に沈んだ。
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(c)AFP/GREENPEACE/PIERRE GLEIZES
今年8月14日の停戦以来、もうすぐ2ヶ月が経とうとしている。だが、レバノンに侵攻したイスラエル軍の大部分は撤退したものの、未だ全ての撤退が完了した訳ではなく(関連情報)、イスラエルの爆撃機が今もレバノンの領空を侵犯している(関連情報)など、かの地の情勢は未だ不安定だと言える。また、イスラエル側が和平の条件としてあげた、ヒズボラの武装解除も現実的ではなく、イスラエル軍のハルツ参謀長が「ヒズボラが態勢の立て直しを図れば我々は阻止する」と発言するなど、今後、衝突が再燃する恐れもないわけではない。
再び紛争が勃発するのを防ぐにはどうしたらいいのか?思うに戦争することが双方にとって損である状況を作ることが重要かと思われる。そのためには、今回の紛争での被害実態を明らかにした上で、ハーグ陸戦条約やジュネーブ条約などに違反する戦争犯罪については、賠償などの何らかのペナルティーを科すことが必要なのではないだろうか。
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登録日:2006年 10月 10日 03:39:02
レバノン南部で見たクラスター爆弾
<レバノン情勢>南部地域、大量の不発弾で犠牲者続出 - レバノン
【ヤリン/レバノン 30日 AFP】1か月にわたってイスラエル軍の攻撃に晒されたレバノン南部には、数千ともいわれる大量の不発弾が残されている。住民への大規模な周知活動が展開されているが、犠牲者が連日報告されている。写真は29日、レバノン南部のヤリン(Yarine)村で、注意を促す紅白のテープで囲まれた不発弾のすぐそばでサッカーをする少年たち。(c)AFP/THOMAS COEX

画像はレバノン南部ティブニーンで見たクラスター爆弾の子爆弾だ。通りのあちこちにこれと同じものが散乱していた。
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登録日:2006年 08月 30日 18:32:14
なぜイスラエルは暴走し続けるのか?
【ベイルート/レバノン 4日 AFP】7月23日にIKONOS衛星から撮影された写真が4日、公表された。ベイルート空港を中心としたこの写真では戦闘の傷跡が見て取れるが、特に高速道路が爆撃を受けた様子がはっきりと写っている。(c)AFP
「被害もなく、違法性もない。ならば何故誰もがそんなに神経質になるのか?)」。先月6日付けの英紙タイムズ紙は、北朝鮮のミサイル実験に大騒ぎした国際社会を皮肉るような論説を掲載した。要は、誰も死んでないし、特に物損もあるわけでもない。国際法上、主権国家がミサイル実験等の軍事演習を行うことは認められた権利…だとのこと。だが、国連安保理は北朝鮮への非難決議を採択した。OK、私もあの変な髪形のショーグンさまは嫌いだし、かばうつもりもない。彼は独裁者で多くの国民を飢えさせ、殺している。彼がことあるごとに批難されるのは、言わば身から出たサビだ。
…しかし、どうにも不思議なのは、900人ものレバノンの人々を爆殺、3000人を負傷させ、しかもこれらの死傷者の3分の1は子どもだというのに、国連安保理はイスラエルに対してロクに非難決議も出せないのか?ということだ。
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登録日:2006年 08月 06日 09:13:00
陸自のサマワ撤退は目くらまし!拡大する空自の「対米支援」
【サマワ/イラク 21日 AFP】日本政府は20日、イラク南部の都市サマワ(Samawa)に派遣している陸上自衛隊員約600人を撤収することを発表した。経済面以外での影響力の行使を目指した小泉純一郎首相の陸自イラク派遣政策は、日本としては第2次世界大戦以来となる軍事ミッションだったが、国内では多数の支持を得られなかった。この度の自衛隊撤収は同首相の最後の任務の1つとなる。写真は同日、サマワの浄水所で自衛隊員を見つめるイラク人。(c)AFP/AHMAD ABDEL RAZAK
雑誌での仕事で忙しかったので、すっかりこの件について書くのが遅れてしまったが、 ご存知の通り、小泉首相は20日、自衛隊のイラクからの撤退を決定した…といってもあくまでサマワの陸上自衛隊(陸自)だけの話。クウェートから南部バスラやタリル空港へと米軍の物資や兵士達を輸送していた航空自衛隊(空自)は今後も活動を続け、さらにバグダッドなどイラク中部へも活動範囲が拡大される。これはタテマエだった「イラク復興支援」からホンネの「米軍支援」へと、自衛隊のイラクでの活動がよりハッキリしたことを意味する。だが、全国紙各紙の論説委員たちはノー天気にも「一人の犠牲者も出なくてよかった」と安堵して、「イラク復興支援は今後も続けなきゃ」などとのたまう。陸自撤退だけでなく、空自の問題について社説で触れたのは朝日新聞のみ。陸自の活動の関しても、費用対効果やそもそも派遣が必要だったのか、などが問われることはなかった。
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登録日:2006年 06月 28日 19:50:32
「ザルカウィ死亡」が意味するもの
<ザルカウィ容疑者死亡>米軍、ザルカウィ容疑者の写真を公開 - 米国
【バグダッド/イラク 9日 AFP】米軍はバグダッドで8日、アルカイダ(Al-Qaeda)率いる、アブムサブ・ザルカウィ(Abu Musab al-Zarqawi)容疑者が死亡した際の状況を説明した。
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(c)AFP/AHMAD AL
あのザルカウィがついに米軍の攻撃で死亡したという。米軍だけではなく、「イラクの聖戦アルカイダ組織」も8日、ザルカウィ容疑者の死亡を確認する声明を発表したので、どうやら本当らしい。報道や米軍発表、友人のジャーナリストの話などを総合すると、ザルカウィ一派の関係者からの密告があり、その情報を元にザルカウィの居場所が特定されたようだ。私も心当たりがあるので調べてみようと思う。
ただ、日本のメディアを含め欧米メディアは「ザルカウィを仕留めた」大騒ぎしているものの、現在のイラクにおいて、ザルカウィは既に「過去の人」だった。ザルカウィが死亡したことにより、混迷し続けるイラク情勢が好転するか、というと残念ながら疑わしいと言える。
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登録日:2006年 06月 09日 23:42:21
ザルカウィは米軍の情報戦の産物か?利用される「アルカイダ幹部」 その2
【サマラ/イラク 13日 AFP】イラク当局者が4月に語ったところによると、相次ぐ宗派間抗争の中での脅迫を受け、およそ1万家族が自宅を離れることを余儀なくされている。写真は13日、バグダッド北方の都市サマラ(Samarra)で、イラク赤新月社(Red Crescent Society)から配給された食糧のそばに腰を下ろす避難民の女性。(c)AFP/DIA HAMID

パソコンの調子が悪く、アップが遅れましたが、前回のエントリ*の続きです。
* http://www.actiblog.com/shiba/5867
■ザルカウィは「米国が作り出した想像上の産物」???
米軍の標的は果たしてザルカウィなのか?04年11月のファルージャ総攻撃では「ザルカウィ掃討」が名目とされたが、米軍は「ザルカウィは逃走した」と発表した後も女性や子どもを含む一般市民を数千人虐殺するまで、軍事作戦を終えなかった。その後も「ザルカウィ掃討」名目の軍事作戦は主にイラク西部アンバル州で繰り返されたが、いずれも一人の人間を「始末」するのには、あまりに大規模で荒っぽく、むしろ街そのものを破壊してきた。そのため、「ザルカウィは地元の反占領運動を叩き潰すために米国が作り出した想像上の産物」との見方も現地では根強くある。
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登録日:2006年 05月 16日 17:33:46
- プロフィール

- 志葉 玲(シバレイ)
- (男)
- HP:志葉玲Official Web Site
- ■1975年生まれ。番組制作会社を経て2002年からフリーに。イラク、レバノンなどの紛争地での現地取材の他、地球温暖化などの環境問題、共謀罪など国内政治まで幅広く取材している。
■志葉関係の本が相次いで出版されました!二冊とも、御一読いただければ幸いです。
『川田龍平 いのちを語る』 (川田龍平 著 志葉玲 写真/明石書店)
『たたかう!ジャーナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争』(志葉玲 著・写真/社会批評社)
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