昭和と平成が同居した。



朝、起きると、とてもいやな予感がして気持ちが悪くなった。
吐きたいとかじゃなくてなんだか胸がざわざわする気持ちって
いうのかなぁ。もう、そこには春が来ているのにね。

いつもの毎日。朝。
PCのキーを叩きながら
家の外が昭和で家の中が平成のような気がした。

ベランダを境に、幼いころに見たベランダからの
風景がそこにあるような気がした。

家のなかは、平成22年。

ベランダを飛び越えて そこにあるのは昭和57年

ガラガラガラ・・・・

シャッターを開ける音

昭和57年のそこには、いつもベランダから見る風景

『あっ!今井くんのお父さん。これからお店開けるのね。』

ジャリジャリジャリ・・・

『あ、あの人、上野くんのお母さん。こんな早くから会社に行くんだ』

昭和57年のベランダから見る風景は
商店街の終わり。
角にヤマザキパン屋さん
大きな犬がいる営業しない喫茶店
砂利道のある細い道
乾物屋には客が入らず、タバコばかり売れてる
小さなおばあさんが店主
脂ぎったラーメン屋
曇りガラスのなかでいつも音がするマージャン屋
火事で焼けてしまった花屋

開成高校に息子が行った米屋
暑い日 いつもそこを通り過ぎるたび
飲みたかった缶ジュース

わたしはね、
いつも その風景を見て


朝早くから店を開くシャッターの音や
砂利道を歩いて会社に行く同級生の親や
自分の親がパート先に歩いていく姿や

遠くにある京浜東北線が通る
踏み切りの音や

たくさんの町の音を聴きながら
そこで
育ったの


今日は平成22年の4月だというのに
とても寒かった

冷たい雨が降ってたのに
いつもみる平成22年のバス停の前の
桜の木は
満開だったの。

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登録日:2010年 04月 12日 20:07:48

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プロフィール
月見里 薫 (Yamanashi kaoru)
月見里薫のアーティストさん いらっしゃ~い☆
出身地・・・東京都
血液型・・・O型

音や色。香りが好き。
想いを言葉にするのが好き。

写真が好き。
本を読むのがすき。

自由な時間
自由な音楽


自由な想いが 好き。

遠い記憶をよく覚えている。
なぜだかわからないけど
天気。テレビの画面。言葉に出来なかった言の葉。
匂い。予感。泣き虫だった自分。

遠い記憶と今の記憶が今の自分を支えているようです。
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