2006年 12月
ポロニウム210の謎
ルゴボイ氏、英捜査当局の聴取に応じる姿勢を再確認 - ロシア
【モスクワ/ロシア 12日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏と面会した実業家アンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏が12日、モスクワ入りしている英捜査当局の事情聴取を受ける用意があると再度語った。前月23日に死亡した故リトビネンコ氏は、放射性物質「ポロニウム210」による毒殺が疑われている。写真は同日、撮影されたルゴボイ氏が入院しているモスクワの病院。(c)AFP/ALEXANDER NEMENOV
イギリスに亡命していたFSB・ロシア連邦保安局の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が毒性の極めて強い放射性物質、ポロニウム210で暗殺された事件では、これまでの当局による捜査で、リトビネンコ氏が死の直前に会った二人のロシア人の立ち回り先から次々と放射性物質の痕跡が見つかった。その発見場所は、ロンドンやモスクワ、ドイツと拡大しており、事件の衝撃は各国の捜査機関を巻き込んで欧州全域に拡大しつつある。彼らはポロニウム210を持ち運び、リトビネンコ氏の死に関わったのか、それとも、リトビネンコ氏と同様に、放射性物質を使ったテロの被害にあったのか、ロンドン警視庁はこの点に重大な関心をもって捜査を続けている。
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登録日:2006年 12月 13日 19:23:39
放射能暗殺事件・捜査の焦点
リトビネンコ氏毒殺事件、英捜査官がロシアで捜査開始 - 英国
【モスクワ/ロシア 8日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)元情報局員の毒殺事件の捜査のため、4日にモスクワ入りした英ロンドン警視庁の捜査官らは、ロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン(Dmitry Kovtun)氏を証人として聴取した。
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(c)AFP/ODD ANDERSEN
イギリスに亡命していたFSB・ロシア連邦保安局の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が、放射性物質、ポロニウム210により変死した事件で、捜査にあたっているロンドン警視庁は殺人事件と断定した。捜査当局は最も関心を寄せているのは、リトビネンコ氏が倒れる前にロンドン市内で会った元FSB職員らロシア人二人であり、モスクワに捜査員を派遣して、この二人から事情を聞く方針だ。一方、真犯人については、これまでのロシア情報機関の関与説だけでなく、チェチェンの武装勢力が関与しているという説や自殺説まで入り乱れ、事件の真相は依然として霧に包まれている。
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登録日:2006年 12月 08日 19:12:08
ロシア元情報機関員・放射能変死の怪
ロシア元情報局員が訪れたすしバーの従業員、健康に異常無し - 英国
【ロンドン/英国 6日 AFP】変死したロシア連邦保安局(FSB)の元情報局員アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏が訪れていたとされるすしバー「Itsu」の従業員32人に対し、検査をおこなった健康保護局(Health Protection Agency、HPA)は、従業員全員の健康状態に異常はないと発表した。
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(c)AFP/ALESSANDRO ABBONIZIO
イギリスに亡命していたFSB・ロシア連邦保安局の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が、放射性物質、ポロニウム210により変死した事件が、連日、イギリスの新聞の一面を飾っている。イギリス人の多くが、かつてのシャーロック・ホームズの作家コナン・ドイルやアガサ・クリスティ、最近では、ガレやフォーサイスが描いたミステリー小説の伝統的ファンであるという心理的な背景もあるが、騒ぎの原因はそれだけではない。この事件が、スパイ同士の熾烈な争いが冷戦後の現代でもロンドンで行われているという現実を見せつけていること、リトビネンコ氏が放射性物質で暗殺された可能性という前代未聞の犯行の手口など、捜査が進むにつれて次々と明らかになる意外な事実が事件の背後にある大きな闇の存在をうかがわせていることが、騒ぎの背景にあるようだ。この事件の背景をテーマ別に何回かに分けて分析してみたい。1回目は、ロシア当局の関与についてだ。
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登録日:2006年 12月 07日 17:59:06
- プロフィール
- 島崎就成 <Shimazaki Shusei >
- ■職業:ジャーナリスト
■経歴:国際記者として、米ソ軍縮交渉、冷戦崩壊、湾岸戦争、北朝鮮問題など、安全保障問題を専門に20年以上、世界各地で取材を続ける。
■専門分野:軍事・安全保障 (軍備管理、国際紛争分析、日米同盟、戦争史など)
■ひとこと:国の安全に関わる問題は冷静に事態を直視し、現実の選択肢の中から迅速に解答を導き出すことが重要だ。なぜなら、危機は常にそこにあるからだ。「戦争は嫌だ」「断固報復しろ」というような、怒りや恐怖、嫌悪といった感情によって政策が決定されては断じてならない。
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