2008年 06月
死刑廃止論
【6月20日 AFP】鳩山邦夫(Kunio Hatoyama)法相は20日、閣議後の記者会見で、就任してから13人の死刑執行を指示した同法相を「死に神」と表した朝日新聞の報道への不快感を示した。
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(c)AFP
気になる本
「死刑廃止論」著者:団藤重光
出版社:有斐閣
発行日:2000年4月
価 格:3,045円
内容:我が国における死刑廃止運動の精神的支柱となっている名著。
この第六版では、「死刑囚の処遇」の項を新たに追加するなど、全面的に改訂を加えた。
21世紀に向けての著者の真摯なメッセージ。
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登録日:2008年 06月 21日 20:15:51
地球よ 環境元年宣言
【6月16日 AFP】オーストラリアの研究チームは16日、気候変動はサンゴ礁に生息する魚の数を壊滅的に減少させるとともに、水産業を崩壊させる可能性を高めるとの報告書を発表した。
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(c)AFP
気になる本
「地球よ 環境元年」朝日新聞取材班/著
出版社:朝日新聞出版
価格:1260円
[目次]
序章 怒る天、人に牙
第1章 私たちはいま、どこにいるのか
第2章 エコ・ウオーズ
第3章 都市ウオーズ
第4章 政策ウオーズ
第5章 地球市民として生きる
終章 いま地球のためにできること
■オススメコメント(出版社からの)
豪雨、洪水、旱ばつ。世界各地を異常気象が襲う。その元凶とされるのCO2が、世界の政治経済を動かす時代がやってきた。もう後には戻れない。これから、私たちは地球環境とどう向き合えばいいのだろうかー。大型連載「環境元年」をはじめ、朝日新聞の一線記者が国内外から発した環境リポートの集大成。今夏、注目の北海道洞爺湖サミットを、もっと深く知りたいと思う方は、迷わずこの本をお読みください!
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登録日:2008年 06月 17日 10:33:47
キリマンジャロの雪が消える
【6月12日 AFP】雪をいただいたキリマンジャロ(Mount Kilimanjaro)、チャド湖(Lake Chad)など、アフリカの有名な風景の一部が、地球温暖化のため永遠に失われようとしている。
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気になる本
「環境破壊のメカニズムー地球に暮らす地域の知恵」
田中優「著」
出版社:北斗出版 単行本:334ページ
内容(「BOOK」データベースより)
どんなにリサイクルを推進しても、輸入される資源量が減らない限りゴミ問題は解決しません。一方で、今なおダムや原子力発電のような、大規模に環境破壊を招く開発が、需要の伸びを越えて推進されています。今の開発や金融・貿易メカニズムが、飽くなき利益追求のために必要とされているなら、その社会システム自体を変えない限り、いくら「地球にやさしい」行動をしても無意味です。本書は、地域に金融・エネルギー政治権力を取り戻すことで、地球の上に、持続的に暮らせる地域社会をつくれることを示し、そのための利益中心でない市民社会作りを提案しています。
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登録日:2008年 06月 12日 18:05:16
イラクの日常
【6月9日 AFP】イラクでは8日、北部で車両爆弾による自爆攻撃で米兵1人が死亡し18人が負傷、さらに首都バグダッド(Baghdad)中心部や各地でも攻撃が相次ぎ、民間人計13人が死亡した。
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(c)AFP/Benjamin Morgan
気になる本
「イラクは食べるー革命と日常の風景」 岩波新書 新赤版
酒井啓子著
出版社:岩波書店 価格819円
以下、 [朝日新聞 書評 掲載]2008年6月1日より
[評者]小杉泰(京都大学教授・現代イスラーム世界論)
■混迷は極まり、戦火の暮らしは続く
[large]イラクをめぐるニュースは、戦闘やテロなど悲しいものが多い。治安も経済状態も悪く、人口2500万人の1割が国外難民、ほぼ同数が国内難民化している。豊かな農業と産油国のおもかげは、とっくにない。しかし、それでも日常の暮らしは続く。
人々の生活の中で一番大事なものは、日々の食べ物であろう。日本におけるイラク研究の第一人者による新著は、最近の4年間の政治状況を鋭く分析することを縦軸として、横軸では食にまつわるイラクの文化と社会を生き生きと描き出している。前作『イラク 戦争と占領』の続編となるが、料理やお菓子の写真とレシピも掲載され、ユニークな作りの中に貴重な情報が満載されている。
冒頭から、川魚を焼いたマスグーフ料理が登場する。素材はチグリス川でとれる巨大なコイの一種で、それを背開きにして、薪でおこした火で焼く。異国で、戦乱がおさまるのを待っているイラク難民は、望郷の念とともにこの料理を思い出す。
評者が好きなダーウド・パシャというアラブの肉団子も登場する。名称はバグダッド統治者に由来するが、イラクではなぜか別の名で呼ばれ、料理の仕方も少し違うことを初めて知った。近隣のアラブ諸国との食文化の微細な違いも描かれ、非常に興味深い。
イラク情勢は、混迷の極致に見える。最近は宗派対立が前面に出ているが、実態は民兵を擁する党派の権力闘争、と著者は喝破する。過去には、宗派を基盤とする政治組織は全くなかった。不安定な政治の中で力と数の争いが激化し、諸党派が急激に宗派による動員へ傾斜している。
イラク戦争は、超大国の軍事力を利用するという前例のない形で、イスラーム革命をもたらした、と著者はいう。米国にとって不満であろうとも、この現実はもはや変えられない。そして、どの党派もすでに、いつかは来る米軍の撤退後に備え始めている。
平和の訪れまで、どれほどかかるのであろうか。著者も、楽観はしていない。変転する政治情勢を注視しなければならない。
◇
さかい・けいこ 59年生まれ。東京外国語大教授。『イラクとアメリカ』ほか。
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登録日:2008年 06月 09日 21:49:37
星出さん「地球は美しい。素晴らしく、はかない存在。」
【6月8日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)に滞在中の宇宙飛行士、星出彰彦(Akihiko Hoshide)さんは8日、都内の福田康夫(Yasuo Fukuda)首相と交信した。
福田首相は、学生らとともに、星出さんと交信した。星出さんは、ISSで、日本初の実験棟「きぼう(Kibo)」の設置を行った。
星出さんは、実験棟「きぼう」の丸い窓を示し、「ここから見える地球は大変美しい。本当に素晴らしく、はかない存在だと感じました」などと話した。(c)AFP
「美しい」と感じる、同感できそう。
何が「素晴らしい」存在?が、また、どうして「はかない存在」と感じられたのだろうか。
ヒトは、愛を語り合いながら紛争を繰り返してきた。これからも愚かな歴史を繰り返す可能性は高い。今生きるヒトに課せられた役割何なのだろうか。これからも「はかない存在」としてあり続けるのだろうか。
気になる本
桃井和馬著
「この大地に命与えられし者たちへ」
[strong]出版社:清流出版 2400円
[large]フォトジャーナリスト。1962年生まれ。これまで140カ国を「紛争」「地球環境」などをテーマに取材・撮影し「文明論」を展開。第32回太陽賞受賞。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会員会員。
][large]ひたすら途上国を旅し、地球の歪みを取材。
[large]18歳の時から20数年間に亘って140カ国余りを取材、現代文明と人間のあり方を問い続けてきたフォトジャーナリスト、桃井和馬さん。紛争と飢餓、貧困などのテーマを追い、取材はボスニア・ヘルツェゴビナ、イラク、アフガニスタン、チェルノブイリ、ルワンダなど、難問を抱えた国と地域が多い。
「民族」が原因といわれるジェノサイド(集団殺戮)が発生したルワンダへの4度目の取材は2005年4月。事件発生から12年が経っていた。民族差別はなくなり平和を保つ村。が、どの家も、なぜかドアと窓が閉められたままの日常生活があった。その現実をカメラに収め、「閉ざされた心」と言葉をそえ、「ルワンダの平和。それは今も繊細なガラス細工のようなものだ」とも書いた。(「この大地に命与えられし者たちへ」) もしもししんぶん2007年8月23日号より
[/small][strong]「生命がめぐる星 ー地球ー」
桃井和馬著出版社:フレーベル館 1500円[/large]
チェルノブイリ原発事故の影響で、高濃度の残留放射能が確認されている町に、今も家族と住み続ける少女の写真がある。悲しいほど深刻な人間の行為に気付かされ、わが身の無力さが刃となって心に突き刺さるような一枚の写真。桃井さんは、人間社会が抱える様々な歪みは、先進国よりも、政治や経済が不安定で混乱が続く途上国により明確にあらわれ、世界の片隅で生きる人々の日常のひとこまに物事の本質が見えてくる、いう。
写真と文章で表現される桃井さんのドキュメンタリーは、単なる客観的な事実報道ではない。絶望的な現場へ自ら身を置き、真正面から対峙する精神力の強靭さが、被写体をとおし、読者の生命を揺さぶる。「被写体に向かうとき、何を訴えているのか、何を伝えたいのかを問いかけます。戦争や紛争を起こした人間が環境を破壊し、生物たちの叫び声が聞こえてきます」桃井さんがシャッターを切る瞬間である。
もしもししんぶん2007年8月23日号より
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登録日:2008年 06月 09日 12:59:37
決議 先住民族アイヌ
【6月6日 AFP】衆参両院は6日の本会議で、アイヌ民族を先住民族と認めるよう政府に求める決議を全会一致で採択した。
超党派の国会議員らが提出した決議は、アイヌ民族が「独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族」と明記。地位向上などの施策を「早急に」推進するよう政府に求めている。(c)AFP
1869年より蝦夷地を北海道とし植民地支配制度に終止符を打つ。
これから、私たちに課せられるのは制度からの解放を実生活のなかで実践することである。
気になる本
「アイヌ神謡集」
出版社:岩波書店 (文庫) 525円
内容
「銀の滴降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに」ー詩才を惜しまれながらわずか19歳で世を去った知里幸恵。このアイヌの一少女が、アイヌ民族のあいだで口伝えに謡い継がれてきたユーカラの中から神謡13篇を選び、ローマ字で音を起し、それに平易で洗練された日本語を付して編んだのがこの本書である。(「BOOK」データベースより)
対訳文庫本でわずが二百頁にも満たない『アイヌ神謡集』は、さまざまな方向へ私たちの思考を誘ってくれる稀有な本である。
形式としては、アイヌ(知里幸恵)と和人研究者(金田一京助)の類稀な協働(コラボレーション)が可能にした仕事にも見える。
だが、幸恵の「序」と金田一の跋文を読み比べるだけでも、両者の位置の差異と、そのことについての金田一側の無自覚さは歴然としている。自らの経験に照らしても、この落差が孕む問題性を自覚する私は、この先に待ち受ける課題に肉薄したいと思うばかりである。
(太田昌国 http://www.jca.apc.org/gendai/20-21/2007/yukie.html より)
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登録日:2008年 06月 07日 14:25:27
奪われまい未来
【6月6日 AFP】南アフリカのクルーガー国立公園(Kruger National Park)で、約30頭のワニが死んでいるのが見つかり、原因が川の汚染と関連があるかを探る調査が開始された。
≫続きを読む…
(c)AFP
いま、出来ることを、ただちに一人ひとりが行動し始めることが子孫の命を守ることになる。
気になる本
「奪われし未来」シーアコルボーン、ジョン・ピーターソンマイヤーズ、ダイ アンダマノスキ著
長尾力、堀千恵子 翻訳
内容Amazon.co.jpより
環境ホルモンの存在を世に知らしめたベストセラーの増補改訂版である。日本での初版刊行は1997年9月だが、その影響はあまりにも大きく、環境ホルモンをめぐる状況は一変してしまった。それをフォローするために、原著者による「『奪われし未来』以後の世界」「未来を奪われないために」「おわりに」の3章と、環境ホルモン学会副会長の井口泰泉による日本の現状についての解説が加えられている。
著者のひとりであるコルボーンが、野生生物や人の異常に関する論文を読みあさっていくうちに、生物のホルモンを撹乱する汚染物質にたどりつくという初版の内容はそのままである。いまも進行中の科学ミステリーという体裁で、科学書にありがちな読みにくさはない。ごく微量の合成化学物質が、孵化しないワニやカモメの卵、アザラシやイルカの大量死、ヒトの精子数の減少など、人類を含めた生物全体の生殖機能を脅かしているという事実には、いつ読んでも慄然とさせられる。
本書が危機感を呼び起こしたおかげで、環境ホルモンの研究は飛躍的に進んでいるという。新たに加わった章では、初版刊行時から現在までに明らかになった新事実が紹介されている。それでも環境ホルモンが人類の未来に影を投げかけていることに変わりはない。初版では最終章だった「無視界飛行」の「何より大切なのは、地球に住む一人ひとりがこの問題を真剣に考え、論じはじめることだ」という言葉は、残念ながらまだ古びていないのだ。(齊藤総海)
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登録日:2008年 06月 06日 14:30:13
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