奪われまい未来
【6月6日 AFP】南アフリカのクルーガー国立公園(Kruger National Park)で、約30頭のワニが死んでいるのが見つかり、原因が川の汚染と関連があるかを探る調査が開始された。
≫続きを読む…
(c)AFP
いま、出来ることを、ただちに一人ひとりが行動し始めることが子孫の命を守ることになる。
気になる本
「奪われし未来」シーアコルボーン、ジョン・ピーターソンマイヤーズ、ダイ アンダマノスキ著
長尾力、堀千恵子 翻訳
内容Amazon.co.jpより
環境ホルモンの存在を世に知らしめたベストセラーの増補改訂版である。日本での初版刊行は1997年9月だが、その影響はあまりにも大きく、環境ホルモンをめぐる状況は一変してしまった。それをフォローするために、原著者による「『奪われし未来』以後の世界」「未来を奪われないために」「おわりに」の3章と、環境ホルモン学会副会長の井口泰泉による日本の現状についての解説が加えられている。
著者のひとりであるコルボーンが、野生生物や人の異常に関する論文を読みあさっていくうちに、生物のホルモンを撹乱する汚染物質にたどりつくという初版の内容はそのままである。いまも進行中の科学ミステリーという体裁で、科学書にありがちな読みにくさはない。ごく微量の合成化学物質が、孵化しないワニやカモメの卵、アザラシやイルカの大量死、ヒトの精子数の減少など、人類を含めた生物全体の生殖機能を脅かしているという事実には、いつ読んでも慄然とさせられる。
本書が危機感を呼び起こしたおかげで、環境ホルモンの研究は飛躍的に進んでいるという。新たに加わった章では、初版刊行時から現在までに明らかになった新事実が紹介されている。それでも環境ホルモンが人類の未来に影を投げかけていることに変わりはない。初版では最終章だった「無視界飛行」の「何より大切なのは、地球に住む一人ひとりがこの問題を真剣に考え、論じはじめることだ」という言葉は、残念ながらまだ古びていないのだ。(齊藤総海)
カテゴリー[ 環境 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2008年 06月 06日 14:30:13
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- PAX
- PEACE GLOBE
- 最近のエントリー
- [01/31] ロシア・北方領土
- [01/30] フランスの経済危機
- [07/18] 脱化石燃料世界
- [06/21] 死刑廃止論
- [06/17] 地球よ 環境元年宣言
- [06/12] キリマンジャロの雪が消える
- [06/09] イラクの日常
- [06/09] 星出さん「地球は美しい。素晴らしく、はかない存在。」
- [06/07] 決議 先住民族アイヌ
- [06/06] 奪われまい未来
- 最近のコメント
- 最近のトラックバック
- お気に入りリンク
- 検索