ダルフール情勢
<ダルフール和平交渉> 国連軍派遣の第2次段階、全面的に受け入れ - スーダン
【ハルツーム/スーダン 16日 AFP】スーダン政府は、ダルフール和平推進の一環として計画されている国連(UN)軍派遣について、武装ヘリコプターの派遣を含む第2次段階をすべて受け入れることに合意した。
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(c)AFP/ISAM AL
「2003年以来、何千という村人がジャンジャウィードと呼ばれる民兵組織に殺害され、略奪に遭い、レイプされ、およそ160万人の住民が国内避難民となっている現在のダルフールの状況を、国連は世界最悪レベルの人道危機とし、警告を発しています。
スーダンでは、11月9日に休戦のための2つの協定がスーダン政府と反政府勢力との間で調印されました。一つはダルフール上空に軍用機飛行禁止空域を設定すること、もう一つは人道的状況を改善することへの合意です。しかしながら、治安回復に向けてこうした前向きな1歩を踏み出したにもかかわらず、依然として紛争は止む気配を見せず、それどころか略奪や衝突はいまだ増加しています。その結果さらに多くの国内避難民を生み出し、人々は人道支援に頼らざるを得ない状況になっています。この紛争の影響を受けた住民はすでに202万人に達し、そのうち160万人が国内避難民となって家を追われています。
いま懸念されているのは、その国内避難民に警察や武装兵士が圧力をかけ強制移動させている点です。国連のアナン事務総長は、強制移動とそれに伴う暴力行為は人権侵害であり、国際法に抵触するとして、スーダン政府に対し強制移動の停止を呼びかける声明を発表しました。
また、11月下旬には休戦協定に違反する武力攻撃が激化し、人道支援物資を避難民へ届ける道が絶たれています。人道支援のために設置された栄養補給センターのおよそ50m先に爆弾が落とされるといった事態に、支援機関は職員を退避させるなど緊張状態が続いています。11月19日、国連安全保障理事会は、隣国ケニアにおいてスーダンの問題解決に向けた異例の協議を開催し、スーダン政府と反政府勢力に和平をせまる決議を採択しました。」
(スーダン・ダルフール情報(2004.12))
「スーダン・ダルフールでは、女性と子どもをめぐる状況が悪化している。13,000人あまりの人道支援関係者の尽力によって、栄養不良や病気の発生、民間人の強制移動などがかろうじてくい止められている状況である。
人道支援団体からの大規模な資金投入により、2004年半ば以降、急性栄養不良の発生率と死亡率は全体として減少してきた。しかし緊急レベルに近い危険な状態は続いている。国連とスーダン政府が共同で今年実施した調査「ダルフールの食糧保全と栄養に関する緊急調査」では、栄養不良の人の割合が増え始めていることがわかっている。現在、人口の70%以上が食糧の不足を訴えている。また、はしかのワクチン接種など生命にかかわる対策活動が十分に行われておらず、感染の発生を予防できるレベルに達していない。地域を限定して行われた他の6つの調査では、5才未満児の5人にひとりが急性栄養不良の状態に陥っているという結果が出た。
人道支援活動関係者にとっても、危機に晒されている人びとに接触することが日増しに困難になっている。2006年5月以降、ユニセフはパートナーとして共に活動している複数のNGOから、23件の事件の報告を受けている。これらのNGOでは、治安悪化のため、ダルフール地方からのスタッフ撤退を余儀なくされている。人道支援関係者の撤退の結果、先月だけでもおよそ70万人が非常に困難な状況に置かれたままだと国連は見積もっている。
影響を受けているのはNGOだけではない。2006年7月、西部ダルフール地方にある水供給公社(ユニセフのパートナーで、すべてのコミュニティに清潔な飲料水とトイレなどの衛生施設を提供している)のスタッフ3人が、国内難民のキャンプで仕事中に殺害された。また10月には同じ会社のスタッフ9人が、人道支援関連の調査中に南部ダルフール地方で武装グループに誘拐され、そのうちの5人はいまだ行方不明のままである。「ダルフールの食糧保全と栄養に関する緊急調査」で見られた注目すべき進展のひとつが、これらのスタッフたちの熱意と献身によって、今年になって清潔な飲料水を利用できる人が大幅に増加したということであった。人道支援関係者に対する攻撃や暴力、脅迫は、ダルフール全体の人道支援活動を弱体化させ、子どもや女性の生命を危険にさらすことになる。
また、女性と子どもの権利全体がひどく侵害されている。当該地域へのアクセスが難しくなるにつれ、人道支援関係者がこのような権利の侵害を監視し、報告することが極めて難しくなってきている。ダルフールが無法地帯になっていることも、緊急に対処せねばならない。
ダルフール和平協定には、子どもの権利保護について詳細な条項が含まれていたが、今この間にも子どもたちが殺され、傷つけられ、虐待されている。最近の例を挙げてみると、一カ月ほど前、北部ダルフール地方にあるメリットという村への武装攻撃で、4人の子どもが殺害された。11月末には西部ダルフール地方のジャベル・ムーンで同じような攻撃があり、女性2人と子ども2人が死亡している。8月には南部ダルフール地方の複数の村々が襲撃され、その後ブラムでも連続的な攻撃の結果、11人の子どもの死亡が確認された。現地へのアクセスが困難なため、正確な数字は把握できないが、実際にはもっとたくさんの子どもが殺害されていると思われる。8月に発表された国連事務総長の「スーダンにおける子どもと武装紛争に関する報告書」でも、紛争当事者の両サイドの武装グループで子どもを兵士に勧誘・誘拐している事実が報告されている。
女性と女の子の誘拐や性的暴力、レイプなどは常時報告されている。たとえば11月の第2週には、南部ダルフール地方にある国内難民キャンプの近くで、2人の少女(13才と14才)がレイプされた。同じ週に6人の女性が武装した男たちに連れ去られた。脱出できたのはそのうちの一人だけである。
子どもたちに昔から安全だと考えられてきた場所(学校など)でさえ、今は危なくなっている。北部ダルフール地方では先月、学校のそばで起きた爆発により2人の子どもが負傷した。また同地方で先週、12才の生徒が街頭で武装した男に撃たれて亡くなった。やはり同じ週には、武装した民兵が女子校に押し入り、少女たちや女教師を脅して学校を占拠した。
人道支援活動は、それに関わる人に資金があり、また現地へのアクセスが可能だったからこそ続けられてきた。しかし、今の状況が長く続けば支援活動は継続できず、その結果、もっと多くの母親と子どもたちが苦境におかれ、命を落とすことになる。
国際社会、スーダン政府、そしてダルフールの紛争にかかわるすべての紛争当事者は、何百万人もの女性や子どもが不必要な苦難に直面するのを防ぐ共同責任を負っている。多くの命が失われる前に、この危機にすみやかに対処する政治的解決策を見出すことがぜひとも必要なのである」(スーダン・ダルフール情報「ダルフールの現状に関するユニセフ声明」2006.12.15)
上記いずれもユニセフWebsiteから引用。
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/sudan/index.htm
「ダルフール紛争は、スーダン西部のダルフール地方で、2006年現在も進行中の、スーダン政府に支援されたアラブ人による「ジャンジャウィード」と呼ばれる民兵と地域の非アラブ人住民との間に起きている民族紛争である。」
(Wikipedia「ダルフール紛争」より引用)
ダルフール和平合意は、2006年5月にスーダン政府と一部武装勢力(スーダン解放軍)の間でなされた。しかし、スーダン政府は和平合意後も戦闘を継続している。残りの反政府勢力もジャンジャヴィードの武装解除が保証されていないなどとして和平に同意していない。
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登録日:2007年 04月 17日 00:59:25
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- 2010年10月の自己紹介:最近外国語会話に夢中。ただ、話し相手がいないので外国人の友人を作ろうとおもっているこの頃。
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