2009は独創的チャレンジの年に
【8月25日 AFP】北京五輪から2012年ロンドン五輪への引継ぎのための式典がバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の正面広場で行われた。ロンドン五輪の公式カウントダウン開始のために多くの人たちが集まった。(c)AFP
今さっき東京MXTVで観た、脳外科医・林成之さんの話があまりにも面白かったので、
再掲になり恐縮ですが、メモがてら更新させてもらいます。
先生は、日本の競泳チームに北京前に講義に行った方なんですね。
まあもう今年これ以上面白い話には出会えないと思いますな。
なお勘違いなどあったらすいません。
先ず。人間の生まれながらの本能は、「生きたい」「仲間になりたい」「知りたい」
ということらしいです。後天的にはまだあるんですけど。
オリンピックでメダルを獲る、というのは、名誉欲とかまだいろんなものを統合する、
だからただ戦争で生き延びるのとは違うけど、逆に難しい、というわけです。
氏は、競泳の選考会を見学して、北島選手までゴール前に失速するのを見て、
あることに気がついた。
それは、人間はゴールが見えると、「(自己)完結脳」が働き、スピードを緩めるのだそうですね。空間認知脳とかも働くみたいで。
だから、一流の選手の一流の運動知能を発揮して泳いでいたのが、別人になって泳いで終幕してしまうのは、こういうことが起こるのだそうです。
先生に拠れば、失速は「限界だから」ではない、ということですね。
生徒から、「ゴールを目指して突き指でもすればいいのか」と聞かれます。
「それじゃ、キミ次のレース出られなくなっちゃうよ」とした先生の、
質問に対するアドバイスは、「仲間になりたい本能をつかえばいいのでは」というものでした。
この本能により武士は刀を自分だと思って闘うのだそうですね。
刀の仲間になる、というか。
ゴールが見えたら北島選手なら誰にも邪魔できない「Kゾーン」だと思って闘え、
という氏の提案でした。
ゴールと仲間になる、という感じなのでしょうかね。
氏は、日本の選手が「死ぬ気で闘います」と言って、何故負けて帰ってくるのか、のヒントになるお話をしたわけです。
そんな話はまだいくつかあります。
北島選手は飛び込み台に上がると人が変わって集中する、と平井コーチが言っていた、と。
すると脳的にいうと必須であるところの、
事前の作戦を考えたりした脳の働きに囚われず、目の前の敵とだけ闘える、
わけです。
ここで先生が気付いたのは、北島選手は性格が「素直」だということ。
誰とでも話を出来るタイプじゃないか、とおっしゃってました。
子供の正常な脳の発育のためにも、これは重要な要素のようです。
まあ私見ですが・・あまり考えが散漫な子とかは想像以上によくないんでしょうね、
自戒も込め。。
スポーツ選手には特に重要でしょう。
東大に受かるような人も性格が素直なのかもしれませんな。
そういわれると、
ひねくれた一流スポーツ選手、っていうのもなかなかいなさそうですよね。
又イメージトレーニング、というのも、よくないそうです。
ちょっと聞き漏らしたのですが、「現実一致脳?」とか何かが働くので、
「全く無意味」、と最初の講義で先生は真っ先にブチ上げた。
北島だったらいいんですね、多くの成功体験をイメージするのならいいので。
運動機能の面からも脳的秘策を授けた林氏。
背中についてる肩甲骨、を意識すると一番腕が強く振れるそうですよ。
肩じゃなく。
肩甲骨はぐっと前に突き出す動きをするので、野球のピッチャーは、肩甲骨を意識して投げればいい。肩甲骨は又空間認知力をつかさどっているから、
インパクトの瞬間にも肩甲骨が平衡というか並行を保っているイチロー選手は
いつも正確に打てる。
一方無重力状態で、宇宙飛行士は肩甲骨あたりを吊って寝るらしく、
よって水泳でも肩甲骨を意識して泳ぐことで、疲れにくく力強い泳ぎになりストロークの回数も減るそうです。
たぶんNHKスペシャルみてても、平井コーチの「ストロークの回数を思い切って減らせ」というのはこれを北島や中村選手に言ったのでしょうね。
まだあったけどそんな内容で面白かったです、長くなりました。
ちなみに氏の専門の脳低温療法というのは、体内を循環する血液の温度を下げることで、脳梗塞などの病気の際の脳の温度を下げ、
今まで一見して死んでいると思われていた脳細胞を働かせられるように出来るようになった、というノーベル賞ものの治療法。
一方で赤血球の中の免疫を上げる役割をする遺伝子の働きがアメリカ人によって発見されて、
そんな数値をみていくことで科学的に体温を上げ下げしながら、
低温の際の免疫不全で感染症で死ぬリスクを上手にコントロールしつつ治療出来るようにこれは発展を遂げたそうであります。
熊が冬眠の時、寝たり起きたりするのもこの仕組みだそうです。いのちの神秘!
きっと万難を排しての独創的なチャレンジこそが、本当のチャレンジなのでしょう。
では皆さん、よいお年をお迎え下さい。
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登録日:2008年 12月 28日 16:07:17
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