外を見るねこを外から見る

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■たとえば、夜、ぶらぶらと外を歩いているとする。

 ただそれだけのことだとしても、そのときぼくの目や耳や鼻や皮膚は、そのとき見えた空や、星や、月や、雲や、よその家のベランダに干されたままのトレーナーの柄や、その奥の窓を横切る人のかげや、どこかから聞こえてくる車の音や、何かがどこかで小さくなった「カツン」という物音や、空気のにおいにや、空気の冷たさや熱さに反応していて、そしてその都度、反応することで生まれる、「考え」や「思い」というにはまだ早い、「それ以前のものら」が去来していて、と同時に、道の先のコンビニでは、店員が退屈そうにあくびをしていて、店には立ち読みをしている人がいて、明日の朝飯を選んでいる人がいて、遠くの高速道路を走る車の全部に運転手がいて、目にうつる全部の家のほとんどには人がいて、そこで人はテレビを見てたり、ぼんやりしてたり、電話をしてたり、何かを書いたり、小便をしたりしていて、そしてその全部の人の頭にも、その都度その都度、「それ以前のものら」が去来していて、見えてないドブの下には、ねずみがいて、虫がいて、どこかにきっと猫がいて、犬がいて、木の上のどこかにはカラスがいて、雀が寝ていて、それらの全部を乗せて、地球は回りつつ、太陽のまわりを回っている。時速にすると、ものすごいスピードで。

■全部が英語で、字幕もないので、まったく意味はわからないのだけど、デビッド・リンチのサイトで放送されている「普通の人のインタビューシリーズ」がとてもおもしろい。

■「その坂の上で待ってて」といわれたので、そこへ行くと、そこは山の中の洞穴の前で、どろどろの外人が、つまらなさそうにたき火をいじりながらぼくを睨むから「寒いね」というと「ノーっ!」と叫ぶ。小便がしたくなったから、茂みで、小便をしようとするのだけど、外人はまだ睨んでいるし、だからなかなか出ないし、だけどしたいし、困ったぞと、何とかしぼり出そうと思案している最中に「あっ」と思って目が覚めた。

■来年の春に考えている、何人かの人を集っての、ワークショップを経ての「作品」のイメージは、どうも上に書き連ねた、とこらへんにあって、て、まあ、「とこらへん」といわれても、「どこらへん?」な話なのだけれど。

■亀田と内藤、おもしろかったけど、この国には、もっともっと騒がれていい、ものすごいレベルのボクサーがいる。WBC世界バンタム級チャンピオン長谷川穂積。現在世界最高峰といわれているボクサーが、フィリピンのマニー・パッキャオで、同格とまではいえないけれど、肉薄するのが、この長谷川。

■男の人が、ゆっくりふらふらと、少し歩いては振り向き、たたずんでたりするから、おかしな人かと思ったら、猫を散歩させていた。リードも何もつけずに、2匹。はじめて見た。

■何と、鉄のウロコを持つ貝がいるそう。ウロコフネタマガイ(http://ja.wikipedia.org/wiki/ウロコフネタマガイ)

■で、え。もう12月?

コメント[10], トラックバック[0]
登録日:2009年 12月 02日 03:09:17

コメント

>それらの全部を乗せて、地球は回りつつ、太陽のまわりを回っている。時速にすると、ものすごいスピードで。

、、、、で、その太陽系は銀河系宇宙の周りを秒速220キロくらいで2億7500万年に一回まわっていて、尚且つその銀河系自体がアンドロメダ星雲との中間あたりの何も無い中心を基点にたぶん十数億年に一回まわっているわけで、あー、地球が誕生してからまだ20回転ほどしか銀河系の周りを回ってない、っていうのが多いのか少ないのか、でもとにかく、そうして何もかもがぐるぐるぐるぐる回っている。でも回り続けなくちゃいけない。回転が止まると万有引力が働き全てが一カ所に集まって爆死するからだ。ボクの頭の中も脳腫瘍手術の後遺症でぐるぐるぐるよく回る(めまい)。それでいい、このめまいが止まったらきっと死んでしまう。

がぶん@@ @ 2009年 12月 02日 14:26:09

>太陽系は銀河系宇宙の周りを秒速220キロくらいで2億7500万年に一回まわっていて、尚且つその銀河系自体がアンドロメダ星雲との中間あたりの何も無い中心を基点にたぶん十数億年に一回まわっている

 へーー。すげーーー。

山下 @ 2009年 12月 02日 15:11:45

保板には書きにくいんでこっちに書くけど(笑)。
みんな大丈夫だろうか?
小説の書き方みたいなものをひとに教わりたいっていう精神は、
「友達の作り方」とか「女の子に好かれる法」とか、そういう本を買ってしまう精神によく似てる。で、およそ上手くいった試しがないんだなこれが。

がぶん@@ @ 2009年 12月 04日 02:32:16

 ちなみにこちらの人に説明すると。昨日、多摩美で、誰でも聞きに行ける保坂和志さんの講義があったのです。で、ぼくも行ってたのです。

 で、ええと

 書き方というならそうですね。確かに、そういうノリで聞きに来ていた人も、たぶん、いた。だけど、結局、保坂さんの場合、書き方の話なんかに絶対にならない。ていうか、なるわけがない(笑)。ぼくが昨日のでいちばんおぼえているのは「結局なんだかんだゆっても、キング・オブ・ロックは、ヤザワでもキヨシローでもなく、内田裕也でしょ。あの人、ヒット曲ひとつもないのに大物なんだもん、すごいよね。ああいう風にならなきゃ」でしたし。

 ていうか、まあ、もちろん、もっといろいろ話してたけど。

 あ、おもしろかったのは、大学生、それも美大の人たちを前にして「10代20代の考えているオリジナリティーなんて、たかがしれてる。ていうか、ない」でした。

山下 @ 2009年 12月 04日 02:46:46

そんなこったろー(笑)。
つまり保坂も分ってるんだな、そんな風にして教えられるもんじゃないってことを。だから、なかなかつかまらないウナギのように(笑)、まったく違う話になるんだけど実はそれが保坂流書き方の教えってことになっていて、うっかりしてるやつはそこから何も得ることはできないってことになる。さー、うまく保坂をつかまえろ。

がぶん@@ @ 2009年 12月 04日 03:42:05

 金曜の午後からものすごい偏頭痛に襲われて(たぶん低気圧)、ものすごくこわかった。偏頭痛のひどいのが来ると、痛みがひいた後も、ぼんやりして、何も出来なくなる。

 あー痛かったーこわかったー。

 

山下 @ 2009年 12月 06日 03:36:29

 地球も太陽も、もの凄い速さで周っているけど人は一日を24時間と定めたから、過ぎている時間は人間の頭の中では同じなんだよな~と、ふっと思いました。
 
 同じ服を着るとしても、洗濯済みだったり、ボタン取れてたり、歯磨き粉のしみがついてた事に電車で気づいて妙にあせったり・・。

 時間が経つのは早すぎると思うけど、もう12月?と思える山下さんは幸せなんだろうなと思います。仕事だけ生活の中心で、やっと今月もこなしたーと思う人もいたり、毎日同じ事を効率良くこなす事に夢中な人もいたり。

 過ぎていく時間は同じでも、毎日のちいさーい違いを感じて生きてる人でいたいなと思いました。 僕もめまいが止まるのは怖いです。なんだか、ぐるぐる頭が動いてないと心がここまででいい、いい・・の繰り返しで死んじゃいそうで。

ゲバラTシャツ着てた ♂ @ 2009年 12月 06日 19:30:17

>過ぎている時間は人間の頭の中では同じなんだよな~
>過ぎていく時間は同じでも、

言い方が微妙だけど、客観的にみて、みんな同じように時間が過ぎている、と言っているのだとしたらそれは違う。
個人的な体験としての時間経過を考えればみんな同じ速度だけど、それはそれぞれの人にとっての固有時であって、客観的な時間経過ではないの。
例えば、海抜ゼロメートルで暮らしている人と、海抜3000メートルで暮らしている人を比べれば、重力が強い海抜ゼロメートルで暮らしている人の方が時間経過が遅くなる、、、ひとことで言えば長生きする、、でもそれは比べたからで、比べなければ個人的な時間経過は同じなので長生きするわけではない、、ってこと。
加速系にいる人(ロケットとか)と地上で止まっているを比べてももちろん同じ事情で相対的な時間の経過速度は変って来るわけで、、、、これ以上はアインシュタインの一般相対性理論をお勉強しましょー(笑)。

がぶん@@ @ 2009年 12月 06日 22:18:06

>もう12月?と思える山下さんは幸せなんだろうなと思います。

 そうなの?

 ていうかまあ、「幸せ」とか「不幸せ」とか、そういう価値観にまったく興味がないので、どっちだっていいのだけど。とか書くと、そういえるのはやっぱり幸せなんですよ、っていわれるのか。

山下 @ 2009年 12月 07日 03:10:18

うっそ、もう12月?
8月くらいかと思ってた。

がぶん@@ @ 2009年 12月 07日 13:20:16

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